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四柱推命 相性占い

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村野弘味(むらのひろみ)です。

あの人への恋が今後どのような展開を迎えるのかを知る上で、
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私の占いでは、「四柱推命」を用いて
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今後どのような運命を歩んでいくのでしょうか。
2人の恋愛相性と結婚相性について
詳しく見ていきましょう。

四柱推命と相性について
どこより詳しく解説

ここから四柱推命と相性について詳しく説明いたします。
四柱推命についてより理解し、相性占いをする上でもぜひお役立てください。
目次
  1. ◆相性占いとは何?
  2. ◆相性の良い相手とはどんな人?
  3. ◆自分と性質が反対の人とは相性が悪い?
  4. ◆四柱推命で占う相性とは?
  5. ◆四柱推命の五行とは?
  6. ◆四柱推命の五行の相性とは?
    1. ・五行の相性「相生」とは?
    2. ・五行の相性「相克」とは?
    3. ・五行の相性「比和」とは?
  7. ◆四柱推命の相性・干合とは?
  8. ◆四柱推命の命式で見る「干合する組み合わせ」とは?
    1. ・甲と己の干合の相性
    2. ・乙と庚の干合の相性
    3. ・丙と辛の干合の相性
    4. ・丁と壬の干合の相性
    5. ・戊と癸の干合の相性
  9. ◆四柱推命の相性・支合とは?
  10. ◆四柱推命の命式で見る「支合する組み合わせ」とは?
    1. ・子と丑の支合の相性
    2. ・亥と寅の支合の相性
    3. ・戌と卯の支合の相性
    4. ・酉と辰の支合の相性
    5. ・申と巳の支合の相性
    6. ・未と午の支合の相性
  11. ◆四柱推命の相性・三合とは?
  12. ◆四柱推命の命式で見る「三合する組み合わせ」とは?
    1. ・三合の組み合わせを表す十二支図
    2. ・三合の種類と構成する地支
    3. ・三合木局の相性
    4. ・三合火局の相性
    5. ・三合金局の相性
    6. ・三合水局の相性
  13. ◆四柱推命の相性・方合とは?
  14. ◆四柱推命の命式で見る「方合する組み合わせ」とは?
    1. ・方合の組み合わせを表す十二支図
    2. ・方合の方角と季節、五行、構成する地支
  15. ◆四柱推命の相性・刑とは?
  16. ◆四柱推命の命式で見る三刑とは?
    1. ・無礼の刑
    2. ・恃勢の刑
    3. ・無恩の刑
  17. ◆四柱推命の命式で見る自刑とは?
    1. ・地支に辰が2つ揃った場合
    2. ・地支に午が2つ揃った場合
    3. ・地支に酉が2つ揃った場合
    4. ・地支に亥が2つ揃った場合
  18. ◆四柱推命の十二運(じゅうにうん)とは?
    1. ・四柱推命の十二運で見る相性とは?
  19. ◆十二運の6分類とは?
    1. ・十二運の6分類の相性の良い組み合わせとは?
  20. ◆十二運の3分類で見る良い相性とは?
  21. ◆四柱推命の通変星とは?
    1. ・通変星の相性は?
  22. ◆四柱推命の納音とは?
    1. ・四柱推命の納音で見る相性は?
  23. ◆四柱推命の律音とは?
    1. ・四柱推命の律音で見る相性は?
  24. ◆四柱推命の相性・天地徳合(てんちとくごう)とは?

相性占いとは何?

相性占いでは、占いたい対象の生年月日や星座、血液型、名前の画数など、様々な要素から意味や互いの関係性を読み解くことができます。

恋愛面での相性を占うものが多いですが、友人関係や、仕事上の付き合いなど、様々な側面から2人の関係性を探ることができます。

相性占いは、2人の相性の中で強い結びつきを持つ部分や、今後の関係がどのように発展していくかが分かります。また、2人の関係の中で足りない要素や、弱みとなる部分も明らかにすることができるため、気になる相手との関係性を進めたい場合や、どんなアプローチが最適かを知る際には、相性占いは最適です。

相性の良い相手とはどんな人?

相性の良い相手とは、共通の価値観を持っている事・スムーズにコミュニケーションが取れる事・信頼し合える事・お互いに成長を促し合える事・相手の笑顔を見て自分も喜びを感じる事や、自分と性質が近い人の事を指します。

また、その他にも偶然の出会いが多かったり意識していないのに同じ行動をしていたという場合も相性が良い人と言えます。

そのような人とは飾らずに関わることができ、意識しなくとも自然と良好な関係を築いていくことができます。

自分と性質が反対の人とは相性が悪い?

自分と性質が反対であったり、価値観が合わない場合、相性が悪いと思われがちですが、そうではありません。むしろ、さらに良い相性に転じることもあります。

自分と反対の性質を持っている人、異なる価値を持っている人は自分に新たな考え方や価値観をもたらしてくれます。

「この人とは相性が悪いのかも…」と感じた際はまず、自分とはどのような部分で相違が生じているのかを確認し、受け入れ、尊重することでより良い関係を築く第一歩になります。

四柱推命で占う相性とは?

