卯年（うさぎどし）は十二支中4番目の干支で、昭和から今に至るまでの卯年は西暦でいうと1927年、1939年、1951年、1963年、1975年、1987年、1999年、2011年、2023年に当たります。
卯年は新しいことが始まる年、飛躍の年と言われ、「卯年は跳ねる」という相場の格言もあるほどです。
そんな卯年生まれの人はまさにうさぎのごとく多くの人に愛され、かわいがられるキャラクターを持っています。その性質を活かし、どんなところでも成功していくことができます。
恋愛は受け身で、リードしてくれる人を好む傾向があります。
今回はそんな「卯年」の由来や卯年に起こった出来事、また卯年の人の性格や恋愛・仕事・金運、さらには相性について、詳しくお伝えしていきます！
目次
卯年の歴史と由来は？
卯年（うさぎどし）の由来は、私たちに親しみ深い、あのかわいい兎（うさぎ）です。
童話の「うさぎとかめ」でも、うさぎは足の速い動物として知られていますが、十二支を決める時の神様のレースでも、明け方にスタートした動物の中では虎に次いで到着しており、夜中から出発した牛と、その背に隠れていたネズミを合わせ、トータルでは4番目となりました。
また、うさぎは妊娠期間が短い多産動物であること、そしてやわらかく温厚なイメージであることから、昔から、家内安全や子孫繁栄、安産を象徴する動物とされてきました。
また、うさぎの特徴ともいえる、ぴょんぴょん跳ねる動きから、物事や景気が上向く、向上の象徴とも言われています。
さらに卯年の「卯」の字は草木が茂るさまを表しており、そこから新しいことを始めるのに良い年になるとも言われます。
卯年はどんな年になる？
卯年は、うさぎがぴょんぴょんと跳ねる様子から、それまでの努力が実を結び、物事がどんどん上昇していく、発展の年になると言われています。
特に株式市場においては、「卯は跳ねる」と言われ、相場の調子が良くなると言われます。そのため、卯年は個人というよりも、世の中の経済的な発展が見込める年と言ってもよいでしょう。
また、卯という漢字が表す、草が生い茂るという意味から、新しいことを始めるのに良い年だともされています。今までの努力が実を結び、上昇していく運気を持っているとされる卯年ですが、卯の漢字の持つ意味を鑑みれば、卯年に始めたことは発展の運気と相まってうなぎのぼりに良い方向にいってくれそうですね。
何かをやりたいと思って、タイミングを待ちながらずっと温めている、ということがある場合には、卯年にスタートするとよさそうです。
卯年（うさぎどし）の生まれ年
これまでの卯年（うさぎどし）の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
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1871年（明治12年） 1891年（明治24年） 1903年（明治36年） 1915年（大正4年） 1927年（昭和2年） 1939年（昭和14年） 1951年（昭和26年） 1963年（昭和38年） 1975年（昭和50年） 1987年（昭和62年） 1999年（平成11年） 2011年（平成23年） 2023年（令和5年） 2035年（令和17年） 2047年（令和29年） |
これまでに卯年（うさぎどし）にはどんなことが起きた？
物事が大きく発展していく年、新しいことが始まる年と言われる卯年ですが、実際にはどのようなことがあったか振り返ってみましょう。
1927年には日本初の地下鉄が開業しました。今はもう生活に欠かせないものとなっていますね。そして同年には、日本初のファッションショーも開催されています。
1951年には年越しには欠かせない紅白歌合戦が開始されています。
1963年には日本初の本格的な30分連続TVアニメであり、初のロボットアニメとなった『鉄腕アトム』の放映が開始されています。今では当たり前の30分アニメはここがスタートだったんですね。
1975年は、実は初のコミケが開催されています。その頃よりもさらに盛んになっているのは、卯年に開始されたからでしょうか。
1987年は国鉄民営化がなされ、JRが誕生しました。今もいろんなシリーズが出ているシール付きウエハース「ビックリマン」が大人気になったのもこの年です。
1999年には、今は懐かしいものとなりましたが、当時は画期的だった、「iモード」がNTTドコモから開始されました。
2011年には九州新幹線鹿児島ルートが全線開業となりました。また、テレビ放送がアナログからデジタルへ移行した年でもあります。
2023年にはTwitterがXに生まれ変わった年です。さらには株が33年ぶりに3万3,000円超となり、まさに「卯年は跳ねる」を体現した形になりました。
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卯年（うさぎどし）の基本性格と特徴
卯年の人は、素直でいつも笑顔を絶やさない生粋の愛され体質です。
