四柱推命の解説はこちら
四柱推命とは?
四柱推命とは、約3000年前に古代中国で生まれ、人の生年月日や生まれた時間を基に、その人物の個性や運命をを推し測る占いです。現在、広く浸透している多くの東洋占術の根幹を成す占いでもあることや、的中率の高さ、歴史の長さから「占いの帝王」と呼ばれることもあります。
四柱推命では十干と十二支を組み合わせた六十干支が大きな要素となりますが、本来の六十干支はあくまでも月日を記すために用いられていたそうです。その六十干支が陰陽五行思想や天文学的な要素と結びつき、国の栄枯盛衰を占い、時を追うごとに人の運命を占うようになりました。
現在、四柱推命で占う際は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十干、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支を人の生まれた年・月・日・時間に割り当て、命式を作成することから始まります。
その後、命式に割り当てられた要素を読み解くことで、その人の本質、運勢傾向、運命を読み解いていきます。
四柱推命を無料でお試し
四柱推命と算命学の違いは何?
四柱推命(しちゅうすいめい)と算命学(さんめいがく)は似ている要素も多いですが、占う際に出生時間を考慮するかどうかが大きな違いです。
四柱推命で占う際は「生まれた年」、「生まれた月」、「生まれた日」、「生まれた時間」という4つの要素、「年柱」、「月柱」、「日柱」、「時柱」を基に命式を作成し、六十干支を当てはめ、その人の運勢や運命を読み解いていきます。
一方、算命学では「生まれた年」、「生まれた月」、「生まれた日」の3つの柱で鑑定をします。
また、四柱推命で用いる「空亡」、「通変星」、「十二運」、算命学用いる「天中殺」、「十大主星」、「十二大従星」は出し方は同じですが名称が異なります。
四柱推命と算命学の基礎にはそれぞれ「陰陽五行説」が存在しているので、共通する考え方もありますが、命式の出し方、注目するポイント、物事の捉え方など異なる部分も多いので、四柱推命と算命学は別の占いと言えます。
四柱推命の命式とは?
四柱推命の命式とは、4つの柱(年柱・月柱・日柱・時柱)によって構成されるもので、個人の生年月日と生まれた時刻から導き出されます。
例えば、1991年8月6日12時30分生まれの方の命式は 以下のようになります。
命式は、それぞれの柱に対応する干支(かんし)…つまり十干と十二支の組み合わせから構成されています。
また、四柱推命の命式では、干支だけでなく、干支の五行(木・火・土・金・水)や干支どうしの相性など、様々な要素を掛け合わせて占うこともできます。 これらの要素から、その人の生まれ持った本質や才能、仕事の適正、恋愛や結婚の転機、晩年までの人生を読み解くことができるのです。
今すぐあなたの命式を作成する
四柱推命の4つの柱の意味とは?
四柱推命で用いる4つの柱「年柱(ねんちゅう)」、「月柱(げっちゅう)」、「日柱(にっちゅう)」、「時柱(じちゅう)」はそれぞれ「生まれた年」、「生まれた月」、「生まれた日」、「生まれた時間」を意味します。
4つの柱と干支の組み合わせによって、その人の性格や本質、対人関係、今後の運勢や運命など多くのことを読み解くことができます。また、4つの柱はそれぞれ読み解く内容が異なります。例えば、年柱からはその人のルーツが分かり、月柱はその人の社会性が分かります。自分の気になることに合わせて、注目する柱を変えてみるとよいでしょう。
この年柱、月柱、日柱、時柱の4つの柱で運命を推し量ることから「四柱推命」と呼ばれます。
年柱(ねんちゅう)とは?
「年柱」とは、生まれた年をもとに決まるもので、自分のルーツや人生の全体的な傾向、周囲との関係性などを表します。一生を通しての運勢はもちろん、周りの人からどう思われているかや、今後人間関係がどのように変化していくのか、人生の転機がどのようにして訪れるのかを調べることができます。
また年柱は、生まれてから20代までの幼年期を表しており、親や目上の人との関係を読み解くこともできます。
月柱(げっちゅう)とは?
「月柱」とは、生まれた月をもとに決まるもので、持って生まれた本質や、自分の強み、仕事での活躍などを表します。また、年柱が親や目上の人ととの関係に影響をもたらすのに対し、月柱は仕事に大きな影響を与えます。自身の適職や活躍できる環境を知りたい場合は月柱に注目すると良いでしょう。
また、月柱は人生における20代後半から40代、50代の青年期を表します。この時期は人生の中でも重要な時期となるので、四柱推命で活用されることも多い柱です。
日柱(にっちゅう)とは?
日柱(にっちゅう)とは、生まれた日をもとに決まるもので、プライベートでの性質、恋愛、結婚について表すので、日柱からはその人の性格の大部分を読み解くことができます。その人の本質を表す柱でもあることから、人間関係においてはパートナーや配偶者との関係を知ることができます。
また、日柱は人生における40代から60代、80代を表します。
時柱(じちゅう)とは?
時柱(じちゅう)とは生まれた時間をもとに決まるもので、子供との関係や子孫運、仕事における部下との関係を表します。また、時柱は60代から80代以降の晩年期を表すので、主に人生全体の結果を読み解くこともできます。そのため、人生の締めくくりについてや、仕事での成果を知りたい時は時柱を見ます。
時柱は人生における締めくくりを表すことが多いので、生まれた時間が正確に分からない場合は年柱、月柱、日柱だけでも充分に占うことができます。
四柱推命の干支(かんし)とは?
四柱推命の命式で用いられる干支(かんし)とは十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせの事を指し、組み合わせは合計で60種類あることから「六十干支(ろくじゅっかんし)」とも呼ばれます。
命式内で配置される時、十干は「天干(てんかん)」と呼ばれ、干支は「地支(ちし)」と呼ばれます。四柱推命では4つの柱に配置された天干と地支の関係や組み合わせから、五行のエネルギーやその人の運命や相性を紐解いていきます。
四柱推命の十干とは?
四柱推命の十干(じっかん)とは、10日間を一区切りにしてそれぞれに名前をつけたものであり、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸という10個の要素に分かれています。
四柱推命の命式では地支(十二支)の上に十干が来るので、天干(てんかん)とも呼ばれます。
十干は木・火・土・金・水の五行に対し、陰と陽の2種類の要素を加えて、10種類となっています。また、十干は五行の順番に対応するようになっており、木の陽「甲」、木の陰「乙」、火の陽「丙」、火の陰「丁」…という順番になります。
また、陰陽を兄(え)・弟(と)と呼ぶことで、「甲」を「木の兄」(きのえ)、
「乙」を「木の弟」(きのと)…と呼びます。
四柱推命では、それぞれの十干が特定の属性やエネルギーを持っており、それが相互に作用することで個人の特性や傾向を読み解くことができるのです。
十干の意味一覧
甲
|
甲(きのえ)は陰陽五行の陽・木の性質を持つ十干。
優しさと思いやりにあふれる一方、物事を最後までやり遂げるという強い根性を持ち合わせています。
自身の成長のため、コツコツと努力を積み重ねられるという性質が、周囲からも厚い信頼を集めています。
|
乙
|
乙(きのと)は陰陽五行の陰・木の性質を持つ十干。
当たりがよく、いつも大人しく穏やかで守ってあげたくなる人です。感情が豊かで可愛らしい印象を持たれやすく、人に愛される存在ですので、人間関係において大きな衝突やトラブルに見舞われることはありません。
|
丙
|
丙(ひのえ)は陰陽五行の陽・火の性質を持つ十干。誰よりも明るく活発で、太陽のような人です。派手で目立つ存在のため集団の中心的存在になることが多く、細かいことを気にしないおおらかな性質も多くの人から好感を持たれやすいという特長があります。
|
丁
|
丁(ひのと)は陰陽五行の陰・火の性質を持つ十干。落ち着いた雰囲気と深い情熱を兼ね備えた努力家です。知的で多才な性質を活かし、誰も思いつかないようなアイデアを披露して周囲を驚かせることもあります。芸術に分野でも華々しく活躍できる才能の持ち主です。
|
戊
|
戊(つちのえ)は陰陽五行の陽・土の性質を持つ十干。温厚で包容力があり、人からの信頼が厚い人情家です。ゆっくりと自分のペースで物事を進めることができる状況下で大きな成功を掴むことができます。リーダーシップを発揮し集団をうまくまとめあげることができます。
|
己
|
己(つちのと)は陰陽五行の陰・土の性質を持つ十干。誰とでも仲良くなれる親しみやすさを持っています。持ち前の柔軟さで様々なことを吸収できるため、器用で芸達者な人が多いのも特徴です。大抵の事はすぐに習得し、確実な結果を出すことができます。
|
庚
|
庚(かのえ)は陰陽五行の陽・金の性質を持つ十干。正義感と潔い性格が特徴で、自分の目的を達成するために誰よりも大きなパワーを発揮します。頭の回転が早く、どんな状況下においても冷静で適格な判断を下すことができるので、生涯を通してお金にも恵まれやすいです。
|
辛
|
辛(かのと)は陰陽五行の陰・金の性質を持つ十干。繊細で感受性が強い完璧主義者です。自分の信念を最後まで貫き通すことができる一本気な性格で、約束を絶対に破らないという義理堅い一面もあります。要領が良く頭も切れるので、経営者に向いており、一生金運に恵まれます。
|
壬
|
壬(みずのえ)は陰陽五行の陽・水の性質を持つ十干。柔軟性があり、深い海のようなゆったりとした性質を持ちます。社交的で人付き合いも上手く、人間関係でのトラブルは起こりにくいでしょう。臨機応変に対応する力があり、前向きに突き進んでいくことで人生を満喫することができます。
|
癸
|
癸(みずのと)は陰陽五行の陰・水の性質を持つ十干。内向的ではありますが、順応性が高く、懐の深い人です。純粋な性格で、自分の気持ちとゆっくり向き合い、人生の中に豊かさを見出すことができます。多くの人をサポートすることができる分野で活躍し、大きく飛躍することができます。
|
十干についてさらに詳しい説明はこちら
四柱推命の干合とは?
