午年(うまどし)は十二支中7番目であり、西暦で新しい方からいうと2014年、2002年、1990年、1978年、1966年、1954年、1942年、1930年が午年(うまどし)となっています。
午年(うまどし)をイラストで表すと馬になりますが、漢字は午ですよね。
これは、もともとは24時間を半分にし、干支に使われている12の漢字で表していたことに由来しており、午の刻はちょうど12時頃を指していました。
昼の12時というのは1日をちょうど半分に分ける時間帯となることから、この午の字を使った午の刻より前、午の刻より後という午前、午後という言葉が生まれています。
本日は、実はなじみ深い午の字を持つ午年(うまどし)生まれの性質やほかとの相性などを詳しく述べてみたいと思います。
目次
午年の歴史と由来は?
午年(うまどし)は、動物の馬と同じ読み方です。
もともと馬という動物は足が速くて力も強く、また家畜として人間になじみ深いことから、労力として不可欠な存在でした。
特に農耕民族である日本人には、田や畑に手を入れる際に欠かせないパートナーだったと言えます。
そのため、馬には豊作や健康といった意味があります。
その馬を干支に当てはめると午になりますが、午の刻はちょうど12時頃に当たる時刻です。
これは午という字が、餅つきにつかう杵(きね)の一部であり、杵(きね)では交互に餅をついて仕上げることから、交差する、切り替えるというような意味を持つようになりました。
そのために、24時間を半分に分けた時の12時に当たる部分を午の刻とし、ここから前、ここから後で区切り、ということで「午前」「午後」という言葉が使われるようになったと言われています。
午年はどんな年になる?
午年(うまどし)は、馬自体には健康や豊作という意味合いがありますが、こと午年(うまどし)となるとむしろ逆で、ピークを迎え、ここからいろいろなことが下がっていく、衰えていくことになる年だと言われています。
不運を暗示させるとも言われますが、確かに直近の午年である2014年にはウクライナ危機が起こり、日本では7年ぶりの円安となりました。
しかし、実は同時に歴史を揺るがすような大きな出来事も起きているのが午年(うまどし)です。
例えば、1990年にはドイツ統一が実現し、1978年には日中平和友好条約調印が調印されています。
もっと歴史をさかのぼれば、授業で学んだ大化の改新や本能寺の変も実は午年(うまどし)に起きています。
このような出来事をさっと見てみると、古いものを打ち破り、新しいものが生まれ出る年になるとも言えますね。
午年(うまどし)の西暦は?
これまでの午年(うまどし)の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
1882年(明治15年) |
これまでに午年(うまどし)にはどんなことが起きた?
1930年、昭和最初の午年(うまどし)には世界恐慌のあおりを受け、日本にも不況の波が押し寄せました。
1942年には戦争の真っただ中で、まさに激動の昭和17年と呼ばれる状態にありました。
しかし、次の午年(うまどし)である1954年には神武景気が始まりって成長の波に乗り、1966年にはいざなぎ景気、ミニスカートの流行、そして1978年には成田空港が開港し、タンクトップやベアトップなど、さらに解放感溢れるファッションが流行します。
さらに1990年はバブル真っ最中でしたが陰りを見せ始めており、この翌年から崩壊に至ります。
2002年には小中高が完全週休二日制となる「ゆとり教育」がスタートし、直近2014年にはオバマ大統領が日本を訪問したことや、日本人が3人もノーベル物理学賞を受賞したことなどが記憶に新しいですね。
そして次の午年(うまどし)は2026年ですが、2026年は60年に一度回ってくる「丙午(ひのえうま)」となります。
前回の丙午(ひのえうま)は1966年でしたが、ここはとても出生数が少なくなっています。
というのも、「丙午(ひのえ)生まれの女性は気性が激しく、夫を不幸にする」という迷信がまことしやかに語られているからです。
もともと中国では、60年に一度の丙午の年には天災が多いと言われていたものが日本では「火災が多い」となったようです。
実際、演劇などでも有名な「八百屋お七」は丙午生まれであり、丙午の年に火災によって避難した際に恋仲になった人ともう一度会いたい、と放火事件を起こしたと言われています。
午年(うまどし)の基本性格と特徴は?
