亥年(いのししどし)は十二支において最後の12番目を飾る干支で、昭和・平成・令和では1935年、1947年、1959年、1971年、1983年、1995年、2007年、2019年がそれに当たります。
そして最後の12番目ということと、亥の文字が獣の骨組みを表す象形文字であったことから「すべてが組み上がった状態」にちなみ、「集大成の年」となりやすいと言われています。
また、猪は日本でも山の神として崇められるのは神話やアニメなどでも知られていますが、神の化身とされる動物だったがゆえに干支の1つに選ばれたのだそうです。
そこで今回は、亥年の歴史や由来、亥年に起こった出来事、亥年の性格や運勢、他の干支との相性などを詳しく解説していきます!
目次
亥年(いのししどし)の歴史と由来は?
亥年の「亥」=猪は、もともとは獣の骨組みや骨格を表す象形文字です。きれいに骨組みが出来上がった状態を示すために、亥年が12番目という最後を飾るわけです。
十二支を民間に広く浸透させるために干支の漢字を身近な動物に当てはめていったのですが、亥に当てはめられたのは「豚」でした。しかし、中国でいう当時の豚は、日本では猪のことであったため、猪が当てられています。古代中国でいう豚は、商売繁盛の象徴とされ、また経済を上向かせ絵くれる金運の縁起物としても大切にされていました。
そして日本では、猪は神話に山の神の使いや化身として登場することが多く、神聖な動物とされていました。それと同時に、私たちにとって貴重なたんぱく源でもあったのです。神聖ながらも、私たちの食料としても身近だった猪こそがふさわしい、ということで猪が選ばれました。
亥年(いのししどし)はどんな年になる?
亥年は「猪突猛進」に象徴されるように、前に突き進む勢いのある年、冒険を象徴する年になるとも言われています。
そのため、新たな時代の幕開けとなるような衝撃的な出来事が起こりやすくなっています。また、亥年が12番目の最後を飾る干支であることから集大成の年、全ての物事が完成され尽くし、絶頂期を迎えるというような意味もあります。
両方の意味を考え合わせると、亥年には大きな転換点が訪れやすいと言えます。過去の出来事を振り返ってみても、今までは当たり前にあったようなものが失われて新しいものに切り替わったり、今までなかった素晴らしいものが世の中に出回るようになったりしています。
これは世の中の動きだけではなく、個人にも影響しますから、亥年には思い切った転換をしたり、冒険を始めたりするというのもいいのかもしれません。
亥年(いのししどし)の生まれ年は?
これまでの亥年(いのししどし)の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
1887年(明治20年) 1899年(明治32年) 1911年(明治44年) 1911年(明治44年) 1935年(昭和10年) 1947年(昭和22年) 1959年(昭和34年) 1971年(昭和46年) 1983年(昭和58年) 1995年(平成7年) 2007年(平成19年) 2019年(令和元年/平成31年) 2031年(令和13年) 2043年(令和25年) |
これまでに亥年(いのししどし)にはどんなことが起きた?
冒険の年、集大成の年、そして勢いづく年ということに注目し、今までの亥年に起きた出来事を振り返っていきます。
1935年には今でも多くの人が知る『宮本武蔵』の連載が朝日新聞で始まり、人気を博しました。あの「モノポリー」もこの年に発売されています。
1947年には日本国憲法が施行され、第一次ベビーブームが起こりました。
1959年には現上皇・皇后陛下のご成婚がなされました。そして、今もって人気の絶えない「おかあさんといっしょ」放送開始の年です。
1971年にはカップヌードルが発売されしました。また、衝撃的な出来事としてニクソン・ショックも起きています。
1983年には東京ディズニーランドが開園、今なお人気を誇ります。同じ年にあのファミコンが任天堂から発売されました。明るいニュースばかりではなく、三宅島の大噴火も起きた年でした。
1995年、平成最初の亥年にはWindows95が発売され、インターネット元年と呼ばれています。ただ、この年には衝撃的なニュースの方が印象的で、地下鉄サリン事件や景気低迷により、住専やコスモなどの金融機関の破綻が相次ぎました。
2007年には年金記録のずさんさや食品偽造が社会問題となり、アメリカではサブプライムローン問題が表面化しました。
2019年は平成から令和となったのが印象的です。また、消費税が10%に引き上げられ、新型コロナの流行が始まった年でもありました。
このように振り返ってみると、大きな転換点になった出来事がかなり多かったことがわかります。
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亥年(いのししどし)の基本性格と特徴