四柱推命の干合とは、天干どうしが掛け合わせられることで新たな五行が生まれることを指します。
十干の中で、干合する要素どうしは互いに強く引かれ合い、甲己の場合は土、乙庚の場合は金、丙辛の場合は水、丁壬の場合は木、戊葵の場合は火へとその五行の性質が変化します。
また、命式の中に干合が多くあれば良いという訳ではありません。干合が2つ以上ある状態は「多干合」と呼ばれ、力が弱まってしまうのです。
また、一つの干が二つの干と同時に干合している状態は「妬合(とごう)」と言い、この場合も干どうしの結びつきの力は弱まってしまいます。
四柱推命の十二支とは?
四柱推命の十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12の要素を指します。また、四柱推命の命式では十干の下に配置されるので、「地支(ちし)」と呼ばれます。
十二支はそれぞれが異なる性質と、異なる五行の要素を持っています。そのため、十二支からはその人の内面的な性格を読み解くことができます。
また、現在広く浸透している「干支(えと)占い」はこの十二支の性質を見る占いです。
十二支の意味一覧
子
|
子(ね)は子だくさんなことから、子孫繁栄を象徴しています。
|
丑
|
丑(うし)はその力強いイメージから、誠実さや粘り強さを表しています。
|
寅
|
寅(とら)は勇猛さ、決断力の高さを示しています。才能あふれる様子も意味しています。
|
卯
|
卯(う)はその跳躍力から、飛躍・向上という意味を持ちます。また、おとなしい動物のため、安全の象徴も意味しています。
|
辰
|
辰(たつ)は空想上の生き物ですが、その威厳や荘厳さから古代から権力の象徴を意味しています。
|
巳
|
巳(み)は脱皮を繰り返して大きくなる様子から、生命や再生の象徴と言われています。
|
午
|
午(うま)は人々の生活に密接した動物で、豊作の意味を持っています。
|
未
|
未(ひつじ)は群れで暮らす習性を持つことから、家内安全という意味を表しています。
|
申
|
申(さる)は、頭が良いというイメージで知られている通り、賢者、賢さを象徴しています。
|
酉
|
酉(とり)は、「酉の市」という言葉にも使われているように、商売繁盛を表す動物です。
|
戌
|
戌(いぬ)は自分の飼い主に従順であることから、忠義を象徴しています。
|
亥
|
亥(い)は猪突猛進という言葉からも分かるように、一途で情熱的という意味を持ちます。
|
あなたの干支で基本性格を占う
十二支で時刻を表せる?
1日(24時間)を、昼(明け)6つ、夜(暮れ)6つの12個に分け、十二支を当てはめることで、時刻を十二支で表すことが出来ます。この方法を辰刻法と呼び、現在の生活ではあまり用いられませんが、四柱推命の命式内で時柱の地支を出す時に必要となります。
十二支が表す時間は下記になります。
子…23時〜01時 丑…01時〜03時
寅…03時〜05時 卯…05時〜07時
辰…07時〜09時 巳…09時〜11時
午…11時〜13時 未…13時〜15時
申…15時〜17時 酉…17時〜19時
戌…19時〜21時 亥…21時〜23時
十二支で方角を表せる?
方角を北から時計回りに子・丑・寅…と十二等分することで方角を表すこともできます。順番に当てはめていくと、北は子、東は卯、南は午、西は酉となります。
一方で、北東や東南、南西や北西は東西南北の4つの十二支の間の十二支を当てはめることで方角を表します。
北東は子と卯の間で丑寅、東南は卯と午の間で辰巳、南西は午と酉の間で未申、北西は酉と子の間で戍亥と表します。
この分け方は方位神と呼ばれます。
十二支で表す暦と季節
十二支は時刻や方位を表すだけでなく、1年間の月を表すこともでき、さらに月を表すことから転じて、四季も表すことができます。
1年を表す場合はひと月に毎に十二支が割り当てられ、四季の場合は各季節3種類の十二支が割り振られます。そのため、それぞれの季節に合わせて、「春の十二支」、「夏の十二支」、「秋の十二支」、「冬の十二支」と呼ばれます。
「春の十二支」
寅…02月 卯…03月 辰…04月
「夏の十二支」
巳…05月 午…06月 未…07月
「秋の十二支」
申…08月 酉…09月 戌…10月
「冬の十二支」
亥…11月 子…12月 丑…01月
四柱推命の支合とは?
四柱推命の支合とは、地支(十二支)どうしが掛け合わせられることで新たな五行が生まれることを指します。支合は、「六合(りくごう)」と呼ばれることもあります。
支合する組み合わせと新たに生まれる五行は、寅亥(木)、卯戌(火)、子丑(土)、辰酉(金)、巳申(水)、午未(火)です。
命式の中に支合がある場合は、団結力が強まります。 二つの地支が隣接する状態…つまり年支と月支、月支と日支・日支と時支で支合が成立する場合は、次のような意味を持ちます。
命式内に支合が2つ以上ある場合、優先順位は
日支と月支>日支と時支>年支と月支…となります。
四柱推命の十二支の三合とは?
四柱推命の十二支の三合とは、3つの地支が結ばれて作用し合い、1つの五行の力を生み出すことを言います。三合の関係が成り立つ場合、その局のエネルギーが非常に強まります。三合が命式に含まれると、向上心や行動力に強い影響をもたらし、前に進む力が強まります。そのため、変化を恐れず、多くのことに挑戦をすると、良い結果を手にすることできるでしょう。
また、三合は個人の命式だけでなく、人との相性でも生じます。
相性で三合が生じると、自分と性質が異なっても、自然と打ち解け合うことができ、良きパートナーとなります。
三合する組み合わせ
三合水局
|
申・子・辰
|
三合木局
|
亥・卯・未
|
三合火局
|
寅・午・戌
|
三合金局
|
巳・酉・丑
|
四墓土局
|
辰・戌・丑・未
|
また、3つの地支のうちどれか1つが欠けたものを半合・半会と言います。 半合が成立する組み合わせは以下の通りです。
半合する組み合わせ
水局半合
|
申・子 または 子・辰
|
木局半合
|
亥・卯・未亥・卯 または 卯・未
|
火局半合
|
寅・午 または 午・戌
|
金局半合
|
巳・酉 または 酉・丑
|
※土局では半合が起こらない
四柱推命の十二支の方合とは?
四柱推命の十二支の方合とは、三会とも呼ばれ、特定の地支が3つ結びつくことで、非常に強いエネルギーを持つ1つの五行を生み出すことを指します。三合とも似ていますが、方合は東西南北の方位を表す十二支の組み合わせでの結びつきで形成されており、三合よりも強い力を発揮します。
また、方号は命式において非常に強い力を発揮しますので、エネルギーのバランスを崩しやすくなります。そのため、波乱運になりやすいともされています。
四柱推命の刑とは?
四柱推命の刑とは、地支同士で剋し合う関係や、ぶつかり合う関係、相性の悪い関係を指します。刑となる時期は不運に見舞われたり、波乱が起きやすく注意が必要です。
年支が刑の場合、上司や両親など、目上の人間と問題が起こりやすくなります。自分の主張を否定されたり、なかなか受け入れてもらえない事が多くなります。
月支が刑の場合、同世代の友人や職場の相手と衝突が起こりやすくなます。
日支が刑の場合は、パートナーと揉め事が起きやすくなります。結婚直前に恋人との間でトラブルが発生する、といった問題にも見舞われやすくなりますので注意しましょう。
四柱推命の三刑・自刑とは?
四柱推命の三刑とは、十二支を剋する3つの関係を意味します。「勢いをたのむ刑」「恩無き刑」「礼無き刑」の3つがあり、これらがあることで失敗、裏切り、身内でのトラブルといった悪い事が起こる可能性がやや高くなります。
自刑とは、同じ十二支同士の関係を意味しており、互いの勢いが強いため反発が起こりやすいです。自刑があることで、闘争心から招かれる衝突や、不注意からの不運に見舞われやすくなります。
三刑が起こる組み合わせと性質
寅巳
|
【勢いをたのむ刑】
勢いにまかせて失敗しやすい
|
巳申
|
申寅
|
丑戌
|
【恩無き刑】
恩を仇で返される・裏切りに遭いやすい
|
戌未
|
未丑
|
子卯
|
【礼無き刑】
親子間のトラブルが起こりやすい
|
四柱推命の七冲とは?
四柱推命の七冲とは、自分の干支から数えて7番目の地支、つまり向かい合っている地支を意味します。相対する地支(陽支と陽支、陰支と陰支)は互いに相剋します。
七冲の組み合わせは、申と寅、巳と亥、子と午、卯と酉、丑と未、辰と戌です。
七冲は基本的に悪いとされており、衝突や敵対、破壊などを示唆しています。
特に命式の中では、運命を知る上で月支が重要視されるため、月支の中で七冲が起こると人間関係でトラブルや困難が起こりやすくなると考えられます。
七冲が起こる組み合わせと性質
七冲
|
強さ
|
性質
|
申と寅
|
★★★
|
恋愛面での波乱が多い
|
巳と亥
|
繰り返し同じような不運に見舞われる
|
子と午
|
★★
|
男女間のトラブルが多い
|
卯と酉
|
夫婦間で諍いが起こりやすい
|
丑と未
|
★
|
知り合いとの金銭問題に悩まされる
|
辰と戌
|
感情の起伏が激しくなりやすい
|
四柱推命の六害とは?
四柱推命の六害とは、お互いの性質を分離し合う、あるいは破壊し合う2つの地支を意味します。
六害は肉親との不和や分離を暗示しており、孤立や不和を象徴します。
六害の組み合わせには、丑午・子未・寅巳・申亥・卯辰・酉戌の六通りがあります。その組み合わせによって、起きやすいトラブルや揉め事は異なります。
六害は日柱にある場合、最もその影響を受けやすいとされています。
六害が起こる組み合わせと性質
丑と午
|
負けず嫌いだが辛抱強くはない。油断からトラブルが生じやすい。言葉遣いに注意
|
子と未
|
家族との縁に不和が生じやすい。
|
寅と巳
|
身内との揉め事が起こりやすい。衝動で突き進むと失敗を招きやすい。
|
申と亥
|
他人と比べてしまい、嫉妬しやすい。落とし物が多い。転落事故にも注意
|
卯と辰
|
負けず嫌いな性質。軽い気持ちで言った言葉から争いが生じやすい。
|
酉と戌
|
軽率な言動に注意が必要。夫婦関係が悪化する可能性が高い。
|
四柱推命の支破とは?