それは多くの人が「うさぎってかわいい！」と思うことからもわかります。しかし芯は強い努力家でもあるため、その愛嬌と性格から年上から目をかけてもらいやすいところがあります。
また、できれば他人との揉め事は避けたいと思っており、みんな仲良くをモットーにする平和主義者です。人の話にじっくり耳を傾け、その場を和やかに保つことに終始する癒し系でもあります。
ただし、その穏やかな状態を守るために自分は我慢してしまうことも少なくありません。それでも実は自分が大好きで、自分を一番大切に思っているため、誰かの犠牲になってつぶれてしまうことはそうそうなく、「これは無理だ」と思ったらいち早く察知して早々に逃げ出したりもします。引き際の見極めはお見事です。
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卯年（うさぎどし）の恋愛傾向
卯年は相手の押しに負けて恋愛が始まることが多くあります。あまり自分から積極的に動かず、受け身でいることが多いのですが、愛され体質のため、相手には事欠きません。
どんな形で恋愛が始まったとしても、相手に一途に尽くします。そして好きになると、その人しか見えなくなってしまう一面も持っています。それでも積極的なアプローチは苦手で、その気持ちを表現しないので、相手からはその愛情深さが見えないこともしばしば起こります。
ただ、平和主義者であるがゆえに、言いたいこともぐっと我慢してしまい、苦しい状態のまま恋愛を続けることも少なくありません。
理想の恋愛は、いつも穏やかで波風の経たない関係性でいられることです。刺激よりも平和を望むので、周囲から見ていてもなんとなくほっこりするカップルになりやすいです。
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卯年（うさぎどし）男性の特徴は？
卯年生まれの男性は、穏やかで癒しオーラをたたえた物静かな印象を周囲に与えます。
しかしその芯はとても強く、どんなに大変なことでも投げ出さず、最後までやり遂げていきます。それが周囲の信頼を勝ち取り、引き立てを受けて昇進していくことも多いでしょう。
消極的で動かない人のように見えても、自分のやりたいことはどんどん進めているタイプです。少し人見知りなので、心を開くまでに時間がかかるところがあります。
恋愛においては受け身なので、元気で明るく積極的な女性を好みます。引っ張りまわされるくらいが良いと思っています。また、あっさりしたところがあるので、好きだと思っても相手に脈がなければ早々に諦め、さっと引きます。
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卯年（うさぎどし）女性の特徴は？
卯年生まれの女性はうさぎのぬいぐるみのように、思わず抱きしめたくなる、守ってあげたくなるようなオーラを放っています。
無邪気な子どもを思わせる愛らしい笑顔に、男女問わずノックアウトされる人は多いでしょう。「この人だけは大切にしなければ」と周囲に思わせ、常にナイト役がそばについていたり、「そこに座っているだけでいいよ」とマスコットのように扱われたりすることもあります。
恋愛は、相手から来てくれるのを一生懸命待つタイプです。積極的に声をかけることはあまりなく、自分の気持ちに気づいて近づいてくれるまで、一生懸命に視線を送ります。そのため押しが強く、いつでもぐいぐいリードしてくれる積極的な男性を好きになりやすいです。
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卯年（うさぎどし）の人に備わる仕事運や適職は？
卯年生まれの人の仕事運は持ち前の愛され体質を活かしていけば総じて好調です。
誰からも愛される素直さと愛嬌、そして芯が強くコツコツ努力できる性質をもってすればどんなところでもうまくやっていくことができます。周りを味方につけて人脈を広げ、仕事を次々に成功させていきます。
その人脈を活かして若くして起業、成功する人も多く、好きを仕事にすることで活き活き働けるのが卯年の特徴です。
そんな卯年生まれの適職は、人とのコミュニケーション能力がものをいう接客業です。会社に雇われるのもよしですが、自分でお店を開いてオーナーとしてやっていってもよいでしょう。また、慕われる性格を活かした教師などの指導役としても成功します。
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卯年（うさぎどし）生まれの金運は？
卯年生まれの人の金運は、常に凪の状態です。
困ることもなければ、大喜びすることもない、平和主義の卯年にぴったりの運気と言えます。
一攫千金を夢見ることもなく、小さなお金も大切にしていきます。物持ちもよく、堅実で無駄遣いもしないので、気づいたらじんわりお金がたまっていた、ということが多いです。
そんな卯年生まれが財を増やす方法は、収入源をコロコロ変えないことです。