午年の人の基本的な性格は、明るく元気で行動的というものです。
猪突猛進と言われるイノシシほどではないにしても、馬も走り出したらなかなか止まらず、突っ込んでいくところがありますよね。
これだ、と思ったらまず動き出すという、素晴らしい行動力の持ち主です。
また、人見知りせず積極的に声をかけていくことができる社交家なので交友範囲も広く、人気者です。
明るく元気で、いざという時にはすぐ動ける性質は当然愛されるからです。
しかもおしゃべり上手の聞き上手なため、人から相談を受けることも多いでしょう。
また、責任感が強く、一度引き受けた仕事は最後まで頑張り通します。
同時に独立心も強いので、誰かに丸投げしたりしない誠実さも魅力的です。
ただ、時折自分の目の前のことだけに集中しすぎて気づけば自分1人、なんていうこともあります。
午年(うまどし)の人はどんな恋愛をする?
午年の恋愛は「この人」と思ったらひたすら追いかけるというものです。
すてきだと思ったら積極的に距離を詰めていきますし、「あの人は無理だよ」と言われるような高嶺の花にも果敢にアタックします。
むしろ、多少ハードルが高い方が燃え上がり、手に入るまであらゆる方向からアプローチをし、相手が疲れ果てて「オッケー」と言うまで一生懸命追いかけていって手に入れます。
しかし、追いかけるのが好きなハンター気質なので、実際に手に入ると途端にクールになることも。
相手からべったりされると今までの熱意はどこへやら、冷めた目で距離を取ろうとしてしまいがちです。
追いかけるのは好きですが、追いかけられるのはとことん苦手なので、自分を上手に扱ってくれる人とならずっと楽しくいられます。
本音で接することができるタイプを好みます。
午年(うまどし)男性の性質と恋愛傾向は?
午年(うまどし)の男性の特徴は社交的な自由人というものです。
自分の気持ちにとても正直なので、周りからみると突拍子もないような行動をするのも特徴的です。
ただ、それを他人に押し付けることもないので、目が離せない面白い人、として注目を集め、その自由さに憧れる異性も案外多くいます。
何事も決めつけないので、どんな話でも否定せず「うんうん」と聞いてくれる聞き上手なところから、性別問わず相談を受けやすいタイプです。
いったん輪から外れても、いつの間にかまた中心にいる、とらえどころのない人でもあります。
また、恋愛では自分から相手をリードしていく傾向にあり、自分と同様にまっすぐで正直な女性が好みという人が多いようです。
午年(うまどし)女性の性質と恋愛傾向は?
午年(うまどし)の女性の特徴は個性と情熱が際立っているというものです。
生まれ持ったセンスが高く、個性を魅力として表現できる人です。
メイクやファッションが多少奇抜でも、それを持ち味とできる不思議な魅力を持ち合わせています。
また、好き嫌いがややはっきりしており、好きな人にはどこまでも好意を示しますが、そうではない相手に対してはとてもクールなのでわかりやすいです。
恋愛では好きになったら命がけ、というくらい愛する人に向かって情熱を注ぎ続けます。
ややこしいこと、回りくどいことは苦手な直球勝負型といえます。
午年(うまどし)の人に備わる仕事運や適職は?
午年(うまどし)の人の仕事運は、ハードルが高ければ高いほどやる気が溢れ、自分自身も成長できるというものです。
何でも自分がひたすら追いかける形に持っていくと情熱とやる気が長続きするので、例えば上の資格や役職がたくさんあるような職場なら、やる気が途切れることなくどんどんきわめていきます。
難しいことにぶち当たってもめげずに試行錯誤していく姿は賞賛に値します。
そんな午年の適職は、年功序列など関係なく、実力で上がっていける職業です。
ベンチャー企業や外資系など、実力があればどんどん上に上がっていけるような職場環境であれば、どんな仕事に就いても伸びていけます。
また、コツコツ目標に向かっていくことも得意なので、自分の好きを活かした専門職を目指すのも向いています。
午年(うまどし)生まれの金運は?