四柱推命の支破とは、自分の十二支から数えて4番目と10番目の十二支との関係を意味し、相性が悪いとされます。ただし冲や刑と比べると軽く、争いが起こりやすい相性ではありますが、縁が絶たれることはなく一定の距離を置きながら関係が保たれる、という傾向があります。
支破の組み合わせは、酉子・辰丑・亥寅・午卯・申巳・未戌の六通りです。
四柱推命の五行とは何?
四柱推命の五行とは、中国の古代哲学である五行思想に基づいた概念で、この世の森羅万象を、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の5つのエネルギーで表現する考え方を意味します。
五行は個人の性格や行動、今後の運勢などに影響を与えると考えられます。 また、それぞれの元素は、互いに補い合う性質や反発し合う性質を持っており、この組み合わせから相性やお互いの関係性を占うこともできるのです。
木
「木」は自然のものや、草花や木のように成長するものを表しています。
この性質を持つ人は、優しさと思いやりに満ちた性格です。高い向上心を持っており、緻密な計画を立てることのできる細やかさも併せ持つため、恋愛でも仕事でも周りから信頼されチャンスを掴みやすいしょう。
火
「火」は、炎のように燃えて明るく輝いているものや、熱さを表しています。
この性質を持つ人は、ポジティブな性格です。いつも楽しそうにしている姿が周囲の人の気持ちも明るくさせるため、場の雰囲気を盛り上げることが大得意です。その魅力に惹かれ、自然と多くの人が周りに集まってくるでしょう。
土
「土」は、万物をはぐくむ源や、自分自身がいる場所を表しています。
この性質を持つ人は、忍耐強く、粘り強く努力し続けることができます。困難に見舞われても動じず、周囲と連携を摂りながら乗り越えていくことができるため、大きな飛躍をするというよりは、堅実に成長をしていくことができるタイプです。
金
「金」は、固く凝縮されたエネルギーや宝石、石を表しています。
この性質を持つ人は、義理堅く曲がったことはしない性格で、判断力に優れているため、優柔不断に考え込んでしまうことはありません。その真っ直ぐな姿勢が人気に繋がっています。バイタリティに溢れる努力家で、お金を引き寄せる力を持っています。
水
「水」は、生き物に必要不可欠なもの…つまり生命の根源となるものを表しています。
この性質を持つ人は、頭が柔らかく、柔軟な感性を持っており、ゼロから新たなものを生み出すパワーを秘めています。穏やさと大胆さを併せ持っており、その自由でのびのびとした印象が周りの人を惹きつけるでしょう。
陰陽五行についてさらに詳しい説明はこちら
四柱推命における六十干支とは?
四柱推命の六十干支(ろくじっかんし)とは、10種類の十干(じっかん)と12種類の十二支(じゅうにし)を意味し、その組み合わせは60通りあります。これが一巡すると「還暦」になります。
十干には甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素、十二支には子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の要素があり、最初は十干「甲」と十二支「子」を組み合わせた「甲子(きのえね)」から始まり、最後の60番目は「癸亥(みずのとい)」で終わります。
No |
六十干支 |
五行 |
象徴する状態 |
干 |
支 |
1 |
甲子(きのえね) |
木 |
水 |
真冬に育つ大樹 |
2 |
乙丑(きのとうし) |
木 |
土 |
冬の湿地に咲く草花 |
3 |
丙寅(ひのえとら) |
火 |
木 |
初春の森を照らす太陽 |
4 |
丁卯(ひのとう) |
火 |
木 |
春に燃える草花 |
5 |
戊辰(つちのえたつ) |
土 |
土 |
広大な春の山岳 |
6 |
己巳(つちのとみ) |
土 |
火 |
夏の乾いた大地 |
7 |
庚午(かのえうま) |
金 |
火 |
火に溶けた溶岩 |
8 |
辛未(かのとひつじ) |
金 |
土 |
硬い土に埋まった宝石 |
9 |
壬申(みずのえさる) |
水 |
金 |
初秋の大海 |
10 |
癸酉(みずのととり) |
水 |
金 |
秋に降る雨 |
11 |
甲戌(きのえいぬ) |
木 |
土 |
晩秋の大木 |
12 |
乙亥(きのとい) |
木 |
水 |
初冬の水面漂う浮き草 |
13 |
丙子(ひのえね) |
火 |
水 |
真冬の水面を照らす太陽 |
14 |
丁丑(ひのとうし) |
火 |
土 |
冬の終わりを照らす月 |
15 |
戊寅(つちのえとら) |
土 |
木 |
夜明け前の初春の丘 |
16 |
己卯(つちのとう) |
土 |
木 |
春の田園 |
17 |
庚辰(かのえたつ) |
金 |
土 |
春の土の中の金 |
18 |
辛巳(かのとみ) |
金 |
火 |
初夏の光を受ける宝石 |
19 |
壬午(みずのえうま) |
水 |
火 |
太陽が照らす真夏の海 |
20 |
癸未(みずのとひつじ) |
水 |
土 |
夏の終わりに降る雨 |
21 |
甲申(きのえさる) |
木 |
金 |
初秋に使う材木 |
22 |
乙酉(きのととり) |
木 |
金 |
中秋の生け花 |
23 |
丙戌(ひのえいぬ) |
火 |
土 |
晩秋の沈む夕日 |
24 |
丁亥(ひのとい) |
火 |
水 |
初冬の篭灯 |
25 |
戊子(つちのえね) |
土 |
水 |
雪がかかった真冬の山 |
26 |
己丑(つちのとうし) |
土 |
土 |
冬の終わりの田畑 |
27 |
庚寅(かのえとら) |
金 |
木 |
春の岩場 |
28 |
辛卯(かのとう) |
金 |
木 |
中春の花を飾る花瓶 |
29 |
壬辰(みずのえたつ) |
水 |
土 |
雲が浮かぶ晩秋の海 |
30 |
癸巳(みずのとみ) |
水 |
火 |
初夏に降るにわか雨 |
31 |
甲午(きのえうま) |
木 |
火 |
真夏の熱を浴びた樹木 |
32 |
乙未(きのとひつじ) |
木 |
土 |
夏の終わりの蔓草 |
33 |
丙申(ひのえさる) |
火 |
金 |
初秋の美しい夕陽 |
34 |
丁酉(ひのととり) |
火 |
金 |
中秋の灯火 |
35 |
戊戌(つちのえいぬ) |
土 |
土 |
晩秋の大山 |
36 |
己亥(つちのとい) |
土 |
水 |
初冬の湿った泥地 |
37 |
庚子(かのえね) |
金 |
水 |
冬の海に浮かぶ船 |
38 |
辛丑(かのとうし) |
金 |
土 |
冬の土壌にある貴石 |
39 |
壬寅(みずのえとら) |
水 |
木 |
初春の大海 |
40 |
癸卯(みずのとう) |
水 |
木 |
春の草花に降る雨 |
41 |
甲辰(きのえたつ) |
木 |
土 |
晩春の花木 |
42 |
乙巳(きのとみ) |
木 |
火 |
色鮮やかに咲く初夏の花 |
43 |
丙午(ひのえうま) |
火 |
火 |
真夏に燃える太陽 |
44 |
丁未(ひのとひつじ) |
火 |
土 |
砂漠を照らす月明り |
45 |
戊申(つちのえさる) |
土 |
金 |
初秋の険しい岩山 |
46 |
己酉(つちのととり) |
土 |
金 |
中秋の開墾された田園 |
47 |
庚戌(かのえいぬ) |
金 |
土 |
晩秋の鉄鋼 |
48 |
辛亥(かのとい) |
金 |
水 |
冬の湖に眠る宝石 |
49 |
壬子(みずのえね) |
水 |
水 |
真冬の大海 |
50 |
癸丑(みずのとうし) |
水 |
土 |
晩冬の流れる小川 |
51 |
甲寅(きのえとら) |
木 |
木 |
初春の実になる果樹 |
52 |
乙卯(きのとう) |
木 |
木 |
中春の綺麗な花畑 |
53 |
丙辰(ひのえたつ) |
火 |
土 |
晩春に輝く太陽 |
54 |
丁巳(ひのとみ) |
火 |
火 |
夏に燃え盛る炎 |
55 |
戊午(つちのえうま) |
土 |
火 |
真夏の山岳 |
56 |
己未(つちのとひつじ) |
土 |
土 |
晩夏の田園 |
57 |
庚申(かのえさる) |
金 |
金 |
初秋の鋭い名刀 |
58 |
辛酉(かのととり) |
金 |
金 |
中秋の宝石 |
59 |
壬戌(みずのえいぬ) |
水 |
土 |
晩秋の大きな湖 |
60 |
癸亥(みずのとい) |
水 |
水 |
初冬に降る大雨 |
四柱推命の異常干支とは?
四柱推命の異常干支とは、六十干支の中で他の干支よりも強い個性を表す、特定の13種類の干支を指します。
異常干支は型にはまらない自由な発想や能力を与え、特殊な才能を発揮することもあります。その他にも独特の感性が備わっていることもあります。
13種類の異常干支はさらに「通常異常干支」、「暗合異常干支」の2つに分類することもでき、「暗合異常干支」の方がさらに強い個性を発揮するとされます。
異常干支という名の由来は、かつては個性的な能力があまり評価されず、異常と見られていた、もしくは異常性(個性)に由来すると言われています。
通常異常干支を持つ人の特徴は?
通常異常干支を持つ人は関わっていくうちに「ちょっと変わってる」、「不思議ちゃん」と思われるような特徴があります。周囲の人に対しては関りが深まっていくにつれて、その性質が大きく伝わるようになります。
周囲と合わせることが絶対条件の環境などを避け、自分の個性を存分に発揮できる環境にいることで、ストレス無く、のびのびと生きることが出来ます。
通常異常干支…甲戌(きのえいぬ)・乙亥(きのとい)・戊戌(つちのえいぬ)・庚子(かのえね)・辛亥(かのとい)
暗合異常干支を持つ人の特徴は?
