寅年(とらどし)は十二支中3番目に当たる干支で、昭和から今まででは西暦でいうと1926年、1938年、1950年、1962年、1974年、1986年、1998年、2010年、2022年が寅年でした。
寅年は芽吹きの年、挑戦の年と言われ、後世にまで続くような素晴らしい発明や発表が多々起きています。
そんな寅年生まれの人は頭の回転が速く、行動力と粘り強さ、そしてピンチをチャンスに変える素晴らしい才能を持っています。
恋愛においては一途なロマンチストで、相手に自分の持てる愛情の全てを注いで一緒に幸せを模索していきます。
今回は「寅年」の由来や寅年に起こった出来事、そして寅年の人の性格や恋愛・金運などはもちろん、ほかの干支との相性についても詳しくご紹介していきます!
目次
寅年の歴史と由来は?
寅年の由来となったのは、その音の響き通り「虎(トラ)」です。
虎は元旦一番に神様に挨拶に行くために朝早く出発し、その俊足で駆け付けましたが、前日にスタートしていた牛、そしてその背に隠れていたネズミには勝てず、3番目となったと言われます。
また、寅年の「寅」の字は、動物が当てはめられる前は「植物の芽吹き」を表していたそうです。そこから寅年は「自分が生まれ持ったものをどんどん伸ばしていく年」とされ、「成長」や「挑戦」の意味があります。
ちなみに十二支が生まれたと言われる中国では、獅子(ライオン)も虎と同様、候補に挙がっていました。しかし、獅子の悪行を神様が知ることとなり、害獣を退治する虎の方がふさわしいとして選ばれたと言われています。
虎はまさに自分が生まれ持った才能を活かすことで成功を手にしていますね。
寅年はどんな年になる?
寅年は「芽吹き」を意味することから、未来に向けて何かが始まっていく年になります。
子年の種子、丑年の芽吹きの準備に続く3番目はまさに新たなスタートです。
寅年には「挑戦」や「成長」の意味もあるので、始まりの年でもあると同時に、未来に向けて新たな挑戦を始める年とも、今後大きく花開くための成長の年とも表現できます。
実際に過去を振り返ってみると、この年に始まったことが大きく花開いて今に至っていたり、今までにない、歴史に残るような挑戦を行った結果今がある、というような出来事が多くあります。
また個人としても、今までいろいろと頑張るわりに伸び悩んできた、という人には大チャンスが到来します。
寅年だからこそ大きな決断を下し、挑戦していくことで成功を手に入れられそうです。積み上げてきたものがある人ほど、恐れずに前進したいところです。
寅年(とらどし)の生まれ年
これまでの寅年(とらどし)の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
1902年(明治35年) 1914年(大正3年) 1913年(大正2年) 1926年(昭和元年/大正15年) 1938年(昭和13年) 1950年(昭和25年) 1962年(昭和37年) 1974年(昭和49年) 1986年(昭和61年) 1998年(平成10年) 2010年(平成22年) 2022年(令和4年) 2034年(令和16年) 2046年(令和28年) |
これまでに寅年(とらどし)にはどんなことが起きた?
これまでの寅年を振り返ってみると、まさに未来に向けた芽吹きとなった出来事が数多く存在します。
1926年は大正から昭和に切り替わった年ですから、まさに「未来への芽吹き」の象徴です。
1938年には日本初のタクシーのメーター制導入や女性弁護士の誕生、1950年には民間のラジオ放送開始、第1回プロ野球日本シリーズ開催と「挑戦」が続きます。
1962年には三菱が「ミニカ」を、花王が「花王ブリーチ(現・ハイター)」や「花王ソフター」を、明治がアーモンドチョコを世に出しました。実は初の国産コピー機もこの年に完成しています。
そして次の寅年である1974年には、たくさんの昭和アイドルを輩出した伝説の番組「レッツゴーヤング」が始まりました。
1986年にはバブル景気がスタートし、ディスコやカラオケが大ブームとなりました。当時誰もが熱狂し、今でもその人気は衰えない「ドラゴンクエスト」もこの年にリリースされています。
1998年には郵便番号が7桁に変更されて今に至ります。そのおかげで今の私たちは、住所の自動入力もかなり楽になっています。
2010年には日本年金機構の発足、そしてあのInstagramのサービス開始もこの年です。
2022年には西九州新幹線開業、イーロン・マスク氏のTwitter買収などがありました。
未来のための挑戦や、今まで土台を築いてきたもののスタートという印象が強い出来事が多いようです。また、寅年には参議院選挙の投票率が高くなることから「寅年現象」という言葉があります。これも「成長の年」「挑戦の年」ならではかもしれません。