午年(うまどし)の人の金運は、入ったら入っただけ出て行ってしまうというものです。
仕事で大成功しやすい午年ですが、お金を貯めるのが少し苦手です。
使うことの方に才能を発揮してしまうため、気づいたら手元にお金がない、ということがよくあります。
もともと細かい計算は苦手なので、帳簿などで管理していても続かないという状況になりがち。
また、自分に甘く、ご褒美がモチベーションになるので、頑張った自分へのご褒美としてあれこれ買っていたら「あれれ?思ったよりお金を使ってしまった」ということも。
お金をどうしても貯めておきたいのなら、強制的な引き落としで貯蓄して、簡単に引き出せない形を取るとうまく貯まりやすいでしょう。
午年(午年)の人と相性の良い干支は?
午年(うまどし)と相性の良い干支は寅年、未年、戌年の3種類です。
午年と寅年の相性
行動力があり、いろんなことに積極的に挑戦していくチャレンジ精神旺盛は寅年は、同じように行動力のある午年ととても気が合います。
また、どんなことに対してもめげることなく、試行錯誤しながら最後まで自分でやり遂げようとする性質もとてもよく似ているため、何も言わなくても心が通じ合いやすいです。
お互いが適度に距離を取ることができるため、ストレスなく一緒にいられる存在です。
午年と未年の相性
誰とでもうまく関係を築くことができる未年は、勢い余って突っ込んでくるような午年を上手に受け止めて対応してくれます。
午年にとって、自分らしさを否定せず、安心して気を許せる相手になってくれるのが未年です。
ある意味馬と騎手のように信頼し合い、最大の力を発揮し合える関係性を作ることができます。
午年と戌年の相性
考えるよりまず行動の午年と、考えて様子を見てから行動に移す戌年は正反対に見え、相性はいまいちなのでは、と思いがちです。
しかし不思議とお互いに対する嫌悪感がなく、素直にお互いを受け入れ合うことができます。
自分にない部分を尊敬し、尊重できる間柄になりやすいです。
午年が走り出したところを、戌年が後ろからあれこれとフォローしながらついていける関係になればまさに最強です。
午年(うまどし)の人と相性が良くない干支は?
午年(うまどし)と相性の良くない干支は子年、丑年、酉年の3種類です。
午年と子年の相性
同じように行動力はあるものの、ハードルを目の前にするとさっと諦めてしまいやすい子年を見ていると、午年はモヤモヤします。
また、何でも自己責任の午年と、責任回避能力の高い子年では、どうしてもお互いのやり方に違和感が大きくなります。
お互いの想いを伝え合っても、そもそもの考え方が違い、理解が進みません。
距離が近くなればなるほどお互いの考え方の違いが浮き彫りになりやすい相性です。
午年と丑年の相性
馬と牛といえば、そもそも正反対のイメージですよね。
思い立ったら即行動の午年と、じっくり考えてからのんびり動き出す丑年ではどうがんばってもペースが合いません。
また、頑固なところのある丑年は、午年がいくら自分のやり方やペースに巻き込もうとしても流されてくれないので、イライラしてしまいます。
何かあるごとにぶつかりやすい相性となります。
午年と酉年の相性
常にクールでスマート、用意周到にしておいてすべてを完璧にこなしたい酉年と、勢いと情熱だけで走りながら調整していく午年では、お互いが大切にしたいものが違いすぎるため、何かと衝突を引き起こしてしまいます。
また、酉年はやや二面性があってわかりにくいため、素直さを好む午年との相性はいまいちです。
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ここまで午年について様々な観点から解説してきました。
午年生まれの人は明るく元気で行動的なことが一番の特徴であり、どんなことにも真面目に取り組む頑張り屋さんでもあります。
ただし、1人で突っ走りすぎて周囲を疎かにしたり、無理をしすぎて体を壊さないよう気を付けることも大切です。
また、気になる相手が午年で、自分と相性が悪いと感じていても、その特徴をしっかりと理解することで、乗り越えることもできますよ。
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