暗合異常干支を持つ人は関わる前から存在感を放ち、鋭い感を持つことが大きな特徴です。感の鋭さから一種の霊感を持っていると思われることも多いです。また、鋭い感から人の考えや性質を当てることが得意です。
通常異常干支よりも強い個性を発揮する分、自分を取り巻く環境については、通常異常干支以上に敏感になった方が良いでしょう。
暗合異常干支…辛巳(かのとみ)・壬午(みずのえうま)・丁亥(ひのとい)・丙戌(ひのえいぬ)・戊子(つちのえね)・癸巳(みずのとみ)・己亥(つちのとい)
通常異常干支
干支 |
性質 |
甲戌(きのえいぬ) |
常に変化を求め、ステップアップを繰り返していく性質を持つ。同じところに留まったり、ルーチンワークをするよりも日々変化のある物事で頭角を表す。 |
乙亥(きのとい) |
一種の霊感ともいえる、直観力に優れ、時流に乗るのが得意。縛られず、のびのびとした環境にいることがオススメ。 |
戊戌(つちのえいぬ) |
天才肌で実践主義。自分に厳しく、人にも厳しく、かなりストイック。忍耐強さもあるので、コツコツと取り組む分野で大成しやすい。 |
庚子(かのえね) |
数字に強く、頭の回転が速い頭脳派。感情で動くことは少なく、理詰めが得意。甘やかされる環境よりも、荒波に揉まれる環境で才能を発揮しやすい。 |
辛亥(かのとい) |
感受性、表現力に秀でた芸術家タイプ。普通の人では考えられない発想ができ、勘が鋭い。クリエイティブな分野に携わると吉。 |
暗合異常干支
干支 |
性質 |
辛巳(かのとみ) |
未来予知と言えるほど鋭い直感を持つ。些細な変化も感じ取れるほどのアンテナを張りめぐらせており、美的センスに優れている。 |
壬午(みずのえうま) |
勘が鋭く、相手の求める物をすぐに察知し、適応できるので柔軟性にも優れる。好奇心が非常に強いので、自由度が利く環境に身を置くと良い。 |
丁亥(ひのとい) |
強い霊感を持つ人が多く、スピリチュアルな分野で才能を開花しやすい。感受性が高く、物事の捉え方が普通の人とは大きく異なるので、大変個性的に見える。 |
丙戌(ひのえいぬ) |
人並み外れた努力家。真面目で頭も良いが、人を笑わせたり喜ばせることを好む。目標に向けて邁進できる分、人間関係を閉ざしてしまうことも。客観的な評価をもらえる環境に属すると良い。 |
戊子(つちのえね) |
自由奔放でマイペースだが、要領が良く、器用。元々の能力が高いので、難しいと思うことに挑戦したり高い目標を持ち続けると良い。 |
癸巳(みずのとみ) |
発想力に優れるアイデアマン。能力を自分人のために活かそうとするなど献身的な面も強い。豊富なアイデアが湧いてくるため、企画職に就いたり、起業が向いている。 |
己亥(つちのとい) |
物静かで落ち着いた人に見えるが、自分の中にしっかりと芯がある。マルチタスクも得意で状況判断やトラブルの対応も得意。頑固になりやすいので、時々自分を振り返ってみると良い。 |
四柱推命の十二運とは?
四柱推命の十二運とは、十干と十二支を組み合わせを、12の要素に分類したもの。
エネルギーの強さは、胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶に分かれています。
これは、人の一生をなぞらえており、お腹の中に宿った生命が生まれ、成長し、やがて死んで肉体を失い魂となる…という流れに沿っています。その人の人生や本質、隠された才能など、様々な内容を読み解くことができます。
十二運の詳しい意味はこちら
胎
|
胎(たい)は、お腹の中にいる胎児を意味しています。
活動が始まるのを待っている状態であり、希望や転機といった意味合いも含んでいます。
|
養
|
養(よう)は、お腹の中で養われ、誕生の時が近づいている状態。忍耐や発展という意味を持っています。
|
長生
|
長生(ちょうせい)は、幼い子どもがのびのびと育つ状態を表しています。成長や周囲からの祝福を意味します。
|
沐浴
|
沐浴(もくよく)は、思春期の未熟で不安定な様子を意味しています。未だ成長段階であり、失敗や苦労の暗示となることがあります。
|
冠帯
|
冠帯(かんたい)は、20〜30代前半頃の成人した状態を指します。エネルギッシュさや、今後の発展を暗示しています。
|
建禄
|
建禄(けんろく)は、30〜40代後半頃の、特に社会で活躍する人生における上り坂の時期を示しており、活発・堅実という意味合いを持っています。
|
帝旺
|
帝旺(ていおう)は、40代後半〜50代頃の、人生の絶頂期を指します。名誉や地位、実力といった意味合いのほかに、自尊心や横暴さも暗示しています。
|
衰
|
衰(すい)は、60〜70代頃、ピークを越え、次第に運勢が傾いてきている状態を示しています。
|
病
|
病(びょう)は、80代頃に突入し、病で弱っていく状態を指します。優柔不断や潔癖といった暗示の他に、親族との繋がりが薄くなるという意味合いも持っています。
|
死
|
死(し)は、文字通り、死に絶えて魂が体から離れようとしている状態を指します。学問・努力に関係する暗示です。
|
墓
|
墓(ぼ)は、お墓に埋葬されている状態を示しており、人生の充電をする時期という暗示でもあります。
|
絶
|
絶(ぜつ)は、肉体が失われ魂だけになった状態を指します。安定しておらず、予想外の波乱が訪れる前触れでもあります。
|
四柱推命の通変星では何が分かる?
四柱推命の通変星とは、自分の本質を表す日柱天干(日干)と、年柱・月柱・時柱の持つ干との関係性を10の要素に分類したものです。
比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬に分類され、その人が持つ才能や強みを読み解くことができます。
通変星の詳しい意味はこちら▼
比肩
|
比肩(ひけん)は陰陽五行の陽・木の性質を持つ通変星です。
「肩を並べる」という言葉通り、独立心が強く負けず嫌いで、他者と対等でありたい・平均以上でありたいという強い意志を持っています。
積極性を持ち、自分の行動に誇りを持っているため、集団の中ではリーダー的役割を任される事が多いでしょう。
目的を達成するための努力ができるので、その行動が評価され、将来的に大きな成功を引き寄せやすいという資質を持っています。
|
劫財
|
劫財(ごうざい)は陰陽五行の陰・木の性質を持つ通変星です。
「お金や地位を奪う」という意味を持つ星です。
気高く、そしてやや打算的な側面もありあますが、面倒見が良く周囲の人が高いです。
協調性が高く、交渉にも人心掌握に長けており、ビジネスでは上司や取引先とも円滑なコミュニケーションを取ることができます。困難な状況に置かれたとしても、柔軟な姿勢でしたたかに対処することができるので、着実に成功を掴み取ります。
|
食神
|
食神(しょくじん)は陰陽五行の陽・火の性質を持つ通変星です。
衣食住をつかさどる星で、一生暮らしに困らない運勢を持っています。
多趣味で人生を楽しむ力に優れており、勝ち負けにこだわらないおおらかな性格で、自分だけでなく他人も楽しませることができる力を持っています。
また、味覚が鋭く、飲食に関係する仕事に従事する人も多いようです。
存在感が強く、いるだけで場の雰囲気を明るく華やかに彩ることができます。
|
傷官
|
傷官(しょうかん)は陰陽五行の陰・火の性質を持つ通変星です。
「官」、つまり社会的な地位を傷つけるという意味を持ちます。頭が切れるため鋭い感性と本質を見抜く力を備えていますが、同時に繊細でデリケートな側面も持っています。そのため、他人からは少し神経質だという印象を持たれることもあるようです。
完璧主義で芸術的な才能があり、絵画や音楽といったクリエイティブな分野でめざましい活躍を見せます。
|
偏財
|
偏財(へんざい)は陰陽五行の陽・土の性質を持つ通変星です。この星を持つ人の周りでは、絶えずお金が動き回るという特徴があります。
行動的でコミュニケーション能力が高く、高いカリスマ性を備えています。一緒にいるだけで相手をワクワクさせることができるという資質を持っています。
お金儲けを得意としますが、金運のアップダウンが激しく、お金がたくさん入ってきた分だけ手元から離れていく、という運勢の持ち主です。
|
正財
|
正財(せいざい)は陰陽五行の陰・土の性質を持つ通変星です。
コツコツ努力して手に入れた正当な財産という意味を持つ星の下に生まれおり、性格は勤勉かつ堅実です。
勤勉な態度から周囲の信頼を集めやすく、社会的地位や成功を得ることができます。公務員や不動産など、信用が重視される仕事が向いています。
物事の細部に気が付く事のできる観察眼を持っており、客観的な判断ができますが、同時に気苦労も多い傾向にあります。
|
偏官
|
偏官(へんかん)は陰陽五行の陽・金の性質を持つ通変星です。
偏官とは大将を意味する言葉で、義理人情を重んじる親分肌の人が多いです。行動力・判断力にすぐれており、思い立ったらすぐ実行に移すというパワフルな性質を持ちます。
勘が鋭く駆け引き上手で、人の上に立つ素質があります。
また、常に変化と刺激を求めるタイプなので、時に衝動的な行動で周囲を驚かせることもあるでしょう。
組織の中でその行動力と仕事の早さが評価され、一気に立身出世を果たすことができます。
|
正官
|
正官(せいかん)は陰陽五行の陰・土の性質を持つ通変星です。
誠実さが認められ出世を果たす、という意味を持つ星で、真面目で純真な性格です。
思いやりがありますが、感情に流されることなく、しっかりと冷静な判断をすることができます。
真剣ゆえに融通が効かないと捉えられることもありますが、規律を重んじ任されたことをしっかりやり遂げる部分が組織の中で評価され、着実に出世を果たすことができるでしょう。
|
偏印
|
偏印(へんいん)は陰陽五行の陽・水の性質を持つ通変星です。知恵をつかさどる通変星・印綬と兄弟関係にある星で、知性溢れる自由な人が多いです。
好奇心旺盛で個性的、ひらめきに富んでおり、確信的なアイデアが次々に飛び出してきます。
熱しやすく冷めやすいのが玉にキズですが、集中して打ち込める状況さえ揃えば、柔軟にその自由な才能を発揮することができます。芸能人や芸術関係など、クリエイティブな分野で輝く可能性を秘めています。
|
印綬
|
印綬(いんじゅ)は陰陽五行の陰・水の性質を持つ通変星です。
印鑑とその下げ紐を意味する印綬は、偏印と同じく知性をつかさどっています。
頭脳明晰で、勉学において苦労することはほとんど無いでしょう。計画性があり、博識で常識的な人が多いです。
自ら学ぶだけでなく、誰かに教えることも得意としています。そのため、教師や学者といった教育的な立場で輝くことができるでしょう。また、研究職で時代の先駆けのような存在になる可能性を秘めています。
|
通変星の出し方は?
