古代中国で生まれ、その的中率の高さから注目度の高い四柱推命は、生年月日と生まれた時間から割り出す天干と地支の組み合わせによってその人が生まれ持つ性質や運命を鑑定します。
今回は十干の1つである「丙(ひのえ)」が持つ意味や、丁(ひのと)を日干に持つ人の性格、恋愛、仕事、金運などの傾向から、丁(ひのと)とそれぞれの十二支を組み合わせで見る基本的性格や、ほかの日干との相性などについてもお伝えしていきます。
目次
そもそも四柱推命の【丁(ひのと)】ってなに?
四柱推命における丁(ひのと)とは、10種類の天のエネルギーを指す、十干の4番目で、五行の性質は火で、陰陽の性質は陰となります。
また、十干の3番目に当たる「丙」(ひのえ)は火の陽の性質を持つ「火の兄」と呼ばれるのに対し、火の陰である「丁」(ひのと)は「火の弟」とも呼ばれます。
丁(ひのと)の意味とは?
丁(ひのと)は、光を受けて暗闇に輝く月や、静かに燃えるともしびという意味があります。
丁(ひのと)は、十干のうちの1つですが、五行のうちの火と、陰陽の陰の組み合わせで表されます。
五行の火は読んで字のごとく炎を表しますが、そこには熱や光なども含まれています。
そして陰陽の陰は日陰や静かなもの、冷たさや暗さ、小ささなどの、どちらかというと静かでおとなしく、ひんやりとした印象を感じられるような意味を持っています。
「丁」(ひのと)の人の性格は?
丁(ひのと)の人の性格は、社交性があって会話上手というものが大きな特徴です。
独自的な発想と、自然と周りの目を惹き付けるような優雅な雰囲気があり、注目されることが多いです。
落ち着いた雰囲気ながらも、心の奥には情熱的な部分を持っており、時に喜怒哀楽を爆発させることがあります。
また、瞬時に正しい状況判断が行えるほど頭がよく切れるのですが、感情的になることもしばしば。
被害者意識が強い部分が表に出てくることもあります。
普段の優雅で落ち着いた雰囲気からは想像できないがゆえに、強い印象を周りに残してしまうこともあります。
しかし、基本的には人当たりがよく、驚くほど幅広い人脈を創り出すことができるので、いわゆる成功者と呼ばれる部類に入る人も多くいます。
「丁」(ひのと)の人はどんな恋愛をする?
丁(ひのと)の人は、好きな人を着実に手に入れるためにとことんベストを尽くすという恋愛傾向があります。
「あの人いいな」という感じで直観的な恋をすることが多いものの、勢いのままにアタックすることはなく、「自分は本当に好きなのかな?」と冷静に自分自身の恋心を判断しようとします。
そのうえで、相手の状況を見たり、調べたりしながら、最高のチャンスがやってくるまでじっくりと待ち、確実に恋を実らせる方法を取っていきます。
実は愛するよりも相手からたくさんの愛をもらいたいと望むタイプなので、お互いの気持ちをしっかり確かめつつ、恋愛関係を結びます。
心のつながりをとても重視するため、恋愛関係になることをそれほど急がず、じっくり絆を深めていきます。
「丁」(ひのと)の人はどんな結婚をする?結婚後の生活は?
丁(ひのと)の人は、愛されている安心感に包まれて、成長し続けるという結婚を求めています。
しっかりと自分の気持ちと相手の気持ちを見極めたうえで恋愛関係になるため、そこから結婚に至ることも少なくありません。
お付き合いを重ねる間にしっかりと強固な絆を築き上げます。
結婚しても向上心を忘れないため、愛されている、自分が大切にされているという安心感を経て、ますます仕事などに邁進していくことができます。
同じような相手を好むため、例えばマイホームなどの目標をしっかり定め、夫婦で、そして家族で大きな目標に向かって楽しみながら進んでいくでしょう。
自分のことはもちろんですが、子どもや配偶者の成長のためにも全力で応援します。
「丁」(ひのと)の人の仕事運の特徴や適職は?
丁(ひのと)は、自分の個性を生かせる環境を選ぶことができればどんどん伸びていくという仕事運を持っています。
もともと個性的で、想像力や創造力に富んでいるので、人が思いつかないアイデアを次から次に繰り出していくこともできるでしょう。
また、もともと器用なところがあるため、最初は見よう見まねから入ったものでも、アイデアと独創性によって独自のものとして広がっていくことも多いです。
そんな丁(ひのと)は、企画営業や新商品開発などの部署のほか、新規ビジネスの立ち上げをする起業家などが適職と言えます。
ただ、言葉にするのが少し苦手なので、音楽や文字など、別の表現の仕方を選ぶと周りに理解してもらいやすくなります。
実際、芸術分野の才能はずば抜けており、それらに触れることによってさらに磨き上げられていくので、アートの世界に足を踏み入れたり、芸術に携わるような学芸員などもお勧めです。
歌と言葉でいろいろなことを表現できるシンガソングライターなども、丁(ひのと)には向いています。
「丁」(ひのと)の人の金運は?