四柱推命では自分と相手の生年月日からそれぞれの命式を出し、主に2人の命式の天干地支を見て2人の相性を占うことができ、人としての相性、恋人としての相性、体の相性、結婚後の相性を知ることができます。

基本的には天干に相性の良い十干が並ぶ「干合(かんごう)」地支に相性の良い十二支が並ぶ「支合(しごう)」で相性を読み解きます。また、特別な条件下では「三合(さんごう)」「方合(ほうごう)」「刑(けい)」という相性が生じることがあります。

また、その他にも2人の命式を形成する五行のバランスでも相性を知ることができます。
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四柱推命の五行とは?

四柱推命の五行とは、古代中国で生まれた思想で、万物は木・火・土・金・水の五つの元素で表すことが出来るというもので、四柱推命の根幹を支える要素の一つで、陰陽五行説と呼ばれています。五行は元素として知られる一方で、物事の性質を示すこともあり、四柱推命ではその人の五行を見ることで、性格や行動、運勢、相性を占うことができます。
また、四柱推命の五行で気になる人との相性を占う時は2人の日干の五行を見ます

四柱推命の五行の相性とは?

四柱推命の五行はそれぞれが異なる性質を持つため、五行の性質ごとに相性があり、隣り合った五行の相性を指す「相生(そうじょう)」同じ五行の相性を指す「比和(ひわ)」対立する五行の相性「相克(そうこく)」の三種類が存在します。

五行は木から火が生じ火は灰となり土を生じ土から金(金属)が生じ金から水が生じ水が木を育てる…という流れがあり、基本的には隣り合った五行は相性が良いとされます。

また、自分と相手の五行で相性を占う場合は主に日干の五行の相性を見ますが、年干や月干を見ることでも様々な相性を知ることができます。
五行の相関図
五行の相関図

五行の相性「相生」とは?

五行の相性「相生」(そうじょう)とは隣り合った五行の相性を指します。五行の順番に沿ったもので、一方の五行が他方の五行を生み出し、循環していく相性で、スムーズな流れがあります。日干の五行が相生である場、お互いに支え合い何かを与えることもできる関係となります。基本的には非常に良い関係ですが、どちらか一方が強くなりすぎる、すなわち良い相性に甘んじてしまうバランスが崩れてしまいますので、ご注意ください。
相生
相生

五行の相性「相克」とは?

五行の相性「相克」(そうこく)とは対立する五行の相性を指します。循環する相性の相生に対し相克は、木が土の養分を吸い取る土は水を汚す水は火を消す火は金を溶かす金属は木を切るというように一方の五行が他方の五行を剋する(害する)関係となり、一般的には良い相性ではないとされています。しかし、他方の力で一方の要素を抑えてくれる相性とも言えます。自分と相手の日干が相克の場合、ただ相性が悪いと考えるのではなく、自分は相手に対し何ができるのか、そして相手から何を得ることができるのかを理解することで、良い相性へとなることもあります。
相克
相克

五行の相性「比和」とは?

五行の相性「比和」(ひわ)とは循環でもなく、対立でもなく、木と木火と火土と土金と金水と水のように同じ五行の相性関係を指します。比和は同一の要素から形成されているので、お互いの要素を高め合う関係になります。そのため、2人の良いところをより一層伸ばしてくれる一方で悪い部分も同様に伸ばしてしまうこともあります。バランスを崩すと悪くなってしまうこともありますが、比和はお互いを高める相性であるので、基本的には良い相性となります。

四柱推命の相性・干合とは?

四柱推命の相性・干合(かんごう)とは、特定の干支の組み合わせにおいて発生する相性で、精神的な結びつきが強くなる相性の良い関係です。また、干合は「お互いを引き寄せ合う、心地よい相性」とされています。

干合が発生するのは「甲×己(こうき)」・「乙×庚(おっこう)」・「丙×辛(へいしん)」・「丁×壬(ていじん)」・「戊×癸(ぼき)」の5つです。

干合の組み合わせは一見、対立する五行「相克」の関係になりますが、剋す側が「陽」、剋される側が「陰」の性質を持つことで、五行の性質が変化し、相性が変化します。

2人の命式のうち、年柱・月柱・日柱・時柱のどの柱が干合するのかによって、影響が出る相性が異なります。

また、干合は精神面の相性を司るともされています。

四柱推命の命式で見る「干合する組み合わせ」とは?

甲と己の干合の相性

甲(木の陽)己(土の陰)の組み合わせは、「土」に変化します。

交友関係があまり広くない代わりに、お互いに誠実な態度で接するため安定した関係を築くことができます。一途な性質を持つので遊びの恋愛はせず、結婚相性は抜群です。

乙と庚の干合の相性

乙(木の陰)庚(金の陽)の組み合わせは、「金」に変化します。

ひとたびご縁が結ばれればちょっとしたことでは離れず、強固な結びつきを持ちます。波長が合うため衝突することはほとんど無く、お互いにリラックスしてありのままの自分を見せることができます。

丙と辛の干合の相性

丙(火の陽)辛(金の陰)の組み合わせは「水」に変化します。

寛容な態度でお互いの行動を見守ることができるので、高め合える関係になります。
努力家な気質から、相手の希望や期待に応えようとするため、一緒にいることで人間的にも飛躍的な成長ができるでしょう。

丁と壬の干合の相性

丁(火の陰)壬(水の陽)の組み合わせは「木」に変化します。

お互いに相手への思いやりがあるため、穏やかな関係を築くことができます。一方で相手の些細な一言を深読みしすぎてしまい傷つくという繊細な一面も。深い配慮ができるので、結婚生活にも波乱はなく、充実した暮らしを送れます。

戊と癸の干合の相性

戊(土の陽)癸(水の陰)の組み合わせは「火」に変化します。

お互いに人望に厚く、多くの友人や家族の影響を受けながら成長していくことができます。困ったときには周囲からすぐに助けが得られるでしょう。結婚運に恵まれているため、出会いからスピード婚を果たす可能性が高いです。
▼十干についてさらに詳しい解説はこちら▼

四柱推命の相性・支合とは?