通変星は命式の中の日柱天干を基準に、他の柱の天干との関係を見て出すことができます。通変星もその根幹には陰陽五行説が関わっており、同一の性質で同一の陰陽である時に生じる「比肩」、同一の性質で異なる陰陽である時に生じる「劫財」、日干が生じる関係で、同一の陰陽である「食神」…と続き、日干が相生・相剋・比和のどの関係で、陰陽がどうなるかによって、通変星を出せます。
通変星の関係
比肩…日干の五行と同一の性質で陰陽が同一
劫財…日干の五行と同一の性質で陰陽が異なる
食神…日干が生じる関係で陰陽が同一
傷官…日干が生じる関係で陰陽が異なる
偏財…日干が剋す関係で陰陽が同一
正財…日干が剋す関係で陰陽が異なる
偏官…日干が剋される関係で陰陽が同一
正官…日干が剋される関係で陰陽が異なる
偏印…日干を生じる関係で陰陽が同一
印綬…日干を生じる関係で陰陽が異なる
例えば、日干が「甲」(木の陽)で、年干が「癸」(水の陰)である場合、日干が年干により生じ、陰陽が異なるので、年柱の通変星は「印綬」となります。
通変星についてさらに詳しい説明はこちら
四柱推命の空亡(天中殺)って何?
空亡(天中殺)とは、甲乙丙…などの十干と、子丑寅…などの十二支を組み合わせた時にできる余りの二支のことを言います。
空亡は、子丑空亡・寅卯空亡・辰巳空亡・午未空亡・申酉空亡・戌亥空亡の全6タイプとなります。 四柱推命において空亡は「天が味方をしない時期」と言われます。 各空亡ごとの運勢や本質についても見ていきましょう。
空亡の詳しい意味はこちら▼
- 子丑空亡
-
子丑空亡(ねうしくうぼう)の性格は、とにかく努力家で、ひたむきに上を目指すことができます。困っている人を放っておけないという思いやりも持っています。
1年の中で注意すべき空亡月は、12月と1月。
人生を通した運勢では、晩年にかけて好調になっていく傾向があります。
- 寅卯空亡
-
寅卯空亡(とらうくうぼう)の性格は、一途で行動力があり、目上の人間から可愛がられるタイプです。夢中になると一直線に進んでいきますが、周りが視えなくなることも。
1年の中で注意すべき空亡月は、2月と3月。
人生を通した運勢では、30代頃から運勢が上昇していきます。
- 辰巳空亡
-
辰巳空亡(たつみくうぼう)は、あれこれ考えるよりもまず直感で行動するタイプです。刺激を求めており、革新的なアイデアを生み出すことができます。
1年の中で注意すべき空亡月は、4月と5月。
人生においては、親や上司など目上の人からは一定の距離を置くと成功しやすいです。
- 午未空亡
-
午未空亡(うまひつじくうぼう)の性格は、視野が広く達観している一方で、ブライドが高く自分中心に物事を進めるという側面も持っています。 1年の中で注意すべき空亡月は、6月と7月。 人生を通して、両親や祖父母、上司や目上の人から可愛がられ、引き立てられるという運勢を持っています。
- 申酉空亡
-
申酉空亡(さるとりくうぼう)の性格は、パワフルで社交的です。自分の能力を活かせることを重視しており、家庭よりは仕事を優先する傾向にあります。 1年の中で注意すべき空亡月は、8月と9月。 人生を通して、仕事の環境やお金に恵まれる運勢を持っています。
- 戌亥空亡
-
戌亥空亡(いぬいくうぼう)の性格は、計画性があり、なおかつタフです。他人から見ると休まず働き続けているように見えるかもしれませんが、自分のペースで上手く緩急をつけて行動しています。 1年の中で注意すべき空亡月は、10月と11月。 人生の中では、親元から離れ自立することによって開運していくでしょう。
空亡についてさらに詳しい説明はこちら
四柱推命の特殊な空亡とは?
相性占いで生じる「片空亡(かたくうぼう)」、「同一空亡(どういつくうぼう)」、「互換空亡(ごかんくうぼう)」の3種類、個人の命式で生じる「三柱空亡(さんちゅうくうぼう)」の計4つが四柱推命の特殊な空亡となります。
この特殊な空亡は自分の空亡となる地支を相手が持っていたり、自分と相手の空亡が同じである等の条件で発生します。
4種類の特殊な空亡はそれぞれが異なる相性と性質、運勢をもたらします。
片空亡(かたくうぼう)とは?
片空亡(かたくうぼう)とは、自分の命式で空亡となっている地支を相手が持っている場合に生じる相性を指します。
例えば自分が申酉空亡である場合、相手の命式に「申」・「酉」の地支が存在している場合は「片空亡」となります。
片空亡は利害が発生しない関係であれば特に悪影響はありませんが、仕事のパートナーや夫婦で事業を興す場合は反発しやすい相性となるので気を付けた方が良いでしょう。
同一空亡(どういつくうぼう)とは?
同一空亡(どういつくうぼう)とは自分の空亡と相手の空亡が同じ時に生じる相性を指します。
同一空亡が生じる相手とはウマが合いやすく、良好な関係を築くことができます。特に恋愛面の相性はかなり良くなります。
また、同じ空亡を持つため、良い運気・悪い運気の影響が強くなります。そのため、悪い運気が巡ってきた際に共倒れにならないよう注意が必要です。
互換空亡(ごかんくうぼう)とは?
互換空亡(ごかんくうぼう)とは自分の空亡となる地支を相手が、相手の空亡となる地支を自分が持っている場合に生じる相性です。
例えば自分が子丑空亡で相手が申酉空亡である時、自分の年柱・月柱に申もしくは酉を持ち、相手の年柱・月柱に子もしくは丑がある場合に互換空亡が生じます。
互換空亡は非常に変わった相性で、因縁で結ばれた相性とも呼ばれます。他の相性の空亡と異なり、大吉の相性になるか、それとも大凶となるか、未知数な相性です。
三柱空亡(さんちゅうくうぼう)とは?
三柱空亡(さんちゅうくうぼう)とは個人の命式で生じる特殊な空亡で、自分の日柱空亡の十二支が命式内の年柱・月柱・時柱の3つの中にある場合に生じます。
例えば、申酉空亡の人の年柱・月柱・時柱に申と酉が存在している場合となります。
三柱空亡は非常に珍しく、かなりの強運を持ち、自分で運命を切り拓いてく力が備わります。そのため、立身出世運に恵まれるとされています。
四柱推命の蔵干とは?
四柱推命の蔵干とは、地支の中に蔵されている(隠されている)干のことを言います。つまり地支に“内蔵”されているから蔵干と言われ、これは四柱推命では大変重要な役割を果たすものです。干は十干のことです。四柱推命の命式は縦の軸は年柱、月柱、日柱、時柱の4つの柱から成り立っており、横の軸には天干と地支が上下に並んでいますが、このうち地支の中に蔵干が内蔵していて、命式では地支のすぐ下の位置にあります。蔵干からは、その人が内面的にどういう性質や特徴を持っているかを観ます。また命式の中の天干と同じ五行の蔵干を持っている場合はその天干が強く影響すると観ます。
また蔵干は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)のいずれかで表しますが、1つの地支の中に2から3種類の蔵干が含まれています。なぜ1つの地支の中に2から3種類の蔵干が含まれているかというと、蔵干は季節の移ろいに合わせて変化していくからです。
地支と蔵干が季節によって移ろうさま
余気の蔵干・中気の蔵干・本気の蔵干についてはこちら
1つの地支には2から3種類の蔵干が内蔵しているのですが、それを余気の蔵干・中気の蔵干・本気の蔵干と言います。これらは季節の進み具合によって余気の蔵干が盛んになる時期→中気の蔵干が盛んになる時期→ 本気の蔵干が盛んになる時期へと、そのときどきで強さが変わるという概念を持ちます。この3つの中でも力関係があり、余気<中気<本気なのですが、それぞれが次の季節を迎えるごとに影響もし合います。前の季節における本気は、中気を経て、今の季節では余気としての影響を残します。 やがて時間の経過とともに季節が変わっていき、余気は衰退していき、中気を経て、今度は本気が盛んになります。 そして、現在の季節における本気はまた、次の季節の余気として影響を残す…といった具合にその影響は循環するのです。
地支によって中気がないものがあり、それは卯・午・酉・子の4つです。この場合は余気と本気の間で影響を与え合い、循環していくこととなります。
地支が内蔵する蔵干と3つの気の早見表
四柱推命の用神とは?