亥年(いのししどし)の人は、猪突猛進の言葉に表現されるように、目標をこれと定めたらまっすぐに突き進んでいきます。
それは恋愛でも仕事でも全て同じで、ひたすら一途になり、自分の気力体力が尽きるまで頑張り続けます。常に自分の目標だけを見つめているので、基本的に人の話を聞くのは苦手です。
では自分の夢の中に生きているのかというとそうではなく、意外なほどにリアリストです。一攫千金などを夢見ることなく、コツコツ着実に努力し続けます。だからこそ猪突猛進になりがちだと言えるでしょう。
しかし、人をはねのけていくわけではなく、他人に対してとても優しく、温かい心を持っています。特に頼られたらその人のために全力を尽くそうとします。その裏表のなさと純粋さのおかげで、周囲の人に信頼され、愛されます。多少おっちょこちょいでも許される愛嬌も1つの武器と言えます。
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亥年(いのししどし)の恋愛傾向
亥年(いのししどし)の人の恋愛はまさに一途と表現されるものです。
ここでも当然猪突猛進で、この人が好き、と思ったらただひたすらに、一途にその人を愛し続けます。周りが見えなくなるタイプですから、浮気などはまずないでしょう。駆け引きなどは苦手なので、愛情表現はかなりストレートで、その熱意に相手もほだされてしまうことが多いでしょう。
そして意外にロマンチストなので、サプライズを用意したり、大きな花束を抱えてきたりということもありがちです。一途でその人しか見えない、という状態になる亥年ですから、時に重たすぎるほどの愛情を与えてくれることもありますが、それを大らかに受け入れられる人なら安心です。
また、好きな人に対しては全力で愛情を注ぎますが、何もかも依存されるのはやや苦手です。そのため、自立心の強い人を好む傾向があります。
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亥年(いのししどし)男性の特徴は?
亥年(いのししどし)の男性は、まさに猪突猛進、何事にも熱意をもって突き進みます。
人に頼られるのが大好きで、その人のために一生懸命に頑張るし、相談されれば全力で向き合います。優しすぎて感情移入しすぎるところがあるのも特徴的です。その頼もしさと優しさに、誰もが頼ってしまいたくなるし、安心感を得ることでしょう。
そんな亥年(いのししどし)男性は、恋愛傾向も当然どストレートで、中でもサバサバした素直な人を好みます。好きな人ができたら駆け引きなどせず、その人の目を見つめながら「好きだ」のように素直に自分の想いを伝えていきます。多少断られてもめげずにアタックし続けて相手の気持ちを手に入れてしまうこともよくあります。
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亥年(いのししどし)女性の特徴は?
亥年(いのししどし)の女性は心優しく、他人のために一生懸命に心を砕きます。
他人への共感力が高いため、時に自分を犠牲にしてまで相手を助けようと努力してしまうこともあります。その優しさを利用されて悲しい想いをすることもありますが、どんな感情に対しても素直なので思い切り泣いてすっきりすることも多いでしょう。
そんな亥年(いのししどし)女性の恋愛傾向は、自分が主導権を握りたいというものです。何をするにも素直で、思ったことも口に出すし、あれをやりたい、と思ったらどんどん進んでいってしまいます。それを優しく受け入れて、一生懸命についてきてくれるようなタイプなら相性ばっちりです。そのため、やや気が弱そうないわゆる草食系を好む傾向にあります。
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亥年(いのししどし)の人に備わる仕事運や適職は?
亥年(いのししどし)の人の仕事運は全力投球できる仕事に出会ったら急上昇していくものです。
もともと目的を決めたらそこに至るまではなりふり構わず突き進むところがありますから、いわゆる「モーレツ型」になりやすいです。そのため、自分が楽しめる仕事、やりがいがある仕事に就くことができれば嬉々として努力し、出世していきます。結果が出る仕事で、向上心を高く保てればいくらでも上を目指せます。
そんな亥年(いのししどし)の適職は、努力すればするほど結果が見える営業職です。単調な仕事はやりがいが持ちにくいのですが、その点でも日々臨機応変に対応する必要のある営業職は適職と言えます。また、あれこれ試作を重ねられる研究職なども向いています。
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亥年(いのししどし)の人の金運は?