四柱推命の相性・支合(しごう)とは、特定の組み合わせの十二支で生じる相性で、価値観や考え方、趣味嗜好が近くなり、心地よい関係を築くことができきる相性です。この組合わせがある人とは、初めて出会ったときから惹かれ合うものを感じたりと、強い影響があります。

支合が発生するのは「子×丑」・「亥×寅」・「戌×卯」・「酉×辰」・「申×巳」・「未×午」の6つです。支合することにより、新しい五行の性質になったり、同じ五行でもその性質が変化します。

また、干合が精神的な相性を示すのに表し、支合は趣味嗜好といった表面的に表れる現実的な相性を表します。そのため、支合する関係は恋愛関係はもちろん、友人関係でも良きパートナーとなります。

四柱推命の命式で見る「支合する組み合わせ」とは?

子と丑の支合の相性

子(水)丑(土)の組み合わせは「土」に変化します。

協力し合い、同じ目標に向かって歩幅を合わせ突き進むことができます。積極的なコミュニケーションを意識することでより息の合った関係性を築くことができます。

恋愛ではじっくりと愛を育てることができ、結婚後はお互いを支え合い、温かい関係を築くことになる相性です。

亥と寅の支合の相性

亥(水)寅(木)の組み合わせは「木」となります。

パワフルで活力に満ちた気質のため、大きな壁が立ちはだかったとしてもお互いの力を合わせて乗り越えていくことができます。また、活動的で何かと目を引きますので、周りの協力も得やすく、2人でいれば目標を達成することは容易いでしょう。

恋愛では非常に情熱的な関係となり、結婚後は夫婦を超えた戦友のような関係を築く相性です。

戌と卯の支合の相性

戌(土)卯(木)の組み合わせは「火」となります。

明るく朗らかな雰囲気を持ち、良縁に恵まれます。お互いをよく見ていますので、サポートし合いながら、同じゴールに向かって挫けることなく努力し続けることができます。

恋愛では誠実で純粋な関係のカップルとなり、結婚後は新たなことに挑戦し合える、変化のある生活を楽しむことができます。

酉と辰の支合の相性

酉(金)辰(土)の組み合わせは「金」となります。

お互いに素直でいられることが最大の強みです。本音をさらけだして相手に伝えることができるので、喧嘩や言い争いをしたとしてもこじれることはありません。協調性が高く、仕事関係でも非常に良い相性を持ちます。

恋愛ではまさにベストな組み合わせで、結婚後もその関係は変わらず、安定した家庭を築くことができるでしょう

申と巳の支合の相性

申(金)巳(火)の組み合わせは「水」となります。

相手の考えていることや気持ちを敏感に読み取ることができるため、一緒にいると居心地が良く癒やされる関係です。恋愛だけでなく結婚相性も非常に良く、家庭と仕事をうまく両立させ、円満な暮らしを送ることができるでしょう。

未と午の支合の相性

未(土)午(火)の組み合わせは「火」となります。

情に厚く、心から相手のことを思いやる2人ですので、強い信頼関係を結ぶことができます。衝突や葛藤をすることもあるものの、2人で乗り越えることで他の人にはない深い絆を結ぶことになるでしょう。

恋愛ではお互いへの気持ちを素直に伝え合うことで、より良い関係になりやすく、結婚後はお互いを支え合うことのできる良い相性となります。

四柱推命の相性・三合とは?

四柱推命の相性・三合(さんごう)とは十二支を円状に配し正三角形になる3つの組み合わせで見る相性です。3つの地支が集まり、助け合うことで、1つの五行の力を生み出し、その力は支合よりも強いとされています。

三合となる組み合わせ「亥・卯・未」「寅・午・戌」「巳・酉・丑」「辰・子・申」の4種類で、土を除く、木・火・金・水の4つの性質を表します。また、三合は「局」とも呼ばれるので、4種類をそれぞれ「木局」「火局」「金局」「水局」と表すこともあります。

自分と相手が三合の関係にあると、不思議と落ち着く関係を築くことができ、安心感を得られる相性になります。行動を共にすることでも、お互いの意欲を高め合う、変化をもたらす関係に進展することもあるでしょう。

四柱推命の命式で見る「三合する組み合わせ」とは?