好きを仕事にしたいタイプの卯年は、飽きるとほかのことに目が向きます。稼げている仕事でも簡単に手放してしまうので、収入が不安定になることがあります。変えたくなっても少しだけ我慢して、もう少し頑張ろうと続けていくことが、最終的に財を増やすことにつながります。
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卯年（うさぎどし）の人と相性の良い十二支は？
卯年と相性が良い十二支は未年、戌年、亥年の3つです。以下に解説していきましょう。
卯年と未年の相性
揉め事を嫌う平和主義な卯年と、同じく「みんな仲良く」を大切にする未年は、価値観が近く、意気投合しやすい関係です。
どちらも慎重派なので無理に距離を詰めることもなく、ほどよい距離感を保つことができます。また、どちらも物腰も性質も穏やかなので、卯年が求めている、穏やかで波風も揉め事もなく、安心していられる状態を手にできる良い相性と言えます。
似ている部分が多いことから、黙っていても自然とわかり合えます。
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卯年と戌年の相性
どちらかというと受け身でいたい卯年と、人のお世話を焼くのが好きな戌年は、お互いの求めるものがマッチしやすい関係性です。
心を開くまでに時間がかかる、やや人見知りな卯年も、積極的かつ誠実さのある戌年には自然と心を開くことができ、戌年のお世話を素直に受け入れます。
戌年は何かと卯年を気にかけてサポートしてくれるので、卯年も安心感を抱きます。
一緒にいてくれることが心強いと感じられ、自然と恋愛関係に進むことが多いでしょう。
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卯年と亥年の相性
粘り強くコツコツ結果を出していく卯年と、勢いよく進んでいく亥年は、お互いを尊敬し合える関係です。
一見正反対に見えますが、目標に向かって一直線な部分は変わらないため、不思議とわかり合うことができます。
卯年は亥年の勢いを、亥年は卯年の粘り強さを純粋に尊敬することができます。
また、どちらも他人に対してほどよい距離を保ちたいところがあるので、その適度な距離感のおかげで一緒にいても居心地が良いと感じられます。
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卯年（うさぎどし）の人と相性が良くない十二支は？
卯年と相性が良くない十二支は子年、午年、酉年の3つです。以下に解説していきましょう。
卯年と子年の相性
平和主義で他人との関係を大切にする卯年と、時には人を蹴落とすこともいとわない子年は、その違いが目について不愉快になりがちです。
どちらかというと横並びで平和を保ちたい卯年にとって、野心家で何かと抜きんでようとする子年は平和を乱す存在です。
子年にとっても、卯年は小うるさい存在として目の上のたんこぶになりがちです。
最初は意気投合したとしても、お互いを理解してくるとだんだんとイライラが募るようになります。
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卯年と午年の相性
時に自分の気持ちをぐっと抑える卯年と、言いたいことをバンバン言ってしまう午年は、お互いに会わないと感じやすい関係です。
卯年は自分ばかり我慢しているようで嫌な気持ちになりますし、午年にしたら勝手に我慢して大爆発する卯年に対して不信感が募ります。
それぞれに飽きっぽいところがあるため、仲良くしようとしてもほかに目が向いてしまうことが多くなります。
距離が近い、親密なお付き合いは避けた方がよいでしょう。
＼気になる人との相性は？／
卯年と酉年の相性
自分が我慢して場を穏便に済ませたい卯年と、自分の主張を譲りたくない酉年は、協力して何かをやり遂げるのが難しい関係です。
卯年も酉年も芸術的な感性が鋭く、才能にあふれているので話も合うはずなのですが、その性格の違いから対等な関係でお付き合いしていくことができません。
酉年が卯年の面倒を見ているつもりで上から押さえつける形になり、卯年が我慢の限界を迎えると関係はあっという間に決裂し、険悪になっていきます。
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まとめ
ここまで卯年について、様々な観点から解説してきました。
卯年は「新しいことが始まる年」、「飛躍の年」になるとされ、個人個人に影響を与えるだけでなく、世界にも大きな影響を与えます。また、飛躍の年と言われる分、卯年に始めたものは大きく飛躍していくので、起業やスタートを卯年に合わせるのも良いかもしれません。さらに卯年生まれの人は非常に愛らしい性質を持つので、多くの人から好かれる傾向にあります。
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