四柱推命の用神とは、命式においてバランスをとり、より良い状態にする役割を果たす“神”です。用神は努力の方向性を示すとも考えられており、そこから開運につながるとされています。また命式における喜神のうち、最も重要な働きをするものです。用神には扶抑用神(ふよくようじん)、調候用神(ちょうこうようじん)、病薬用神(びょうやくようじん)、通関用神(つうかんようじん)、専旺用神(せんおうようじん)などの種類があり、格局(四柱推命の命式のタイプのこと)によって用いるものが決まります。
扶抑用神
扶抑=助け、与えるという意味があり、弱いところを助け、強いところを抑えます。命式全体をバランスのとれた形に整えるものです。
病薬用神
病は命式における欠陥のことで、強められると病いを発します。五行の大過や不足、七冲、支合などによって悪化すると考えられます。対して薬は病の元となす干支や五行を抑えるもので薬の働きをするものです。
通関用神
関所を通すという意味から、相剋する(敵対する)関係の五行の間に入り、両者の間に挟まれている五行をとり、調和させます。
専旺用神
命式が一局に偏ることを吉とする特別な格局で用いる用神です。そのため、命式において非常に強い五行が専旺用神になります。
調候用神
調候とは、命式における気候のバランスを見るため、季節を調べて整えることを意味します。日干と、その人が生まれた季節がわかる月支の組み合わせで見ます。
日干別の調候用神の一覧はこちら▼
日干が「甲」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
丙・癸 |
卯 |
3月 |
庚・丁・己 |
辰 |
4月 |
庚・丁・壬 |
巳 |
5月 |
癸・庚・丁 |
午 |
6月 |
癸・庚・丁 |
未 |
7月 |
癸・庚・丁 |
申 |
8月 |
庚・壬・丁 |
酉 |
9月 |
庚・丙・丁 |
戌 |
10月 |
庚・丁・癸 |
亥 |
11月 |
丁・庚・戊 |
子 |
12月 |
丁・庚・戊 |
丑 |
1月 |
丁・庚・戊 |
日干が「乙」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
丙・癸 |
卯 |
3月 |
丙・癸 |
辰 |
4月 |
癸・丙 |
巳 |
5月 |
癸・辛 |
午 |
6月 |
癸・丙・辛 |
未 |
7月 |
癸・丙・辛 |
申 |
8月 |
丙・癸・己 |
酉 |
9月 |
丙・丁・癸 |
戌 |
10月 |
丙・癸・辛 |
亥 |
11月 |
丙・戊 |
子 |
12月 |
丙 |
丑 |
1月 |
丙 |
日干が「丙」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
壬 |
卯 |
3月 |
壬・己・辛 |
辰 |
4月 |
壬・甲・庚 |
巳 |
5月 |
壬・庚・癸 |
午 |
6月 |
壬・庚 |
未 |
7月 |
壬・庚 |
申 |
8月 |
壬・戊 |
酉 |
9月 |
壬・癸 |
戌 |
10月 |
甲・壬 |
亥 |
11月 |
甲・壬・戊 |
子 |
12月 |
壬・戊・甲 |
丑 |
1月 |
壬・甲 |
日干が「丁」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
甲・庚 |
卯 |
3月 |
庚・甲 |
辰 |
4月 |
甲・庚 |
巳 |
5月 |
甲・庚 |
午 |
6月 |
壬・庚・癸 |
未 |
7月 |
甲・庚・壬 |
申 |
8月 |
甲・庚・丙 |
酉 |
9月 |
甲・庚・丙 |
戌 |
10月 |
甲・庚 |
亥 |
11月 |
甲・庚 |
子 |
12月 |
甲・庚 |
丑 |
1月 |
甲・庚 |
日干が「戊」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
丙・甲・癸 |
卯 |
3月 |
丙・甲・癸 |
辰 |
4月 |
甲・丙・癸 |
巳 |
5月 |
甲・丙・癸 |
午 |
6月 |
壬・丙・甲 |
未 |
7月 |
癸・丙・甲 |
申 |
8月 |
丙・甲・癸 |
酉 |
9月 |
丙・癸 |
戌 |
10月 |
甲・癸・丙 |
亥 |
11月 |
丙・甲 |
子 |
12月 |
丙・甲 |
丑 |
1月 |
丙・甲 |
日干が「己」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
丙・癸・甲 |
卯 |
3月 |
甲・癸・丙 |
辰 |
4月 |
丙・癸・甲 |
巳 |
5月 |
癸・丙 |
午 |
6月 |
癸・丙 |
未 |
7月 |
癸・丙 |
申 |
8月 |
丙・癸 |
酉 |
9月 |
丙・癸 |
戌 |
10月 |
甲・丙・癸 |
亥 |
11月 |
丙・甲・戊 |
子 |
12月 |
丙・甲・戊 |
丑 |
1月 |
丙・甲・戊 |
日干が「庚」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
戊・丙・甲 |
卯 |
3月 |
丁・甲 |
辰 |
4月 |
甲・丁 |
巳 |
5月 |
壬・丙・戊 |
午 |
6月 |
壬・癸 |
未 |
7月 |
丁・甲 |
申 |
8月 |
丁・甲 |
酉 |
9月 |
丁・甲・丙 |
戌 |
10月 |
甲・壬・丁 |
亥 |
11月 |
丁・丙・甲 |
子 |
12月 |
丁・丙・甲 |
丑 |
1月 |
丙・丁・甲 |
日干が「辛」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
己・壬・庚 |
卯 |
3月 |
壬・甲・己 |
辰 |
4月 |
壬・甲 |
巳 |
5月 |
壬・癸・甲 |
午 |
6月 |
壬・癸・甲 |
未 |
7月 |
壬・庚・甲 |
申 |
8月 |
壬・甲 |
酉 |
9月 |
壬・甲 |
戌 |
10月 |
壬・甲 |
亥 |
11月 |
壬・丙 |
子 |
12月 |
丙・壬・甲 |
丑 |
1月 |
丙・壬・甲 |
日干が「壬」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
庚・丙・戊 |
卯 |
3月 |
戊・辛・庚 |
辰 |
4月 |
甲・庚 |
巳 |
5月 |
壬・庚・癸 |
午 |
6月 |
癸・庚・辛 |
未 |
7月 |
辛・甲・癸 |
申 |
8月 |
戊・丁 |
酉 |
9月 |
甲・庚 |
戌 |
10月 |
甲・丙 |
亥 |
11月 |
戊・丙・庚 |
子 |
12月 |
戊・丙 |
丑 |
1月 |
丙・丁・甲 |
日干が「癸」の人 |
月支 |
月 |
自分を助けてくれる十干 |
寅 |
2月 |
辛・丙 |
卯 |
3月 |
庚・辛 |
辰 |
4月 |
丙・辛・甲 |
巳 |
5月 |
辛・壬・庚 |
午 |
6月 |
庚・壬・癸 |
未 |
7月 |
庚・壬・癸 |
申 |
8月 |
丁・甲 |
酉 |
9月 |
辛・丙 |
戌 |
10月 |
辛・壬・癸 |
亥 |
11月 |
庚・丁・戊 |
子 |
12月 |
丙・辛 |
丑 |
1月 |
丙・丁 |
四柱推命の身旺・身弱・身中とは?
四柱推命の身旺・身弱・身中とは、日干の強弱についての状態を意味しています。
身旺・身弱・身中に吉凶の良し悪しはなく、あくまでもその人の性質や個性を考える上での指標となります。
身旺(みおう)は、身強(みきょう)ともいい、日干を強める十干十二支が多い命式を指します。
身旺の性質を持つ人は自我の強い運命を持っており、バイタリティに溢れ勝負事に強いです。
反対に、身弱(みじゃく)は日干を弱める十干十二支が多い命式を指し、体力はやや乏しい傾向にありますが、感性に優れ、思いやりが強いという傾向があります。
両者の中間の性質を持つ身中(みちゅう)は、中庸(ちゅうよう)ともいい、バランスの取れた運命を持っています。周囲と上手に協調をはかりながら、穏やかな人生を送ることができるでしょう。
旺衰 |
特徴 |
身旺 |
生まれつき運勢のエネルギーが強く、五行や日干の性格特性が顕著に現れます。非常に活発で、自己主張が強く、独立心旺盛です。成長と変革を重視しており、物事に対して柔軟な姿勢を持っています。他人に対して親切心があり、人生には明確な目標を持っています。自己の意思を強く持っており、高いリーダーシップを発揮します。自分の考えに自信を持っており、他人の意見を受け入れにくい一面もあります。命令に従うのは苦手で、頑固で自我が強い性格です。 |
身弱 |
生まれつき運勢のエネルギーが控えめで、日干や五行の特性があまり際立って現れない傾向にあります。受け身の姿勢が多く、安定や維持を大切にし、他者の力を借りることも多いでしょう。臆病な一面があるものの、周囲からはそのような印象はあまり持たれません。感受性豊かでナイーブ、傷つきやすい傾向があります。自分が率先して他の人々を牽引するよりは、集団内で協調の姿勢をとったり、周囲の期待に応えることを優先します。体力や気力に満ちている訳ではないため、勢いに任せて突き進むというよりは、自分のペースで堅実に積み上げていくタイプでしょう。 |
身中 |
生まれつき安定した中庸のエネルギーが備わっています。身旺と身弱の中間地点に位置する性質を持ち、五行や日干の特性が均衡よく発揮されます。共存や安定を重んじ、周囲には平穏で穏和な印象を与えます。身中の性質を持つ場合、日干や各五行の長所的な要素がバランスよく現れ、穏やかな状態となります。 |
身旺・身弱・身中の出し方とは?