■三合の組み合わせを表す十二支図

三合の組み合わせを表す十二支図

三合木局の相性

「亥・卯・未」の組み合わせは「三合木局」となり、木の性質に変化します。木の性質が強まることで、共通の目標へ進むための力が強まり、互いに高め合うことができます。

恋愛関係ではお互いの理想を追求する関係になるので、いつまでもときめきを味わえる相性です。

結婚後はお互いを尊重し合う相性となり、恋愛関係とはことなる良い関係を築くことになります。

三合火局の相性

「寅・午・戌」の組み合わせは「三合火局」となり、火の性質に変化します。火の性質が強まることでパワフルで、情熱的な相性となります。

恋愛関係では豊かな愛情表現からなるドラマチックな体験をする相性となるでしょう。結婚後はコミュニケーションが活発になり、明るく、活気に満ちた家庭を築くことができます。

三合金局の相性

「巳・酉・丑」の組み合わせは「三合金局」となり、金の性質に変化します。物事の本質を見抜き、努力と才能を磨き続ける相性となります。

恋愛関係ではストイックさを持つことで、互いに理解し合える関係になります。結婚後は共通の理想や持つことでより良い関係を築くことができます。

三合水局の相性

「辰・子・申」の組み合わせは「三合水局」となり、水の性質に変化します。三合水局は知識の習得を後押しし、知的好奇心に溢れた相性となります。

恋愛関係ではお互いに刺激を与えあえるので、一緒にいて飽きるどころか、時間が経つごとにどんどんと楽しくなる相性と言えます。結婚をすると愛情深い家庭を築くことになります。

四柱推命の相性・方合とは?

四柱推命の相性・方合(ほうごう)とは、季節および東西南北それぞれの3つの地支が1つに結びついた組み合わせで見る相性を指します。3つの地支が集まって助け合い、1つの五行の力を生み出すので、三合に比べ、地支同士の結びつきが強く、五行の性質もより強いものとなります。

方合は東の方角で、春を表し、木の性質を持つ「東方合木局(寅・卯・辰)」南の方角で、夏を表し、火の性質を持つ「南方合火局(巳・午・未)」、西の方角で、秋を表し、金の性質を持つ「西方合金局(申・酉・戌)」、北の方角で、冬を表し、水の性質を持つ「北方合水局(亥・子・丑)」の4種類の相性があります。

四柱推命の命式で見る「方合する組み合わせ」とは?

命式の中で方合する組み合わせは、円状に並べた十二支のうち、季節の十二支が結びついたものです。春夏秋冬のそれぞれの季節の3つの十二支同士が合わさって、1つの強力な五行となります。隣り合う3つの十二支が結びつくため、支合や三合よりも強大なエネルギーを生み出します。その力は支合や三合の3倍ほどと言われますので、方合が成立する命式の場合、相性にも大きく影響します。

■方合の組み合わせを表す十二支図

方合の組み合わせを表す十二支図

■方合の種類と構成する地支

方角・季節 五行 構成する地支
東・春 寅・卯・辰
南・夏 巳・午・未
西・秋 申・酉・戌
北・冬 亥・子・丑

四柱推命の相性・刑とは?

四柱推命の刑とは剋し合う地支のことを言い、全部で7種類あります。剋し合う…これはつまり、2つのものが対立して互いに争うことを表します。刑の中でさらに3つを三刑、残り4つを自刑と言い、刑が成立する関係にはよくない意味合いがあります。

四柱推命の命式で見る三刑とは?

四柱推命の三刑には、無礼の刑、恃勢の刑、無恩の刑があります。命式に三刑がある場合、人間関係のトラブルや不正な出来事を引き寄せやすいので、注意が必要です。

●無礼の刑 子→卯  卯→子

三刑の中で、もっともよくない刑です。この刑が命式にあると、親や他人への礼儀を忘れて恩に報いず、その人を裏切ったり害を与えたりします。
無礼の刑 子→卯  卯→子

●恃勢の刑 寅→巳  巳→申  申→寅

人の意見に耳を貸さずに進み、失敗し、自滅するという意味の刑です。また権力を振りかざしたり策略をめぐらしたりして、相手を傷つけることもあります。
恃勢の刑 寅→巳  巳→申  申→寅

●無恩の刑 丑→戌、戌→未、未→丑

この3つの十二支は五行では土に属する地支になりますので、似たような関係です。親しい人同士が争ったり、恩を仇で返すようなことがあったりします。
無恩の刑 丑→戌、戌→未、未→丑

四柱推命の命式で見る自刑とは?

自刑とは辰、午、酉、亥の4つについて、同じ地支が2つ揃った場合を言います(例えば、日支と月支が同じ地支)。この場合、自分を剋することになります。また、自刑を持つ人は性格的に闘争心の強い人です。他人と競い合わないと気がすみません。その結果、自身の不注意で失敗や事故を招くことがあります。また人間関係において相手のことが気に入らず、最終的に関係性を壊してしまうことがあります。これは赤の他人の場合もありますが、身内が対象となることもよく見受けられます。

●地支に辰が2つ揃った場合

辰は上昇志向が高く、その世界に君臨したい気持ちが強く表れます。結果、相手を蹴倒そうとし、自刑によってその言動が倍加します。

●地支に午が2つ揃った場合

午は自身が成熟しており、人に対しては上から目線になりがちです。実際、実力がある人ですが、横柄な第度が目立つこととなり、鼻につきます。

●地支に酉が2つ揃った場合

酉は表面では笑顔でも内心には闘争本能を秘めています。表には出さないため、かえって冷徹な印象を与えます。また利害関係を優先をしがちです。

●地支に亥が2つ揃った場合

自身が知恵をつけないと生きにくいと感じ、なんとかしようともがきます。また人に対しては競争意識が芽生え、相手を理屈で攻め立てたりします。

四柱推命の十二運(じゅうにうん)とは?