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寅年(とらどし)の基本性格と特徴
寅年の人は勇猛果敢で行動力のある、まさに虎のような人です。
頭の回転も速く、最適解を素早く見つけ出して行動し、ライバルをどんどん出し抜いて成功を勝ち取っていきます。
また、虎は獲物を取るために辛抱強くゆっくりと距離を詰めていくと言われますが、寅年の人もまさにその通りで、逆境に強く根性があり、少々のことではめげません。じっと耐え続ける力も持ち合わせています。
真面目で責任感も強いので、一度やると決めたことは必ずやり通すため、周囲からの信頼も厚いです。正義感が強く、納得いかないことには1人でも立ち向かうため、怖い印象を与えがちですが、実は人情家で面倒見がよいタイプです。
しかし、これも虎のごとくやや気まぐれな面が見え隠れします。今まで頑張っていたことを「飽きた」と言わんばかりに放り出したりすることもあります。
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寅年(とらどし)の恋愛傾向
寅年は恋愛においても情熱的でとてもストレートです。
自分の気持ちをとても素直に相手に伝え、積極的にアプローチしていきます。また、意外にロマンチストなので、アプローチのためにすてきなレストランを予約したり、イベントをリサーチしていたりと下準備を欠かせません。相手の気持ちを手にするためならどんな努力も手間もいとわないところがあります。
しかし、やや理想が高いのでそう簡単に恋に落ちることもありません。想いが成就すれば一途に相手を愛します。どうしたら愛する人と幸せな日々が送っていけるかを一生懸命考え、相手のために尽くそうとします。
頼られるのが好き、そして自分をしっかり認めてもらえるのが好きなので、優しく思いやりのある気配り上手な人を好みます。
自分をうまく扱って奮起させてくれる人に出会えれば充実した日々を送れます。
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寅年(とらどし)男性の特徴は?
寅年生まれの男性は好奇心の塊のような人で、思い立ったら即行動タイプです。
まだ誰も知らない分野でいち早く結果を出していることもよくあります。親分肌で頼りがいがあり、面倒見がよいので年齢性別問わず多くの人に慕われます。曲がったことが嫌いで素直なので、時に鋭い言葉を発して周囲を驚かせます。見た目はとてもクールでどこかとっつきにくい印象ですが、中身は驚くほど情熱的です。
また、ロマンチストでもあるので恋人にはとても甘く、そしてすてきなサプライズを仕掛けてきたりする優しさもあります。そして、頼られたいので、素直に甘えて頼ってくれる人が好きです。お願いなどをされれば、文句を言いながらもどこかうれしそうにしています。
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寅年(とらどし)女性の特徴は?
寅年生まれの女性はまさに竹を割ったような性格で、気が強そうな印象を与えます。
子どものように天真爛漫で無邪気、そして思ったことをそのまま口にしてしまい、失敗もありますが、裏表がないために周囲にはサポーターがたくさんです。強そうに見えて内面はとてもナイーブで、何を言われても平気そうな顔をしていても裏で泣いていたりすることも。
そのため、恋愛においてはどんな自分でも受け入れ、優しく包んでくれるような包容力のある人を好みます。いつもは元気いっぱいでサバサバしていても、好きな人には甘えたい、弱さを見せたいところがあるので、それを受け入れてくれる人には持ち前の愛情深さを発揮して一生懸命尽くそうと努力します。
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寅年(とらどし)の人に備わる仕事運や適職は?
寅年生まれの仕事運はこれだ、という仕事を見つければどこまでも伸びていくというものです。
もともと「仕事は生きがい」と呼べるほど、寝食さえ忘れて仕事にのめり込んでしまうようなタイプです。行動力も粘り強さもあり、真面目に取り組んでいくのですから、成功しないはずもありません。自分が楽しい、楽しいとやっている間に気がつけば出世していたり、大きな成果を出していたりします。ピンチが訪れた時ほど底力を発揮し、大きく飛躍するチャンスにすることができます。
そんな寅年の適職は、いわゆる経営者や政治家です。自分がトップに立って自ら行動していくことで周囲もついてきて、会社ぐるみで大きな成果を挙げることができます。
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寅年(とらどし)生まれの金運は?