亥年(いのししどし)の人の金運は仕事運と共にアップしやすいです。
仕事で頭角を現すことができれば当然出世できますから、それに従って収入も増えていきます。若いうちに成功することも多いので、金運は比較的高めと言っていいでしょう。また、堅実で金銭感覚もしっかりしているため、ほかの干支に比べるとお金が出ていきにくい体質とも言えます。
そんな亥年(いのししどし)の金運アップ法は、未来を見据えた投資を適度に行うことです。自分のスキルを高めるための自己投資や、人脈拡大に繋がる交際費は適度に使いましょう。貯蓄に走るあまりここを削ってしまいがちなので、しっかり意識すると金運も貯蓄運もアップしていきます。
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亥年(いのししどし)の人と相性の良い十二支は?
亥年と相性が良い十二支は卯年、未年、寅年の3種です。
■亥年と卯年の相性
裏表がなく、素直でわかりやすい亥年と、他人への優しさからつい人の顔色をうかがってしまう卯年は、安心してお付き合いができる相性です。
警戒心の強い卯年も、何を考えているかがすぐに顔や行動に出る亥年とはすぐに打ち解けることができます。
また、素直すぎるがゆえに失敗をして落ち込むことのある亥年を、卯年の優しさが包んでくれます。
それぞれの足りない部分を補い合い、お互いに優しく支え合う関係を築けるでしょう。
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■亥年と未年の相性
これと決めたらどんどん前に進んでいく力強い亥年と、やや引っ込み思案なところがある未年は、お互いの成長を助け、引き立て合うことができる素晴らしいパートナーです。
似ている部分はあまりありませんが、自分にないものを相手にしっかり求め、尊重することができれば、2人でタッグを組んでさまざまなことを形にしていくことができます。
特に仕事においては、実行役とブレイン役という関係でスムーズに物事を進めていけるでしょう。
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■亥年と寅年の相性
決めたことを貫き通す強さや、コツコツ粘り強く向き合う姿勢などが近いのが亥年と寅年です。
お互いに譲らないし、思ったことを口に出すために何かと衝突しやすい関係です。
しかし、腹を割って話し、理解し合うことができればこの上なく強い味方同士になれます。
もともと言いたいことは全部言う、という2人なので、最初に衝突してすべてぶちまけてしまえば「案外いいかも」と思えてそのまま意気投合、ということも大いにあります。
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亥年(いのししどし)の人と相性が良くない干支は?
亥年と相性が良くない十二支は巳年、寅年、申年の3種です。
■亥年と巳年の相性
思い立ったら吉日とばかりに勢いよくスタートする亥年と、じっくり考えに考えてから進めたい巳年は考え方やそもそものペースが違いすぎて、なかなかわかり合うことができません。
巳年が冷静に自分の考えを説明し、理解してもらおうとしても、話を聞くのが苦手な亥年の耳には入らず、険悪な雰囲気になって交渉が決裂しがちです。
何かにつけて意見が対立し、お互いが嫌な気分になりやすいので、できる限り距離を取るのが得策と言えます。
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■亥年と寅年の相性
腹を割ってしっかり話し合い、理解することができれば最強のタッグを組める亥年と寅年ですが、それができない場合には相性が良くない状態に傾きやすいのも事実です。
似ている部分も多く、相手の考えや行動に対して一定の理解を示せるのですが、どちらかが譲る姿勢を持つことができなければ関係が深まっていきません。
それぞれの違いをそれぞれが受け入れる態勢にならなければ、一歩譲った方が振り回されて疲れてしまいます。
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■亥年と申年の相性
素直だけれどやや不器用な亥年と、何でも器用にこなす申年は、価値観が違いすぎて理解ができにくい相性です。
申年が放った冗談や軽口を、亥年は正面から受け止めて感情が振り回されてしまうこともしばしばです。ひねりの利いたジョークのつもりが関係悪化の原因になるのが申年と亥年と言えます。
一緒にいるとお互いに気を使いすぎて疲れてしまいやすいです。そのため、一定の距離を置いたお付き合いを心がける方がよいでしょう。
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まとめ
ここまで亥年について、様々な観点から解説してきました。
亥年は「冒険の年・集大成の年・勢いづく年」ということもあり、歴史において大きな転換点となる出来事が起こる年です。そんな亥年生まれの人は「いのしし」が表すように、パワフルな性格と真面目さが大きな特徴です。時に真面目過ぎて悩んでしまうこともありますが、自分の感情を押し殺さずに発散する機会を持つことで、より良い生活を送ることが出来るでしょう。
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