丁(ひのと)の金運は、周りの人によって運ばれてくることが多いといえます。
社交性が高く、多くの人に好かれて人脈が広がりやすいため、そこから良い話が入ってきたり、ワンランク上の人たちに紹介してもらっていつの間にかセレブリティの仲間入りをしていたりすることもあります。
人を大切にすることで、金運が巡って来るタイプです。
また、人にはないアイデアが次々に湧いてくるので、それをビジネスの方向に持って行くことで大きな収入を得ることもあります。
仲間を集って会社を立ち上げて安定的な収益を得るのも得意でしょう。
ただ、ストレスなどで散財しやすくなるので、その点には注意が必要です。
あまり手元に置かないのも金運を下げないコツでしょう。
十二支別の組み合わせ「丁丑(ひのとうし)」の性格・特徴は?
丁丑(ひのとうし)の性格は物静かなのんびり屋さんです。
実はいろんな方面に才能あふれる人ですが、それをあまり表に出さず、クールで物静かな印象を周りに与えます。
行動するまでに時間がかかりがちですが、「やるぞ」と決めると周りが驚くような成果を出すことが多いのも特徴的です。
あまり冒険はせず、目の前のことをコツコツやり続ける、地道な努力家でもあります。
しかし、慎重すぎるがゆえに、やや考えすぎてしまうところもあります。
十二支の組み合わせ「丁卯(ひのとう)」の性格・特徴は?
丁卯(ひのとう)の性格は頭が良くて人見知りです。
物事を瞬時に把握するのが得意なので、何においても最適な道を探り出し、短期間で最高の成果を出すことができる才能の持ち主です。
同時にいろいろなことをこなす器用さがあるので、何でも成果を出しやすいです。
しかし、初対面の人に対しては人見知りを発揮し、心を開くまでに少し時間がかかってしまいます。
仲良くなってしまえば本来の自分らしさを発揮することができます。
十二支の組み合わせ「丁巳(ひのとみ)」の性格・特徴は?
丁巳(ひのとみ)の性格はみんなに優しい人気者です。
面倒見がよく、いつも穏やかなので付き合いやすく、周りには人が集いやすいタイプです。
特に年下に慕われることが多いでしょう。
しかしながら、思い切る勇気は人一番という感じで「これをやりたい」と思ったらそのまま突き進むパワーも持っています。
昨日「やりたいな」と言っていたのに、今日はもうさっさと始めているというフットワークの軽さは目を見張るものがあります。
十二支の組み合わせ「丁未(ひのとひつじ)」の性格・特徴は?
丁未(ひのとひつじ)の性格はいつも穏やかで周りに癒やしや穏やかさを与えるです。
そこでほほ笑んでいるだけで、周りにいる人は肩の力が抜けるという、不思議なオーラを放っています。
誰に対しても優しく接する姿は、歩くパワースポットのよう。
常に人に奉仕する気持ちを持っているため、時に自分を後回しにしてしまうこともあります。
自分自身を大切にする気持ちを持つと、さらに周りに幸せを振りまくことができるようになります。
十二支の組み合わせ「丁酉(ひのととり)」の性格・特徴は?
丁酉(ひのととり)の性格はなんでもそつなくこなす世渡り上手です。
常に冷静に物事を見極め、その場に合った正しい判断を下すことを得意としています。
自分を取り巻く状況をしっかり見ながら、今置かれた中でベストな方法を見つけ出して、たとえ困難なことがあっても上手にすり抜けて行きます。
面倒見がよく、人を大切にするので仲間から助けられることも多く、それによってどんどん上の立場に上がっていく人がいるのも特徴的です。
十二支の組み合わせ「丁亥(ひのとい)」の性格・特徴は?
丁亥(ひのとい)の性格は常に準備を怠らない堅実派リーダーです。
どんなことでもきちんと準備をしてから取りかかる慎重派で、コツコツ努力を積み上げるのも得意です。
常に穏やかで癒やしのオーラを携えつつ、高い直観力で周りをうまく導くことができます。
そのため、自分が率先してという感じではなく、周りからお願いされてトップに立つことが多いでしょう。
常に穏やかでいることを好むので、目立つ行動はしませんが、着実に実績を積み上げていきます。
「丁」(火の陰)と「甲」(木の陽)の相性は?