四柱推命の十二運(じゅうにうん)とは、天干と地支の組み合わせで構成される12種類の星で、その人のエネルギーの強さや、人生における運勢、その人の性質や特徴を読み解くことができます。

十二運の順番はその人が生まれて成長し、社会に出て活躍し、やがて年老いて死を迎え、土に還るという、人の一生を表しており、胎(たい)、養(よう)、長生(ちょうせい)、沐浴(もくよく)、冠帯(かんたい)、建禄(けんろく)、帝旺(ていおう)、衰(すい)、病(びょう)、死(し)、墓(ぼ)、絶(ぜつ)と分けられます。

また、十二運は命式内では他の星と同様に、時柱、日柱、月柱、年柱の4つに配置されます。
母親のおなかの中にいる胎児のような運気を意味している。
・人は人、自分は自分。
・少々不器用で、ペースを乱されるのを嫌がる。
・愛情豊かで家族思い。
母親のおなかの中で養われ、誕生の時が近づいている状態。
・いくつになっても無邪気。
・行動範囲が狭いほう。
・直感で相手の人柄を見抜ける。
長生
幼い子供がすくすくと育つ状態を意味している。
・愛嬌たっぷりの人気者。
・細かいことによく気が付く。
・褒められると頑張れる。
沐浴
思春期の未熟で気持ちが不安定な状態を示している。
・どんなことにも果敢に挑戦。
・切り替えが早く、失敗を引きずらない。
・早とちりでお人よし。
冠帯
20代から30代前半の成人した状態を表している。
・常にリーダーシップをとりたいほう。
・新しいもの好き。
・正義感が強い。
建禄
30代後半から40代前半の、社会で活躍する人生の上り坂にいる状態を。
・完璧主義者。
・責任感が強く、身内は絶対に守る。
・束縛されるのが苦手。
帝旺
40代後半から50代の壮年で、人生絶頂期を迎えている状態。
・面倒見がよく、親分肌。
・仕事とプライベートの区別がきちんとできる。
・頑固者で、白黒はっきり。
60代から70代の、人生の盛りを過ぎ、次第に運気が下降しつつ落ち着いてきている状態。
・どんな相手とも合わせるのが上手。
・ムードメーカー的存在で、天然ボケ。
・何事にも経験と実績を重んじる。
80代に突入し、病で体が弱っている状態を表している。
・常にサービス精神が旺盛。
・静かにエネルギーをチャージする。
・計算高い一面がある。
魂が体から離れてていく静の状態。
・興味のない話は耳に入らない。
・常に堂々としている。
・影のリーダー的な存在。
お墓に埋葬されている充電期間。
・寂しがりやで、一人でいるのが苦手。
・人の役に立つのが嬉しい。
・つい悩みすぎてしまう。
絶対的存在。魂が浮遊している状況。
・自分自身のことがナゾ。
・特定のことにだけ集中し、天才的な能力を発揮。
・感性が豊か。

●四柱推命の十二運で見る相性とは?

四柱推命の十二運の相性
四柱推命の十二運はそれぞれが異なる性質を持っているため、自分と相手の命式の十二運を見ることで、理想とする関係2人の未来結婚の相性を占うことができます。

まずは上記の命式の内、恋愛傾向や結婚観を表す「日柱」の十二運で2人の相性を見てみます。
上記の命式の内、自分の十二運は「病」、相手の十二運は「長生」です。
病は恋愛ではあまり自ら積極的なアプローチはしないものの、精神的な繋がりを大切にし、献身的に相手に尽くす性質を持ちます。恋愛でもかなりの慎重派です。

一方で長生は素直でストレートな愛情表現を得意とし、やや気分屋な一面はあるものの、好きになった相手にはたくさんの愛情を注いでくれます。また、気持ちを抑えておくのが苦手で行動的です。

病は「恋愛面では慎重派」、それに対し長生は「行動的」、一見すると反対の性質となりますが、お互いに好きになった相手へ愛を注ぐ面などが共通しているため、長く付き合える相性と言えます。

2人の命式を作成する

十二運の6分類とは?

 十二運の6分類とは十二運を「胎」から順番に右回りで円状に配置したときに生まれる、向かい合った六つの組み合わせを指します。この組み合わせはそれぞれ似た要素や支え合う要素を持ち合わせているので、非常に相性の良い関係となります。
十二運の6分類で見る良い相性

十二運の6分類の相性の良い組み合わせとは?

 十二運の6分類は「胎」と「帝旺」「養」と「衰」「長生」と「病」「沐浴」と「死」「冠帯」と「墓」「建禄」と「絶」という組み合わせで成り立ち、この組み合わせが良い相性となります。
養、長生、沐浴、冠帯、建禄、帝旺陽の性質を持ち、前向きで積極的な未来志向型です。
対して衰、病、死、墓、絶、胎陰の性質を持ち、これまでの歩みをふまえて地道に進む安定型です。