身旺・身弱・身中は月令点、通変星の点数、十二運の点数を合計することで出すことができます。
合計点数が「+(プラス)」となると「身旺」となり、「−(マイナス)」となる場合は「身弱」となります。
合計点数が±0や、±1となる場合は「身中」となります。
また、月令点を得ずに合計点数がプラスになる場合は、身旺としない考え方もあります。
月令点の出し方
月令点とはその人の命式の月支(生まれた月の干支)と日干(生まれた日の十干)が重なったものの点数を指します。
月支と日干が同じ五行、もしくは日干を強める五行である場合、「月令を得る」という状態になります。
月令点早見表
|
甲・乙 |
丙・丁 |
戊・己 |
庚・辛 |
壬・癸 |
(木) |
(火) |
(土) |
(金) |
(水) |
子 |
1 |
0 |
0 |
1 |
3 |
丑 |
1 |
0 |
2 |
1 |
2 |
寅 |
3 |
1 |
0 |
0 |
1 |
卯 |
3 |
1 |
0 |
0 |
1 |
辰 |
2 |
1 |
2 |
0 |
1 |
巳 |
1 |
3 |
3 |
0 |
0 |
午 |
1 |
3 |
3 |
0 |
0 |
未 |
1 |
2 |
2 |
1 |
0 |
申 |
0 |
0 |
0 |
3 |
1 |
酉 |
0 |
0 |
0 |
3 |
1 |
戌 |
0 |
1 |
2 |
2 |
1 |
亥 |
1 |
0 |
0 |
1 |
3 |
①月令点の出し方の例
以下の命式の場合は、日干が「己」、月支は「午」となり、月令点は「3」となります。
通変星の点数の出し方
通変星はそれぞれに点数が割り振られており、通変星の点数を出すには命式内の通変星の点数を全て足した合計で出します。
通変星の点数早見表
通変星 |
点数 |
比肩 |
+1 |
劫財 |
+1 |
食神 |
-1 |
傷官 |
-1 |
偏財 |
-1 |
正財 |
-1 |
偏官 |
-1 |
正官 |
+1 |
偏印 |
+1 |
印綬 |
+1 |
②通変星の点数の出し方の例
以下の命式の場合は正官(+1)、正官(+1)、印綬(+1)、正財(−1)となるので、点数を合計すると、+2となるので、通変星の点数は「+2」となります。
十二運の点数の出し方
十二運も通変星と同様に点数が割り振られており、命式に含まれる十二運(4個)の合計で、点数を出します。
十二運の点数早見表
十二運 |
点数 |
胎 |
0 |
養 |
0 |
長生 |
0 |
沐浴 |
0 |
冠帯 |
+1 |
建禄 |
+1 |
帝旺 |
+1 |
衰 |
0 |
病 |
-1 |
死 |
-1 |
墓 |
-1 |
絶 |
-1 |
③十二運の点数の出し方の例
以下の命式の場合は病(-1)、病(-1)、建禄(+1)、絶(−1)となるので、点数を合計すると、-2となるので、十二運の点数は「-2」となります。
身旺・身弱・身中の求め方
身旺・身弱・身中は、①月令点、②通変星の点数、③十二運の点数を合計した数値で求めることができます。
ここまでの例では
①月令点…+3点
②通変星の点数…+2点
③十二運の点数…−2点
①+②+③の数値は+3点となるので、「身旺」と判断できます。
四柱推命の天戦地冲とは?
四柱推命の天戦地冲(てんせんちちゅう)とは2つの干支の天干同士が相剋し、かつ地支同士が七冲することを言い、基本的に凶意を表します。別名天剋地冲(てんこくちちゅう)とも言われます。
エネルギーの衝突からくる問題やトラブル、人生においての力づくのリセットやリスタートなどの意味を持ちます。
自分の命式の隣り合った柱で天戦地冲がある場合、特に凶意が強くなり、争いやトラブルに発展します。逆に離れた柱同士の場合は、凶意があからさまに出るというよりも牽制し合うといった意味を持ちます。
相性を占う場合は、自分の日柱天干と相手の日柱天干で見ます。自分の日柱天干と相手の日柱天干が天戦地冲の関係の場合は、意見が衝突しやすくなります。
しかし、お互いに理解しにくいからこそ、ほどよい距離感を保てるとも解釈できます。
十干が相克になる組み合わせ
自分の天干 |
相剋する干 (剋される干) |
相剋する干 (剋す干) |
甲 |
庚 |
戊 |
乙 |
辛 |
己 |
丙 |
壬 |
庚 |
丁 |
癸 |
辛 |
戊 |
甲 |
壬 |
己 |
乙 |
癸 |
庚 |
丙 |
甲 |
辛 |
丁 |
乙 |
壬 |
戊 |
丙 |
癸 |
己 |
丁 |
地支が七冲になる組み合わせ
自分の十二支 |
冲となる十二支 |
子 |
未 |
丑 |
申 |
寅 |
酉 |
卯 |
戌 |
辰 |
亥 |
巳 |
子 |
午 |
丑 |
未 |
寅 |
申 |
卯 |
酉 |
辰 |
戌 |
巳 |
亥 |
午 |
天戦地冲の年にはどんなことが起きる?
自分の干支に対して天戦地冲が巡ってくる年は、強いエネルギーが働いて衝突し合い、日常生活や身の周りの環境、人間関係に大きな影響を与えます。そのため、人生の再出発や転換点になりやすく、望むと望まざるとに関わらず、強制的なリセットを余儀なくされる場合があります。それは逆に考えると人生を見直して新たなスタートを切る転機となり、振り返ると学びが多い年になるでしょう。
天戦地冲は凶意を持ちますが、エネルギーが強く働いた時にその勢いに乗り、運気を反転させて前に進むとも考えられています。人生が大きく前進する際の起爆剤とも捉えることができる天戦地冲なので、巡ってくる時期を知っておくことも大事です。
◆天戦地冲早見表
天干の相剋には、自身が剋する場合と剋される場合の2パターンが考えられ、1つの干支に対して2つ天戦地冲があります。
また相性や行運(大運、流年)の場合は、自身が剋する場合より剋される場合の方が、より凶意が増します。
例;日柱干支が「壬子」の人の場合、2026年と2038年が天戦地冲の年回りとなります。2026年の方が自身の転換が剋されるため、より天戦地冲の影響を大きく受けると考えます。
西暦 |
干支 |
天戦地冲① (剋される干支) |
天戦地冲② (剋する干支) |
2024年 |
甲辰 |
庚戌 |
戊戌 |
2025年 |
乙巳 |
辛亥 |
己亥 |
2026年 |
丙午 |
壬子 |
庚子 |
2027年 |
丁未 |
癸丑 |
辛丑 |
2028年 |
戊申 |
甲寅 |
壬寅 |
2029年 |
己酉 |
乙卯 |
癸卯 |
2030年 |
庚戌 |
丙辰 |
甲辰 |
2031年 |
辛亥 |
丁巳 |
乙巳 |
2032年 |
壬子 |
戊午 |
丙午 |
2033年 |
癸丑 |
己未 |
丁未 |
2034年 |
甲寅 |
庚申 |
戊申 |
2035年 |
乙卯 |
辛酉 |
己酉 |
2036年 |
丙辰 |
壬戌 |
庚戌 |
2037年 |
丁巳 |
癸亥 |
辛亥 |
2038年 |
戊午 |
甲子 |
壬子 |
2039年 |
己未 |
乙丑 |
癸丑 |
2040年 |
庚申 |
丙寅 |
甲寅 |
2041年 |
辛酉 |
丁卯 |
乙卯 |
2042年 |
壬戌 |
戊辰 |
丙辰 |
2043年 |
癸亥 |
己巳 |
丁巳 |
2044年 |
甲子 |
庚午 |
戊午 |
2045年 |
乙丑 |
辛未 |
己未 |
2046年 |
丙寅 |
壬申 |
庚申 |
2047年 |
丁卯 |
癸酉 |
辛酉 |
2048年 |
戊辰 |
甲戌 |
壬戌 |
2049年 |
己巳 |
乙亥 |
癸亥 |
2050年 |
庚午 |
丙子 |
甲子 |
2051年 |
辛未 |
丁丑 |
乙丑 |
2052年 |
壬申 |
戊寅 |
丙寅 |
2053年 |
癸酉 |
己卯 |
丁卯 |
2054年 |
甲戌 |
庚辰 |
戊辰 |
2055年 |
乙亥 |
辛巳 |
己巳 |
2056年 |
丙子 |
壬午 |
庚午 |
2057年 |
丁丑 |
癸未 |
辛未 |
2058年 |
戊寅 |
甲申 |
壬申 |
2059年 |
己卯 |
乙酉 |
癸酉 |
2060年 |
庚辰 |
丙戌 |
甲戌 |
2061年 |
辛巳 |
丁亥 |
乙亥 |
2062年 |
壬午 |
戊子 |
丙子 |
2063年 |
癸未 |
己丑 |
丁丑 |
2064年 |
甲申 |
庚寅 |
戊寅 |
2065年 |
乙酉 |
辛卯 |
己卯 |
2066年 |
丙戌 |
壬辰 |
庚辰 |
2067年 |
丁亥 |
癸巳 |
辛巳 |
2068年 |
戊子 |
甲午 |
壬午 |
2069年 |
己丑 |
乙未 |
癸未 |
2070年 |
庚寅 |
丙申 |
甲申 |
2071年 |
辛卯 |
丁酉 |
乙酉 |
2072年 |
壬辰 |
戊戌 |
丙戌 |
2073年 |
癸巳 |
己亥 |
丁亥 |
2074年 |
甲午 |
庚子 |
戊子 |
2075年 |
乙未 |
辛丑 |
己丑 |
2076年 |
丙申 |
壬寅 |
庚寅 |
2077年 |
丁酉 |
癸卯 |
辛卯 |
2078年 |
戊戌 |
甲辰 |
壬辰 |
2079年 |
己亥 |
乙巳 |
癸巳 |
2080年 |
庚子 |
丙午 |
甲午 |
2081年 |
辛丑 |
丁未 |
乙未 |
2082年 |
壬寅 |
戊申 |
丙申 |
2083年 |
癸卯 |
己酉 |
丁酉 |
四柱推命の納音とは?