丁(ひのと)と甲(きのえ)はサポートされる側とする側という関係性です。
火は燃料がないと燃え続けることができません。
木の気を持つ甲(きのえ)が、丁(ひのと)のサポートをすることによってその能力を発揮することができます。
丁(ひのと)が甲(きのえ)に対する感謝を忘れなければ、良い関係性を続けていけるでしょう。
「丁」(火の陰)と「乙」(木の陰)の相性は?
丁(ひのと)と乙(きのと)はそっと後押しされる側とする側の関係性です。
木は木でも草花寄りの乙(きのと)は、丁(ひのと)の力を強力に引き出すというよりは、癒やし、そっと支えるような立ち位置です。
丁(ひのと)は乙(きのと)に頼りすぎて燃え尽きさせることなく、そっと寄り添うようにすると穏やかな関係性を築けます。
「丁」(火の陰)と「丙」(火の陽)の相性は?
丁(ひのと)と丙(ひのえ)は適度な距離感を保つと良好でいられる関係性です。
同じ火の気ですが、よりパワフルな丙(ひのえ)とあまり距離が近いと、丁(ひのと)そのパワーに圧倒され、いいように使われてしまいます。
この人こそ私の憧れ、と心酔するほどの相手以外は、丙(ひのえ)とは距離を保つといい関係でいられます。
「丁」(火の陰)と「丁」(火の陰)の相性は?
丁(ひのと)同士はお互いの力を強め合える関係性です。
同じ性質を持っている同士、手を組めばその力を倍にすることができます。
同じ夢や目標に向かうことができると良い方向に向かいます。
ただ、似すぎているがゆえにあまり近いとぶつかりがち。
お互いの個性を大切にしながらのお付き合いをすると、よきライバルでいられます。
「丁」(火の陰)と「戊」(土の陽)の相性は?
丁(ひのと)と戊(つちのえ)は子どもと親のような関係性です。
戊(つちのえ)は常にどっしり構え、丁(ひのと)のすることを優しく見守ってくれるでしょう。
丁(ひのと)も安心感が得られるはずです。
ただし、親子のようなものですから、戊(つちのえ)に頼りすぎたり、言うことを聞きすぎたりするとバランスが崩れてくるしくなるのでご注意を。
「丁」(火の陰)と「己」(土の陰)の相性は?
丁(ひのと)と己(つちのと)は安心感を得られる関係性です。
どちらもいわゆる陰の気を持っているため、どちらかというと受け身となり、お互いに「いい人なんだけど何か物足りない」と感じることが多いでしょう。
ただ、一緒にいると不思議とホッとするし、特に丁(ひのと)が己(つちのと)のお世話を焼きたくなるでしょう。
「丁」(火の陰)と「庚」(金の陽)の相性は?
丁(ひのと)と庚(かのえ)は師弟のような関係性です。
庚(かのえ)が丁(ひのと)を導く形になることが多いですが、強さのある庚(かのえ)に丁(ひのと)が引け目を感じてしまうこともあります。
できるだけ対等な立場になることが理想的で、教えてもらうから「お互いに協力する仲間」になると相性の良さが高まります。
「丁」(火の陰)と「辛」(金の陰)の相性は?
丁(ひのと)と辛(かのと)は違いを尊重できれば良くなる関係性です。
お互いの性質がかなり異なるため、一緒にいてもあまり居心地は良くないでしょう。
辛(かのと)の繊細さを丁(ひのと)が理解し、自分とは違う部分を理解しようとすれば、丁(ひのと)の激情的な部分をうまくコントロールするきっかけにすることができます。
「丁」(火の陰)と「壬」(水の陽)の相性は?
丁(ひのと)と壬(みずのえ)はお互いの魅力を引き出し合える関係性です。
丁(ひのと)の強い向上心や精神力、壬(みずのえ)の包容力や寛容さをお互いが尊敬し、学び合うことができれば、それぞれの魅力がぐんと高まります。
一緒にいると不思議といつも以上に力が発揮できるでしょう。
ただ、どこまでも火と水なので、近づきすぎないことが大事です。
「丁」(火の陰)と「癸」(水の陰)の相性は?
丁(ひのと)と癸(みずのと)は近づきすぎると良さを打ち消し合う関係性です。
一定の距離感を保っている間はお互いのいいところが見えるのですが、近づきすぎると丁(ひのと)がやる気を出している時に限って癸(みずのと)が余計な一言を発してストップさせたりしてしまいます。
イライラさせられることが増えてしまうでしょう。
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甲(きのえ) | 乙(きのと) | |
丙(ひのえ) |