対になる組み合わせはそれぞれが陰と陽の性質で、お互いに足りないものを補ったり、近い性質のものを高める関係となるため、良い相性となります。
胎と帝王の相性
胎は柔軟性と純粋な気持ちと好奇心を持ち合わせており、パワフルで行動力に溢れた帝旺とは共通点が多いです。さらに、胎の持つ純粋さは帝旺に対し、大きな原動力ともなります。そのため、お互いの強みを引き出し合える相性となります。
養と衰の相性
養は穏やかでマイペースで、安定した環境のために成長する姿勢があります。衰は派手な行動は少なく、鋭い洞察力と円熟した思考を持ち、縁の下の力持ちと言えます。そのため、成長しようとする養を支え、導くのが衰の役割と言えます。自然とお互いのバランスを意識した関係を築くことができる相性となります。
長生と病の相性
長生には成長と発展といった行動力と強いエネルギーが備わっています。また、純粋さもあり人付き合いも積極的です。対して病は創造力が豊かで感受性が高いロマンチストと言えます。人付き合いはあまり積極的ではありませんが、好きな相手には溢れんばかりの愛を注ぎます。長生と病は一見反対に見えますが、お互いにない部分を上手に補うことが出来る良い相性といえます。
沐浴と死の相性
沐浴は好奇心と行動力が強く、交際関係を広げていく性質が強い社交的な性質を持ち合わせています。対して死は非常に落ち着いており、積極性は高くないですが、来るものを拒まない包容力、相手を思いやる優しさを備えています。また、変化にも恐怖心がありません。そのため、死が沐浴を包み込みつつ、変化をしあう相性と言えます。
冠帯と墓の相性
冠帯は非常にポジティブでエネルギッシュな性質で、自分の力で物事を進めて行くのが得意。墓は冠帯のような強いエネルギーは無いですが、一つのことをじっくりと取り組む集中力があります。さらに相手に寄り添い合わせて行くことも得意です。そのため、冠帯と墓は絶妙なバランス感覚があり、冠帯が引っ張り、墓が支えるといった良い相性を築いていけます。
建禄と絶の相性
建禄は粘り強さと安定感を持ち合わせた真面目な性質を持ち、人付き合いでも誠実さを第一に求めます。絶は鋭い感性と発想力を持ち合わせており、常に変化を求めています。建禄と絶の場合は安定感のある建禄が絶にとっての安心できる場所となり、さらに自分を高めていく関係になります。お互いがお互いにとって必要で大切な関係になる相性です。

十二運の3分類で見る良い相性とは?

 十二運の相性は3つに分類することでも見ることができます。
 合理的な思考を持つ胎、長生、帝旺、病。人との関わり方を重視する養、墓、衰、冠帯。感性で生きている沐浴、建禄、死、絶。それぞれのグループの十二運の人は性質が似ていて、お互いによくわかり合うことができます。
十二運の3分類で見る良い相性
合理的な思考を持つ【胎、長生、帝旺、病】
 このグループの人たちは、いつもドライでクールに生きています。物事を合理的に考え、必要とあらば、取り組みます。また夢や目標を見つけたら、それを叶えるために計画的に行動します。力の出し惜しみをすることはなく、常にベストを尽くそうとします。自分のペースで生きることを大事にし、テキパキと結果を出していきます。また勝負運が強いのが特徴です。人と話す時は、お世辞や余計な話は抜きに、本音で向き合おうとします。さっぱりとしている印象で好感が持てます。
人との関わり方を重視する【養、墓、衰、冠帯】
・楽しいことやわくわくすることが好き。瞬発力がある。なりたい自分のイメージがある。何事にも目的や結果を求める。駆け引き上手。臨機応変。器用。無駄なことは避 このグループの人たちは、 協調性をとても大事にします。人の輪を乱したり、人のことを考えない行動に対して嫌悪感を抱きますし、自分自身もそういったことはしないように気をつけています。できるだけ争いごとが起こらないように、常に配慮しています。協調性を第一に考えるあまり、ときに優柔不断な印象を与えてしまうこともありますが、温和な雰囲気は誰にも好かれます。どんな場所においても臆することなく進んで出ていき、人脈を広げていきます。情報収集が得意で、周囲の人との会話もスムーズです。誰とでも仲良くなれるでしょう。
感性で生きている【沐浴、建禄、死、絶】
・理屈よりも行動。好奇心旺盛。プロ意識が高い。頭の回転が速い。何事もすぐに答 このグループの人たちは、ても勘が鋭く、また行動もてきぱきとしている人です。何事もやると決めたら、ササっと動きます。好奇心旺盛で、やりたいと思ったら、すぐに挑戦します。物事の変化にも柔軟に対応でき、面白いことを思いついては、世の中や周囲の人に還元していきます。困った人を助けたり、親切な一面があったりする一方、他に気持ちが向けば元のことは忘れて、他のことに気をとられてしまいます。よくも悪くも熱しやすく冷めやすいのです。

四柱推命の通変星とは?

四柱推命の通変星とはその人の持って生まれた性質や才能、表す星で、隠れた本質を読み解くこともでき、比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬の十種類に分けられます。

通変星は命式内の年柱、月柱、日柱、時柱に割り当てられますが、恋愛について読み解く場合は日柱の通変星を見ます。

日柱の通変星からは主にその人の恋愛傾向や、恋人と築く関係を知ることが分かり、自分と相手の通変星を見ることで2人の恋愛相性を読み解くことができます。
比肩(ひけん)
比肩は素直で努力家な性質を持ちます。さらに非常に行動的で、どんなことにも積極的に取り組む姿勢を持っています。人間関係は誰に対しても対等な関係を築こうします。

恋愛においても対応な関係を求めるので、どちらかが一歩引くような関係は好みません。そのため、恋人には真っ直ぐな愛情を注いでくれます。
劫財(ごうざい)
劫財は協調性が高く、人当たりも良いのでおっとりとした人に思われることもありますが、非常に努力家で野心に溢れた性質を持っています。