四柱推命の納音(なっちん)とは、四柱推命においてとても重要な要素の1つで、自分や相手の性格や運勢に大きな影響を与えるものと考えられています。命式に納音がある人は、仕事や自分自身のことに手堅く一生懸命に取り組み、周りの人を喜ばせようとすることを意識すると、運が大きく上向きます。
見方としては、命式内で、2つの天干が同じで地支が冲になっている場合が納音ということになります。
たとえば自分の月柱と日柱の天干が「丙」で、月柱の地支が「午」、日柱の地支が「子」の場合。月柱と日柱は冲の関係(十二支を環状に並べたときに正反対の位置になる組み合わせ)となり、この人には納音があるとなります。
また自分と相手の関係で見る場合は、日柱同士、月柱同士、年柱同士のいずれかの干支が納音の関係かどうかで見ます。たとえば互いの日柱天干が「庚」で、自分の日柱地支が「寅」、相手の日柱地支が「申」の場合。月柱と日柱は冲の関係なので、この2人の間には納音があるということになり、意味合いとしては自分とは正反対の価値観で生きている人、ということになります。互いの欠点や弱点を補い合うことができれば、うまくいく相性です。ただ、価値観が異なるため反発し合うこともあります。
なお、納音になる組み合わせは干支番号で見ることもできます。自分の干支番号と30番違いにある干支が納音の関係になります。
◆命式で見る納音の組み合わせ例
時柱 |
日柱 |
月柱 |
年柱 |
戊 |
丙 |
丙 |
丙 |
戌 |
子 |
午 |
申 |
※参考;冲の関係の十二支
◆干支番号で見る納音になる組み合わせ
1 |
甲子 |
|
31 |
甲午 |
2 |
乙丑 |
|
32 |
乙未 |
3 |
丙寅 |
|
33 |
丙申 |
4 |
丁卯 |
|
34 |
丁酉 |
5 |
戊辰 |
|
35 |
戊戌 |
6 |
己巳 |
|
36 |
己亥 |
7 |
庚午 |
|
37 |
庚子 |
8 |
辛未 |
|
38 |
辛丑 |
9 |
壬申 |
|
39 |
壬寅 |
10 |
癸酉 |
|
40 |
癸卯 |
11 |
甲戌 |
|
41 |
甲辰 |
12 |
乙亥 |
|
42 |
乙巳 |
13 |
丙子 |
|
43 |
丙午 |
14 |
丁丑 |
|
44 |
丁未 |
15 |
戊寅 |
|
45 |
戊申 |
16 |
己卯 |
|
46 |
己酉 |
17 |
庚辰 |
|
47 |
庚戌 |
18 |
辛巳 |
|
48 |
辛亥 |
19 |
壬午 |
|
49 |
壬子 |
20 |
癸未 |
|
50 |
癸丑 |
21 |
甲申 |
|
51 |
甲寅 |
22 |
乙酉 |
|
52 |
乙卯 |
23 |
丙戌 |
|
53 |
丙辰 |
24 |
丁亥 |
|
54 |
丁巳 |
25 |
戊子 |
|
55 |
戊午 |
26 |
己丑 |
|
56 |
己未 |
27 |
庚寅 |
|
57 |
庚申 |
28 |
辛卯 |
|
58 |
辛酉 |
29 |
壬辰 |
|
59 |
壬戌 |
30 |
癸巳 |
|
60 |
癸亥 |
四柱推命の命式内に納音がある人の特徴は?
四柱推命の命式内に納音がある人はエネルギーに溢れた人ということが言えます。一方で用心深いところもあります。ですので、何事においてもじっくり丁寧に取り組むことができるのです。
特に日柱と月柱が納音なら、仕事に集中し、人を喜ばせることを意識することで発展します。一生懸命に仕事をしないと、人生が滞ってしまうので、注意が必要ですが、持ち前のエネルギーを発揮し、努力すれば開運に結び付くのです。日柱と年柱が納音の関係の人は人間関係で苦労することがありますが、趣味に没頭すると良い縁が巡ってきます。月柱と年柱が納音の関係にある人は仕事の人間関係に苦労します。ですが、懸命に仕事をして人間関係を広げていくと発展することができます。というように、大事なのはエネルギッシュに生きることです。これにより、仕事や人間関係の苦労を跳ね返すことができるのです。
納音になる時期の過ごし方は?
納音になる時期をどう過ごすかを見る場合は、年の干支・月の干支・日の干支と、自分の命式が納音の関係にあるかを見ていきます。年の干支と納音の関係になる場合は仕事面で苦労したり、行き詰まったりすることがあります。この年は油断したり楽観的になりすぎたりせず、地に足をつけて過ごすことです。また目立つようなことはせず、静かに過ごすことが大事です。職場環境や仕事環境がガラッと変わることもあるので、その場合も慌てずに対処するようにしてください。
月の干支が納音の関係になると、自然に自分の内面と向き合うようになります。表面的には大きな変化はありませんが、自身のことをいろいろ考えるようになります。日の干支が納音になる場合は人生に一区切りがついたり急激な変化に見舞われたりします。慌てずに柔軟な対応を心がければ、うまく乗り切れます。
四柱推命の律音とは?
四柱推命の律音(りっちん)とは、納音が冲の関係の干支であるのに対し、同じ干支の場合を言います。つまり、律音の場合は互いの天干が同じということになります。
これは①自分や相手の命式で見る場合、②年運・月運・日運で見る場合、③自分と相手の命式の関係性で見る場合も同様に判断することができます。
自分や相手の命式内に律音がある場合は似た考えや行動をする人がもう1人いるようなイメージです。ですので、頭の中で1つの物事を考えながらも別のことを同時に考えているとか、1つのことを進めながら他のことも同時に行おうとしたりするなどです。また物事を進める時に2倍の力を発揮して行おうとしたりします。
年運・月運・日運で見る場合は、そのタイミングで人生がガラッと変わったりします。いわば、律音の時は人生の分岐点とも言えます。
さらに自分と相手の命式が律音の関係の場合は、お互いに意気投合するなど意見が大変よく合います。そのため夫婦や恋人同士が律音の関係を持っていると仲良しカップルとなることができます。
四柱推命の大運とは?
四柱推命の大運とは10年毎に巡る運勢の事を指し、人生の転換期ともされています。
大運は10年毎に巡る干支、通変星、十二運から構成されていますが、中でも一番特徴が出るのが「通変星」と言われています。そのため、大運の通変星を見ればその10年間の特徴がわかります。
四柱推命の基礎となる命式は生まれもった運勢傾向や、人生の大きな流れといった宿命を表すのに対し、大運は後天的に巡り合う運命を占うことになります。自身の特性を活かし、人生をより良いものにするためには四柱推命の命式から読み解けること、大運から読み解けることを知っておくと良いでしょう。
大運の通変星
大運の通変星からは主にその10年間での過ごし方や吉凶が分かります。
個人の命式の大運がその人の強みや才能を表すのに対し、大運の通変星は10年間のテーマがわかります。
また、大運で巡ってくる通変星は自身の命式に含まれる通変星とも密接な関係があります。
自身の命式に含まれる通変星が大運として巡ってくると、自身の能力を大きく高める効果があり、自分の命式に含まれない通変星が巡ってきた場合は、自身に足りないものを手に入れる機会とも言えます。
大運の通変星について
-
大運比肩
-
大運比肩の時期は意志が強く、目標を達成するための強さが得られる期間となります。自分自身の強みを開花させる機会も多く訪れますが、勢いが余って空回りしてしまうことも。時には落ち着く必要もありますが、成功を掴みやすい良い時期となります。
-
大運劫財
-
大運劫財の時期は周囲の人との関わりで大きな結果を成し遂げることとなります。特にこの期間は個人で何かを成し遂げようとしたり、競争を意識するよりは人との協力を意識すると良いでしょう。多くの人ととの交流も増えるため、人間関係も広がります。
-
大運食神
-
大運食神の時期は感性が働き、人生が豊かに、楽しく感じられる時期となります。大運食神の時期は自分が楽しめる出来事と巡り合いやすくなりますので、好奇心に逆らわずに進んでみるのも良いでしょう。
-
大運傷官
-
大運傷官の時期は自分の直感と内面を磨く時期となります。感覚が鋭くなるので、1人でコツコツと取り組むことが多くなるでしょう。自身の理想を追求するために努力することが増えますが、周囲の人との輪を大切にする意識を忘れないようにすると尚良いでしょう。
-
大運偏財
-
大運偏財の時期は多くの人脈を得られ、金運、仕事運も良い時期となります。特に人脈を活かすことで大きな財を得ることが出来るでしょう。運気が良く、楽しい時期になりますが、八方美人になりすぎないように注意すると良いでしょう。
-
大運正財
-
大運偏財の時期は特に落ち着く時期となります。大きな波はないですが、その中でもコツコツと努力続けることで確実な安定を手にすることができるでしょう。さらに地道な努力を続けることで、周囲からも一目置かれ、人間関係も安定したものとなるでしょう。
-
大運偏官
-
大運偏官の時期はバイタリティに溢れ、立ち止まらずに進むことでより良い運気が巡ってくる時期になります。難しいと思うことでも思い切って挑戦してみると良い結果を得ることができます。行動力が出る分、強引になってしまうことも多いので、落ち着くことも忘れないでください。
-
大運正官
-
大運正官は信用と誠実さがテーマになる、落ち着いた時期となります。特にこの時期は積み上げてきたものが自分の足元を固めてくれることになるので、仕事で大きな評価を得られたり、良きパートナーとの出会いを果たす…ということもあります。
-
大運偏印
-
大運偏印は好奇心にあふれ、大きく変化が始まる時期です。特に自分自身を変化させる力が強まるので、積極的に新しいことに挑戦をすると良いでしょう。様々な事を楽しみながら成長を遂げることができます。ただし、夢中になれることが増える分、飽き性に思われてしまうこともあるので、どこまで追求するか?と目標を決めておくと良いでしょう。
-
大運印綬
-
大運印綬は思慮深さと内面的成長を得られる時期となります。大運印綬の巡る時期は特に知識習得への欲が湧いてきます。この時期は学びと実践のサイクルを繰り返すことで、成果に繋がっていきます。学びが深まることで、慎重になり、不安になることも多くなります。そんな時は行動をしないのではなく、不安を解消させるための対策も練ると良いでしょう。
四柱推命の・天地徳合(てんちとくごう)ってなに?
四柱推命の天地徳合(てんちとくごう)とは十干が干合、十二支が支合している状態を指し、晦気(かいき)、晦気殺(かいきさつ)とも呼ばれます。
干合、支合は異なる要素が組み合わさることで、強い結びつきを発揮しますが、天地徳合の場合はその人に対し、「安定感」や「安定した運気」をもたらします。そのため、非常にバランス感覚に優れた、懐の深い性質になるとされています。
また、自分の干支と時期として巡る干支の関係が天地徳合となることもあります。この場合は通常の天地徳合と異なり、バランスが良くなるのではなく、良いことも悪いことも同じくらい訪れることになります。
天地徳合の時期に入ったら、良いことも悪いことも受け入れ、自分の成長のため…と考えると良いでしょう。
驚きの的中率!
数多くの芸能人を鑑定
SNSでも感動の声続々!
会員登録
無料鑑定はこちら
どんな人でも開運可能!
村野弘味の究極奥義