申年(さるどし)は十二支の9番の干支です。「犬猿の仲」という言葉は、昔話で有名な十二支を決めるレースの際に、仲良しだった犬と仲たがいしてしまったことから生まれたと言われています。申年(さるどし)は、西暦で新しい方からいうと2016年、2004年、1992年、1980年、1968年、1956年、1944年、1932年となっています。
申年という言葉からイメージするのはお猿さんの絵面ですが、猿ならぬ申は、雷という漢字の大本であり、稲妻が天から地に向かって落ちるさまを表しています。
そのため申年は、稲妻があちこちに瞬時に伸びていくイメージから、波乱万丈の年になると言われています。本日は、申年(さるどし)生まれの性質や他の十二支との相性などを詳しく述べてみたいと思います。
目次
申年の歴史と由来は?
申年(さるどし)の「申」は動物でいうと猿です。十二支を決める神様のレースで、仲良く一緒に行っていた犬と猿が順番でけんかになり、仲裁してくれた鶏を挟んで猿は9番目、犬は11番目になりました。このことから犬猿の仲という言葉が生まれたと言われています。
元々申(さる)の文字は、雷という字の原型で、稲妻が天から地に落ちるさまを表しています。縦横無尽に天と地の間を走る稲妻の様子は、良いものも悪いものも含んだあらゆるものが生まれ出て成長していくことを表現しているようです。
そして実は、申の文字には元来、猿という意味はなかったそうです。十二支を割り振った時に、たまたま申の文字のところに猿が入ったということです。そのため、申年は雷の意味もありますが、猿が持つイメージそのままの性質も入っているのが興味深いところです。
申年はどんな年になる?
申年(さるどし)の申の文字は、稲妻が空から地面へと突き刺さるように落ちていくさまを表した象形文字で、雷という字の原型だと言われています。突然生まれ出て、天と地の間を不規則に走る稲妻の様子から、申年には善悪問わずいろんな物事が誕生し、成長していく年になると言われています。そのため、良くも悪くも予期しないような出来事が起こりやすい、波乱万丈の年になるともよく言われています。
また、申年にとれる梅は、平安時代に村上天皇が梅干しと昆布茶で病を治したという歴史にちなみ、とても縁起のよいものだと言われます。
そのため、梅の消費が上がることが多いようです。申年に漬けた申年の梅を食べるのが一番良いそうで、申年は梅農家さんや梅干しを製造・販売するところにとっては確実な売り上げ増が見込める、とても喜ばしい年になります。
申年(さるどし)の生まれ年は?
これままでの申年(さるどし)の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
1884年(明治17年) |
これまでに申年(さるどし)にはどんなことが起きた?
申年(さるどし)は、善悪問わずいろんな物事が誕生し、成長していく波乱万丈の年になると言われています。
例えば、1932年は世界恐慌が3期に突入し失業者があふれ、日本では五・一五事件が起こりましたし、1944年は第二次世界大戦の真っ最中で、世界中が混沌としていました。フランスではノルマンディー上陸作戦が開始され、サイパン島では日本軍玉砕のニュースが衝撃的でした。
ここまではやや暗い出来事の方が多かった印象です。しかし、次の申年である1956年、日本は国際連合へ加盟し、「もはや戦後ではない」が流行語になりました。神武景気にわいた年でもあります。
1968年にはいざなぎ景気にわき、石原慎太郎、青島幸雄、横山ノックなどのタレント議員がまさかの上位当選を果たし、政治家の印象を大きく変革させました。いまだに疑惑の渦中にある三億円強奪事件もこの年に起こりました。
1980年には今も人気のルービックキューブが日本初登場し、竹の子族が話題になりました。そして今では当たり前になったウォシュレットもこの年に登場しています。
1992年にはバブル崩壊の後遺症として、大手銀行の不良債権が13億円を超えたという出来事が起こりました。そしてカラオケが一大ブームになったのも同じ年でした。
2004年は新潟・中越地震が起こり、大きな被害が出ましたが、その年のアテネ五輪では過去最高数の金メダルを獲得しています。
こうやって並べてみると、まさに善悪問わず「まさか」というような出来事が多々起きているのが申年になっています。
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申年(さるどし)の基本性格と特徴