寅年生まれの金運は成功を追い求めるほどに高くなるものです。
寅年はお金を稼ぐのが好きで、しかもそれを働くことで実現したいと思っています。成功者はお金を稼げる人だと思っているからです。その行動力から人よりも先に未知の分野での成功を収めることも多く、そうしてお金を稼げるから仕事が楽しいという好循環で、どんどん金運が高まっていきます。
そんな寅年が財を増やすなら、他人にお金を使いすぎないことです。特に恋人にはお金を惜しまずにつぎ込んでしまうタイプなので、求められれば応えてしまい、歯止めがかからなくなります。いくら好きでも「ここまで」というラインをきちんと決めておくことで、後々「やりすぎた」と反省することもなくなります。
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寅年(とらどし)の人と相性の良い十二支は?
寅年と相性が良い十二支は午年、戌年、亥年の3つです。以下に解説していきましょう。
■寅年と午年の相性
真面目で頼られたい寅年と、天真爛漫で自由奔放な午年は、お互いの足りない部分をうまく補い合える関係です。
どちらも行動力や粘り強さを持っているために、根本的な部分が似ており、一緒にいても足並みをそろえやすくなっています。
微妙に違うところがあるからこそ「自分も負けないように頑張らなきゃ」というライバル心が刺激されるので、一緒にいればいるほどにそれぞれの向上心が高まり、周囲から見ても良い関係を続けていけます。
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■寅年と戌年の相性
明るく前向きで、正義感が強い部分が共通している寅年と戌年は、お互いを深く理解し合える関係です。
強そうに見えてナイーブな一面を持つ寅年と、イマイチ自信が持てない戌年はその部分を理解し合うことができます。
「実は」という打ち明け話ができるまでに関係が深まれば、お互いの気持ちや心理を理解し、時には応援し、時にはリードするという状態で多くの物事を成し遂げていくことができる最良のパートナーとなれます。
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■寅年と亥年の相性
裏表がなく素直な寅年と、同じく裏表がなく思い込んだら命がけ、な亥年は安心して本音をぶつけ合える関係です。
どちらも素直に思ったことを口に出してしまうため、人によっては険悪になりますが、この2人はお互い裏表も他意もないとわかっているのでまったく気になりません。
寅年は他人を気にせずマイペースな亥年をすごいと思い、亥年は寅年の存在感にあこがれを抱きます。相手を尊重しつつも自然体でお付き合いできる希少な仲間です。
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寅年(とらどし)の人と相性が良くない干支は?
寅年と相性が良くない十二支は巳年、申年、未年の3つです。以下に解説していきましょう。
■寅年と巳年の相性
人情家でお世話好きな寅年と、簡単に人に心を許さない巳年は、考え方の違いから一緒にいると険悪なムードが漂います。
自分から積極的に心を開き、話しかけていく寅年は、巳年にとって距離感を間違えている人だと感じられます。また寅年にとっては、なかなか素直になってくれない巳年のお世話は楽しくありません。
お互い「もう少し何とかならないのか」と思い続けているので、一緒にいるとぎすぎすした感じになってしまいます。
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■寅年と申年の相性
真面目でゆがんだことが許せない寅年と、楽しければ多少の嘘は方便と考える申年は、何かとぶつかりやすい相性です。
どちらも頭の回転が速いという共通点はあるのですが、申年はそれを場の空気を読んで盛り上げることに使うので、真面目な寅年からすると「さっきと言っていることが違う」となります。
申年から見ると「融通の利かない面白くないやつ」となってしまい、一緒にいるとすぐに衝突し、それを見ている周りも疲れさせてしまいます。
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■寅年と未年の相性
思い立った誰よりも先に行動したい寅年と、何事もじっくりゆっくりという未年は考え方もペースもかみ合いません。
特に何かを協力してやろう、となった場合には、お互いがイライラしてしまいます。寅年は未年が足を引っ張ると感じるし、未年は寅年に落ち着きがないと感じます。
お互いの違う部分をリスペクトすることができないので、できる限り一緒にいない方がよさそうです。仕事で付き合うなら、直接かかわらないで意見だけ出すようにしましょう。
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まとめ
ここまで寅年について、様々な観点から解説してきました。
寅年は「芽吹きの年」、「挑戦の年」になるとされており、過去の歴史を紐解くと後世にまで続くような素晴らしい発明や発表がありました。そして、寅年生まれの人は行動力と粘り強さを併せ持ち、どんな逆境にも負けない才能を持ちます。
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