巳年(へびどし)生まれの性格は?干支の意味や特徴、相性を解説

巳年(へびどし)は、十二支でいうと6番目、1917年(大正6年)、1929年(昭和4年)、1941年(昭和16年)、1953年(昭和28年)、1965年(昭和40年)、1977年(昭和52年)、1989年(昭和64年・平成元年)、2001年(平成13年)、2013年(平成25年)生まれを指します。
巳、つまり蛇は日本の昔話ではヤマタノオロチに代表されるように怖い印象がありますが、世界のさまざまな国で、蛇は神のお使いとして大切にされています。
執着心が強いとも言われますが、それが良い方に働くととても義理堅いとも言えます。
ここではそんな巳年(へびどし)生まれの人の性格や巳年という干支の特徴、意味、そして相性など、知りたかった内容を丁寧にお伝えしていきましょう。

巳年の歴史と由来は?

巳年(へびどし)の巳とは蛇のことを表しています。
蛇はにょろにょろと動くその姿や、自分より大きな動物でも襲う印象から怖いと思われていたり、蛇を扱った昔話などから不吉なイメージを抱く人も少なくありません。
しかし、世界中のさまざまな国では蛇は龍と並んで神の使いとされ、重宝されることの方が多くあります。
また、脱皮をして大きくなっていくことが復活と再生を連想させるため、不老長寿や強い生命力の願いを持つ人は、縁起物として蛇を大切にしてきました。
さらに、蛇は執念深いと言われますが、それは自分が受けた恩に関しても発揮されます。
そのため、受けた恩は絶対に忘れない、義理堅い性質であると言い換えることもできます。
このように、蛇のイメージは表裏一体です。
そのためか、蛇を祭った神社も多く、蛇の姿をした弁財天のような神様さえ存在しています。

巳年はどんな年になる?

巳年(へびどし)は、蛇の復活と再生のイメージにふさわしく、新しいことが始まったり、巳年の巳(み)を実(み)になぞらえて、何かが結実したりする年になるとも言われます。
巳年(へびどし)の前年となる辰年(たつどし)は、龍が動く時には風が吹いたり、時に大雨や雷などが巻き起こると言われる通り、思いもかけないような大きな変容が起こる年になると言われます。
よくも悪くも大きく揺さぶられる辰年(たつどし)を経て巳年(へびどし)に至り、ここから新たなことを始める人もあれば、変化の年を耐え抜いたその結果が結実する人もある、それが巳年(へびどし)と言えます。
辰年(たつどし)をどのように駆け抜けてきたかで変わると言えるでしょう。

巳年(へびどし)の西暦は?

巳年の生まれ年は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきます。

 

1881年(明治14年)
1893年(明治26年)
1905年(明治38年)
1917年(大正6年)
1929年(昭和4年)
1941年(昭和16年)
1953年(昭和28年)
1965年(昭和40年)
1977年(昭和52年)
1989年(昭和64年/平成元年)
2001年(平成13年)
2013年(平成25年)
2025年(令和7年)
2037年(令和19年)

これまでに巳年(へびどし)ではどんなことが起きた?

巳年(へびどし)は、復活と再生のイメージどおりに新しいことが始まったり、努力が結実するようなことが多く見られます。
例えば歴史で学んだ大化の改新は645年、巳年です。
この時は新政権が樹立され、まさに新しいことが始まりました。
1953年の巳年には、イギリスでエリザベス2世女王が即位し、戴冠式が行われました。
1965年の巳年は、日本で高度成長が始まったいざなぎ景気と呼ばれる成長期が始まった年となりました。
さらには、長く別々であった東西ドイツが統一されるきっかけになったベルリンの壁崩壊も、昭和天皇の崩御によって昭和が幕を閉じ、平成を迎えたのも1989年、巳年の出来事でした。
日本で、そして世界で新たな時代が、このように巳年(へびどし)に始まっています。
実を結ぶといえば、ノーベル賞受賞は外すことができませんね。
くりこみ理論を発案して、量子力学の大問題を解決したと言われる朝永振一郎さんがノーベル物理学賞を受賞したのも巳年である1965年でした。
2001年の巳年には、野依良治さんが「キラル触媒による不斉反応の研究」が評価され、ノーベル化学賞を受賞しています。
また、こちらも努力が実を結んだ形ですが、1977年の巳年には、王貞治選手が通算756号目の本塁打を放ち、世界新記録を樹立しました。
また、今ではすっかりおなじみとなったパソコンですが、これも1977年に世界初のパソコンがアメリカはシカゴにてお披露目されていますし、同年、あのAppleが法人化しています。
今度の巳年(へびどし)には何が起こるのかワクワクしてきますね。

巳年(へびどし)の基本性格と特徴は?