申年(さるどし)の人は、頭の回転が速く社交的、おしゃべりも上手で、人と仲良くなるのがとても上手です。好奇心旺盛だからこそ多岐にわたる情報を持っている申年は、あっという間に人の輪の中心になるタイプです。
褒められること、他人からちやほやされるのが大好きです。そのための努力はいくらでもできますが、じっと待ったり、我慢したりするのが少し苦手で、そのせいで失敗することもあります。飽きっぽいところもあるので、それを根気がないと見る人もいれば、好奇心が強い行動力のある人、と見る人もいて、好き嫌いが分かれることも。
誰とでも仲良くしているように見えて自分がトップに立ちたい野心家でもあり、時には頭をフル回転させ、他人を蹴落とすこともいとわない一面も持っています。
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申年(さるどし)の恋愛傾向
申年(さるどし)の人は、いつでも一緒にいたいのに、落ち着くのは嫌だというやや矛盾した恋愛傾向を持ちます。
恋をすると寂しがり屋になるので、好きな人とは時間があれば毎日会っていたいし、会えなくても連絡は取り合っていたいというくらいに熱中します。そのため、同じくらいの熱量で愛情を返してくれないと気持ちが冷めてしまいます。
また、好奇心旺盛で退屈が苦手なので、関係が落ち着いてくると「つまらない」と感じるようにもなります。曲がったことは嫌いなので浮気度は低めですが、マンネリを感じるのが早いのと、相手に事欠かない天然の人たらしゆえに、潔く相手と別れて次の恋を探すということも多いです。申年の好奇心を満たしてくれる、ずっと追いかけ続けていられるような相手に出会うと、ひたすら情熱的で一途になるのが特徴ともいえます。
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申年(さるどし)男性の特徴は?
申年(さるどし)の男性は旺盛なサービス精神とおしゃべりでその場を盛り上げるのが得意で、あっという間に人気者になれてしまいます。
その付き合いやすさと面白さゆえにお誘いが多くなりますが、元来お調子者なので、時に大暴走してしまうこともあります。軽く突っ込みを入れて止めてくれる相方のような人がいればいいのですが、調子に乗りすぎて一人で盛り上がり、気づけば笑っているのは自分だけ、のようにかえって場をしらけさせてしまうこともあります。
価値観の近い人に恋心を抱きやすく、自分と同じタイミングで笑っている人を見つけると「この人いいかも」と思い、注目し始めます。そして、好きになった相手に対しては常に紳士的に振る舞います。
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申年(さるどし)女性の特徴は?
申年(さるどし)の女性は自由奔放に見えるものの、実は気遣いの人という傾向があります。場の空気を読みつつも、気遣いを悟られないように上手に盛り上げていきます。
ウィットに富んだ会話が得意ですが、人を貶めるような発言やキツいジョーク、デリカシーのない発言は苦手で、そういう人をそっと避けます。また、ノリの良さと馴れ馴れしさは別物だと思っているため、最初から遠慮なく近づいてくる人に対しては不機嫌になってしまうこともあります。
恋愛は、自分と同じように場の空気を読んで、わきまえつつも上手に盛り上げられる、ノリの良い人を好きになる傾向があります。男女問わず人気があるので恋のチャンスも多く、恋愛経験が豊富になりやすいです。
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申年(さるどし)の人に備わる仕事運や適職は?
申年(さるどし)の人の仕事運は、チームワークをうまく作れるかどうかで大きく左右されます。
もともと野心家で、周囲を巻き込むのが上手な申年ですから、あらゆる面から気遣いをして時に鼓舞しつつ、うまくまとめあげることができます。適度に遊びを入れつつお付き合いができるため、結束力の高いメンバーで大成功を収めることができます。
そんな申年(さるどし)の適職は、そのコミュニケーション能力を最大限に活かすことができる接客業や営業職です。また、これと決めたらひたすらに成功に向けて走り続けることができるため、研究職などにも向いています。ただし、一人でやる仕事よりもチームを組んだり、競い合える仕事の方が圧倒的に向いています。
申年(さるどし)生まれの金運は?