恋愛ではドラマチックな出来事を好む性質があります。あの手この手で意中の相手に喜ばれようとしますし、イベントを企画するのも得意です。また、情熱的な愛情を注いでくれます。
食神(しょくじん)
食神は穏やかでいつも笑顔にあふれているのが大きな特徴です。子供のような純粋さも備わっており、常に「楽しいこと」を第一に考えています。
恋愛ではパートナーと楽しさを共有する意識が強いため、円満な関係を続けて行くことができます。ただし、とてもモテるタイプであるため、愛情表現はこまめに行うと良いでしょう。
傷官(しょうかん)
傷官は鋭い直感と感性に恵まれているのが大きな特徴です。頭の回転も早いので、非常にスマートです。芸術の分野で活躍する人も多いようです。

一方、恋愛面はロマンチストで、ドラマチックな恋愛を好んでいます。相手のための自分磨きを怠ることもなく、常に愛情を注いでくれるようになります。
偏財(へんざい)
偏財は誠実さと優しさが大きな特徴で、人気者タイプと言えるでしょう。また、ただ優しいだけでなく、冷静な側面も併せ持っているので、器用貧乏とはならないでしょう。

恋愛ではリードをするよりは相手を優しさで包み込むような性質があります。特に持ち前の優しさで相手が喜んでくれることが自分の幸せとなることも多いようです。
正財(せいざい)
正財は真面目で堅実な努力家です。誰に対しても態度を変えない姿勢から多くの信頼を得ています。何事も自分の力でコツコツと切り拓いていこうという強い意志もあります。

恋愛は好きになった相手一途に尽くします。落ち着いた関係を理想としており、派手さはありませんが幸せな家庭を築いていくタイプと言えるでしょう。
偏官(へんかん)
偏官は周囲をまとめて引っ張るリーダーです。自分だけでなく、周囲をも巻き込むエネルギーを持っており、非常に義理堅い性格も大きな特徴です。

一方、恋愛ではかなりの慎重派です。それは相手を思いやる性格から来るもので、決して恋愛に興味がないわけではありません。進展に時間はかかりますが、交際が始まると溢れんばかりの愛情を注いでくれます。
正官(せいかん)
正官は真面目で几帳面、曲がったことが許せないという性質を持ちます。真面目な故に融通が利きにくい部分もありますが、至って真面目なため周囲からの信頼は厚いです。

恋愛面でも真面目で、好きな相手に一途に愛情を注ぎます。アプローチは遅いかもしれませんが、相手の気持ちに寄り添い、穏やかな関係を築いてくれます。
偏印(へんいん)
偏印はマイペースでユーモラスな雰囲気を持つことが大きな特徴です。好奇心も旺盛で、他の人が興味のないものに興味を持ったり、あるいは逆で世間一般の方が大事にするものをあまり意識しない…ということもあります。

恋愛では「この人良いかも」と感じると一気に恋が進んでいく傾向があります。ただ、持ち前の好奇心から他の人に目移りすることも多いです。好きになった相手の事を常に深く知ろうとする姿勢を持つト良いでしょう。
印綬(いんじゅ)
印綬は「知性を表す星」とも言われることがあり、並外れた知識欲を持つことが大きな特徴です。勉強熱心で様々な情報の取捨選択の力に長けています。また、性質は穏やかで優しく、面倒見も良いので人との信頼を築くことも得意です。

恋愛でもじっくりと相手を見極めることから奥手で不器用な印象を受けるかもしれません。しかし、好きになった相手には誠実に向き合うため、一度関係を築くと盤石なものになるでしょう。

●通変星の相性は?

通変星はそれぞれが異なる性質と性格を持つため、通変星の組み合わせによっても相性があります。通変星の相性の組み合わせは下記となります。
相性の良い通変星 特徴
比肩と食神 真面目でしっかり者の比肩を楽しませる関係となり、癒しを与える相性となります。また、比肩の持つ真面目さが食神を支えることにもなります。
比肩と正財 比肩と正財は近い性質を持っており、お互いに協力し、共通の目標に向かって進める相性をしています。
劫財と偏印 劫財と偏印は感性と美意識に共通する部分があり、気が合うので楽しい相性なので、長続きする関係になります。
食神と遍在 好奇心と行動力のある食神を、偏在が支え、導いていく大変良い相性となります。お互いの良いところを引き出し、足りない部分を補う関係でもあります。
傷官と正財 感受性が高い傷官に、正財が安心感を与える相性となります。お互いに信頼し合い、寄り添える関係を築くことができます。
偏財と食神 偏財と食神は心から安心できる相性をしています。お互いに相手のために何ができるのかと考える性質を持つため、気を許すことができるのです。
正財と傷官 正財と傷官は良き理解者となれる相性です。正財は傷官を受け止め、傷官は正財に対し、新しい世界を見せる…とお互いに良い影響を与えることもできます。
偏官と偏財 偏官と偏財は価値観が似ており、安心できる相性をしています。特に偏官の持つ強い力を偏財が暴走しないように抑えることもでき、理想的な関係となります。
正官と食神 正官と食神はお互いに自然体でいられる相性です。お互いに緊張する関係ではないので、末永く仲良くいられる相性となります。
偏印と偏官 偏印と偏官は一見反対の性質に見えますが、衝突せずに信頼できる相性をしています。自然と2人の役割にあった付き合い方をできるので良い相性と言えます。
印綬と比肩 印綬と比肩は無限の可能性を引き出し合える相性です。印綬の持つ知識、比肩の行動力が合わさることでどのようなことでも乗り越えていくことができます。
▼通変星についてさらに詳しい解説はこちら▼

四柱推命の納音とは?