巳年(へびどし)の人の性格は、まず動物の蛇の印象通りの部分からお話しすると、「粘り強く、秘密主義である」ということです。
蛇は執念深いと言いますが、それは言い換えれば結果を出すまでどこまでも粘り強く、根気よく何かを続けられるということになります。
また、普段は隠れていることが多く、音も立てずに行動するのが得意なことから、秘密主義というのも納得ですよね。
それ以外に、巳年(へびどし)は頭の回転が非常に早く、常に冷静で、客観的な判断を得意としています。
常に落ち着いて状況を判断でき、また秘密主義ゆえに感情もあまり表に出さないため、冷めた人と見られることもあります。
しかしその実、内側は非常に情熱的でプライドが高い一面も。
嫌なことを言われたり、バカにされたしたことはいつまでも忘れず、いつか見返してやると静かに燃え上がります。
そこに粘り強さが加わるからこそ、できれば敵に回したくないタイプと言えます。

巳年(へびどし)の恋愛をする?

巳年(へびどし)の人の恋愛は、好きになったら命がけです。
秘密主義ゆえに、なかなか他人に心を開かず、恋愛に発展するには時間がかかるところがありますが、一度心を許し、好きになってしまえば思いがけず情熱的な面を発揮し、一途にその人を愛し、絆を深めていこうとします。
特に心のつながりを重視するので、得意のコミュニケーション能力を活かしてたくさん話をしながら相手が何を考えているかを察知し、できるだけ喜ばせようと努力してくれます。

巳年(へびどし)男性の性質と恋愛傾向は?

巳年(へびどし)の男性は寡黙でいつもクールなため、何を考えているのかわからないと思われがちです。
しかし、一度話をするとそのコミュニケーション能力の高さから、「意外といい人」となることが多いです。
プライドが高く負けず嫌いなので、自分よりも優れていると思う相手がいれば「絶対に追い越してやる」とやる気を出します。
嫉妬をパワーに変換できるのがいいところです。
意外なほどロマンチストで、ふとした瞬間に異性の心をぐっと掴んでしまう一言を発しますが、面と向かって気持ちを伝えるのは苦手、どちらかというとツンデレタイプです。

巳年(へびどし)女性の性質と恋愛傾向は?

巳年(へびどし)の女性は美意識が高く、優雅で色っぽいのが印象的です。
あまり多くを語らず、静かにほほ笑んでいる姿はミステリアスで、好奇心を刺激します。
クールだけれど、内に秘めた情熱を表す目元が特徴で、その目に見つめられて落ちない異性はいないかもしれません。
しかし、常に冷静でプライドが高いため、恋愛相手はもちろん、友人などもしっかり人間性と将来性を鑑みて選んでおり、1人の人と長く交流を深めます。
自分に従順で、愛を受け入れてくれる相手はとことん甘やかし、尽くすので相手をダメにしてしまうこともあります。

巳年(へびどし)の人に備わる仕事運や適職は?

巳年(へびどし)の人は粘り強く、一途です。
そして結果を出すまで物事を深く追求できる力もあるため、研究職やその道の匠と呼ばれるような状態に上り詰めることが多いでしょう。
また、「勝ち」にこだわるため、仕事においても与えられたことに全力を尽くし、ほかの人が思いつかないようなところまでリサーチしたり、学んだりして驚くような結果をたたきだすこともあります。
勉強熱心、研究熱心さが功を奏して昇進したり、重要な役割に抜擢されるパターンが多く、常に冷静な判断力と相まってとても頼りになる存在です。
他人の足を引っ張ることなく、嫉妬も向上心につなげられるので、巳年(へびどし)の人がいると周囲の人もやる気が刺激され、職場が活気づきます。

巳年(へびどし)の人にはどんな金運が備わってる?