申年(さるどし)の人の金運は、たくさん入るけれど、たくさん出ていくというように、お金を回し続ける必要があるというものです。
成功に対して貪欲なため、入って来るお金は多いのですが、お金に対する執着が薄いためにどんどん使ってしまいます。高い安いよりも、好きか嫌いか、楽しいか楽しくないかを基準にお金を払っていきます。その気前の良さも申年の魅力です。
そんな申年(さるどし)が財を増やしたい場合には、強制的に貯めていくような形を取るのがベストです。手元にあるとどんどん使ってしまうので、最初から天引きにしていくと、引き出すのが面倒になって放置しがちなために、気づけば貯まっているという状態に持っていきやすくなります。
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申年(さるどし)の人と相性の良い十二支は?
申年と相性が良い十二支は子年、辰年、巳年の3種です。
申年と子年の相性
情報通で社交的、そして行動力のある申年と、同じく行動力があり、好奇心の強い子年は、同じようなペースで動くことができる、ストレスフリーな関係を築けます。
どちらも褒められることや成功することを目標にしているため、時には協力し合い、時には励まし合いながら目標まで走り抜けていきます。パワフルな申年を、気遣いのできる子年がサポートするようにするとパワー倍増です。人生を共にしてもいいと思える相手になるでしょう。
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申年と辰年の相性
ぐいぐいと周囲を引っ張っていくリーダーシップ満載なところが共通点となる申年と辰年は、不思議なほどにわかり合える相性です。すべてが似ているわけではないものの、その違いさえも尊重し合えます。
1人の時間を持ちたいと考える部分にも共通点があるため、何も言わなくても阿吽の呼吸で心地よい距離を保って付き合うことができます。それぞれの良いところを邪魔せず、むしろ伸ばしながら共に目標に向かって歩んでいける相性です。
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申年と巳年の相性
明るく元気いっぱいの申年と、いつも穏やかな微笑みを浮かべている巳年は、一見正反対で合わないように感じられます。
しかし、どちらも頭の回転が速いため、意外に会話がかみ合い、ほかの人には理解できない2人だけの独自の世界を築き上げることができます。
フットワークの軽い申年と、じっくり腰を据えて物事に当たる巳年がタッグを組めば、どんなことでも成功に導いていけます。特に仕事のパートナーとしては最適だと言えます。
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申年(さるどし)の人と相性の良くない十二支は?
申年と相性が良くない十二支は寅年、巳年、亥年の3種です。
申年と寅年の相性
やお調子者で「噓も方便」と考えている申年と、常に嘘のない誠実さをモットーとする寅年は、その考え方の違いが気になって仕方がありません。
申年から見た寅年は「ガチガチで面白くない」し、寅年から見た申年は「お調子者で信頼できない」となり、距離が縮まっていかないどころか、近くにいると何かといざこざが絶えず、周囲にも気苦労を与えてしまいがちです。
どうしても同じことに携わるなら、できるだけ距離を保つのが無難といえます。
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申年と巳年の相性
好奇心旺盛でじっとしていられない申年と、1つのことに粘り強く取り組む巳年は、お互いを尊重し合えれば相性はばっちりですが、一度その差が鼻につき始めると、まるで磁石が反発するかのようにいがみ合う関係になります。
申年の落ち着きのなさや我慢のきかなさに巳年は不快になり、巳年のなかなか動かないところに申年はストレスを感じるようになります。距離感によって、良い相性にも悪い相性にもなってしまうのが申年と巳年の特徴です。
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申年と亥年の相性
状況を読みながら臨機応変に対応するのが得意な申年と、思い込んだら一直線の亥年はどうしてもペースが合いません。お互いを邪魔するつもりはないものの、一緒に何かをやろうとするとペースや熱意が違いすぎて結局どちらも不完全燃焼に終わりがちです。
根本的な相性が良くないうえに、価値観やペースが異なりすぎることから、意識して距離を取っている方が安心できる関係性です。
どうしても必要な時のみ関係を持つ方が無難です。
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まとめ
ここまで申年について様々な観点から解説してきました。
頭の回転が速く、社交性に優れた申年は人間関係を築いたり、チームでの仕事をするのが非常に得意です。その一方で、勝負ごとに熱くなりすぎると、他人を蹴落とすことも厭わない冷酷な一面を見せることもあります。多くの人に好かれる優れた面を持っているのは間違いないので、時に自分の行動を振り返り、相手の立ち場になってみると良いでしょう。
また、申年は良いことも悪いことも起きやすい波乱の年となります。何が起きても乗り越えられるように、柔軟な姿勢を持っておくと良いでしょう。
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