四柱推命の納音(なっちん)とは、四柱推命においてとても重要なものです。自分や相手の性格や運勢や、相性の場合は自分と相手との関係性に大きな影響を与えるものと考えられています。納音がある人は生き方が慎重になります。その分一生賢明頑張り、努力を惜しまず、手堅く生きる人です。
見方としては、命式内で、2つの天干が同じで地支が冲になっている場合が納音ということになります。
自分と相手の関係で見る場合は、日柱の干支が納音かどうかで判断します。たとえば互いの日柱天干が「庚」で、自分の日柱地支が「寅」、相手の日柱地支が「申」の場合。月柱と日柱は冲の関係なので、この2人の間には納音があるということになります。自分と相手が納音の関係の場合は、お互いに正反対の価値観で生きている人、という意味合いがあります。互いの欠点や弱点を補い合うことができれば、とてもうまくいく良い相性です。ただ、価値観が異なるため反発し合うこともあります。
なお、納音になる組み合わせは干支番号で見ることもできます。自分の干支番号と30番違いにある干支が納音の関係になります。
◆命式で見る納音の組み合わせの一例
時柱 日柱 月柱 年柱
※参考;冲の関係の十二支
冲の関係の十二支
◆干支番号で見る場合の納音になる組み合わせ
1 甲子 31 甲午
2 乙丑 32 乙未
3 丙寅 33 丙申
4 丁卯 34 丁酉
5 戊辰 35 戊戌
6 己巳 36 己亥
7 庚午 37 庚子
8 辛未 38 辛丑
9 壬申 39 壬寅
10 癸酉 40 癸卯
11 甲戌 41 甲辰
12 乙亥 42 乙巳
13 丙子 43 丙午
14 丁丑 44 丁未
15 戊寅 45 戊申
16 己卯 46 己酉
17 庚辰 47 庚戌
18 辛巳 48 辛亥
19 壬午 49 壬子
20 癸未 50 癸丑
21 甲申 51 甲寅
22 乙酉 52 乙卯
23 丙戌 53 丙辰
24 丁亥 54 丁巳
25 戊子 55 戊午
26 己丑 56 己未
27 庚寅 57 庚申
28 辛卯 58 辛酉
29 壬辰 59 壬戌
30 癸巳 60 癸亥

四柱推命の納音で見る相性は?

四柱推命の納音で見る相性は、価値観が全く正反対ということで、極端な関係になります。お互いの良い面を認め合い、足りない点を補い合うことができれば、2人の関係は最強です。自分にないところを認め、尊敬・尊重することができれば、非常にうまくいくのです。ただ、お互いの意見や考え方の違いが前面に出てしまうと、価値観が異なる者同士なだけにこじれたりぶつかったりしやすくなります。そのため、結婚やビジネスのパートナーとしては、お互いに良い面を発揮して補い合っているうちは良いのですが、ひとたび亀裂が入るとややこしくなり、関係修復が難しくなってしまいます。
納音の関係の人とうまくやっていくには、お互いの間に上下関係を作ると良いのです。上司と部下、夫と妻…役割分担だけでなく、自然な上下関係が作れると良いのです。また、友人や同僚同士の場合は上下関係は作りにくいので、お互いの意見を尊重し、譲り合うことで良い関係を保つことができます。

四柱推命の律音とは?

四柱推命の律音とは同じ干支の事を指し、命式の中でも同じ干支が揃う場合に成立します。律音は同じ五行同士で相互作用をもたらす比和と同じような力を発揮し、命式内では律音を形成する干支の種類ごとに効果が異なります。

律音はその人の人生、才能、対人関係に影響をもたらします。人生では律音が無い人に比べ、大きな選択を迫られることが多くなります。また、マルチタスクに色々なことに手を出すよりも、一つの事を追求する能力に長けています。また、律音が無い人に比べ、多くの人間に恵まれます。特にどのような人に恵まれるのかは、律音の出ている場所で占うことができます。

また、自分と相手に命式に律音がある場合、近い性質を持つので基本的には非常に良い相性を持ちます。

四柱推命の律音で見る相性は?

四柱推命の律音で見る相性は、お互いに近い性質を持つので基本的には良い相性となります。

相手の年干、月干と自分の日干が律音の場合は同じ性質を高め合い、お互いが引っぱり、支え合うことができる相性となるので、恋人、夫婦としても良い関係を築けます。

日干同士が律音となる場合、性質がとても近いため依存に近い関係になることも多いので、一般的には良くない相性とされています。しかし、共通点が多い分、ビジネスパートナーであったり、一心同体の関係を目指すととても良い相性となります。

四柱推命の相性・天地徳合(てんちとくごう)とは?

天地徳合(てんちとくごう)とは、晦気(かいき)とも呼ばれ、天干が干合、地支が支合する組み合わせを指します。

干合、支合は共に強い結びつきと影響を与えるものですが、個人の命式内で天地徳合が発生した場合は基本的に安定した運気をもたらします。

自分と相手の命式内で天地徳合が発生した場合は個人の場合と異なり、かなり良い相性をもたらします。そのため、運命的とも言えるほど離れがたい相性の強さとなります。反面、一度こじれてしまうと関係の修復ができないこともあるので注意が必要です。

また、天地徳合の相性となる確率は1.66%ともされており、大変珍しい相性と言えます。
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