巳年(へびどし)の金運は、弁財天のお使いともいわれるだけあって、十二支のうちでもトップクラスです。
基本的に経済面での破綻とは無縁でしょう。
持って生まれた財運の高さに加え、コツコツ粘り強い性質からお金をためて将来に向けた財産を作りあげるのが得意です。
目標を立て、それに向かって堅実にためていくため、マイホームを一括購入するような人も登場します。
美意識が高く、良い物をそろえたい気持ちが強いために、高級品を選んで購入することもありますが、それはしっかり「長く愛用できる」ことを見すえた場合のみ。
最終的に1つのものを長い間大切にすることができるため、快適で無駄のないライフスタイルを実現していけるでしょう。

巳年と相性の良い干支は?

巳年(へびどし)と相性の良い干支は丑年、申年、酉年の3つです。
似ている部分、異なる部分をうまく活かしてお付き合いするとお互いに良い影響が得られます。

巳年と丑年の相性

粘り強い努力家、そして現実を冷静に見ることができるという点が共通している巳年と丑年は、自然とわかり合える関係性です。
また、どちらも穏やかに相手を想い合うことができる点で好相性でもあります。
同じゴールを見すえて二人三脚で進んでいけば、どんなライバルがいたとしても最終的には勝利を勝ち取ることができる2人です。

巳年と申年の相性
1つのものを長く大事にし、突き詰めたい巳年と、新しいものにすぐ飛びつきたい申年はまさに正反対ですが、お互いの違いを認め合うことができればそれぞれの足りない部分を補い合うことができます。
また、お互いの視点が異なるため、一緒にいると視野が広がり、それぞれが向上していくことができるパートナー関係にもなれます。

巳年と酉年の相性

瞬発力はあるけれど継続が苦手な酉年と、開始は遅くても一度手をつけたらひたすら粘り強く対応できる巳年は、1つの物事を成し遂げるためになくてはならないパートナーです。
互いに静かな情熱を秘めているが似ているため、自然とわかり合うことができます。
相手に配慮が過ぎて言いたいことを言えない巳年と、思ったことをパッと口に出してしまう酉年の性質をしっかり理解し合っていれば、コミュニケーションもうまく取れるでしょう。

巳年と相性の良くない干支は?

巳年(へびどし)と相性の良くない干支は寅年、亥年、午年の3つです。
この3種はいずれも、行動面で巳年と反発してしまいがちな傾向があります。では、それぞれの組み合わせについて解説していきましょう。

巳年と寅年の相性

寅年も巳年と同様に情熱的な一面を兼ね備えており、似ている面も多いですが、巳年が静かな情熱を持ち、静かに行動していくのに対し、寅年はアグレッシブな行動力を持ち合わせています。
お互いに情熱的な一面がありながらも、その発揮の方法が異なるため、多くの場面で比べてしまいガチです。そのため、お互いに理解できない部分が多く、ストレスを感じることも多くなります。
ただし、お互いの性質の違いを理解する努力をすれば、強い味方となるでしょう。

巳年と亥年の相性

慎重派で冷静な巳年と正反対と言えるのが猪突猛進タイプの亥年です。そのため、多くの場面で亥年の行動や考えに共感をすることができず、お互いに譲歩し合うことも苦手なので、反発することも多くなります。
相性としては天敵や宿敵にもなりえますが、巳年が一歩引いて、自分との違いを見極め、受け入れることで、良い相性へと昇華することができます。

巳年と午年の相性

静かでクールな巳年に対し、派手で人付き合いが大好きな午年。午年は明るく、社交的な性質を持ちますが、秘密を守ることが苦手で、浪費家な一面もあります。そのため、巳年とは根本的にズレている部分があるので、最初は仲良くできても、次第にすれ違いが生じてきます。大きな喧嘩に発展してしまうと、その後の関係修復は難しいでしょう。巳年と午年はお互いに自分の思いを正直に伝え、何が苦手なのか、何をしてほしくないのかを正直に伝え、理解をすることが大切です。

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「巳年」(へびどし)は変化の年であるとともに、「巳」を干支に持つ人は努力家で忍耐強い一面と、屈指の強い金運が備わっていることが大きな特徴と言えます!

そして、2025年は巳年。多くの人にとって大きな変化が訪れる年になるでしょう。そのため、今からでも新しいことを始めたり、諦めかけた物事をもう少しだけ続けてみることも大切です。

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