子年（ねずみどし）は十二支の中の栄えある一番目の干支で、1936年、1948年、1960年、1972年、1984年、1996年、2008年、2020年が子年でした。
子年は十二支の1番目であることからスタートの年、そしてねずみが子だくさんなことから繁栄の年になると言われており、歴史を振り返るとまさに、という出来事が起きています。
そして、子年生まれの人は頭の回転が速く、行動力もあることが特徴です。社交的で華やかな雰囲気を持つため、性別問わず人気がありますが、恋愛に対してはやや慎重なところもあります。
ここでは、そんな子年の歴史や由来、子年に起こった出来事はもちろん、子年の人の本質や性格、恋愛や仕事の傾向、そして相性の良い干支ベスト3などを詳しくご紹介していきます！
目次
子年（ねずみどし）の歴史と由来は？
子年（ねずみどし）は十二支中1番目のトップバッターです。
子＝ねずみは、十二支の動物を選ぶ際の神様のレースで、前の日からゆっくり歩いていこうと決めた牛の背中にこっそり乗り、到着しそうになった瞬間にぴょんと飛び降りて1番になったという話が有名です。そのため、「ねずみ＝子年＝ずるがしこい」という印象があります。しかし、自分が成功を収めるために冷静に計算できるところから、頭が切れるのは間違いないところです。
そして子年の「子」という字は、私たちには子どもの「子（こ）」として親しみ深い漢字ですが、これは赤ちゃんをかたどった象形文字であり、小さいという意味があります。また、「子」は本来「孳」という字であって、これは「しげる、うむ」などの読みがあります。これは新しい生命が生まれようとする状態を表す言葉でもあり、最初に来るにはぴったりです。
子年（ねずみどし）はどんな年になる？
子年は十二支の始まりの年であることから、新たなことが始まる年、新たな運気のサイクルが開始する年だと言われます。
それに加え、「子」は新しい命が今まさに生まれようとする状態を示しています。さらに、急激に数が膨れ上がっていくことを「ねずみ算」と表現することからもわかるように、ねずみは子だくさんで繁栄のシンボルでもあります。これらを総合すると、子年は新たなことが始まり、それがどんどん拡大していく、繁栄の年になると言えます。実際に、株式相場でも「子は繁栄」といわれ、上げ相場になることから歓迎ムードになります。
日本ではそのように言われる一方で、中国では子年は波乱の年になると言われています。それを踏まえて子年の出来事を振り返れば、まさに大きく伸びていったものも多々ありますが、歴史に残るような大事件もたくさん起きていることがわかります。
子年（ねずみどし）の生まれ年
これまでの子年（ねずみどし）の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
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1888年(明治21年) 1900年(明治33年) 1912年(大正元年/明治45年) 1924年(大正13年) 1936年(昭和11年) 1948年(昭和23年) 1960年(昭和35年) 1972年(昭和47年) 1984年(昭和59年) 1996年(平成8年) 2008年(平成20年) 2020年(令和2年) 2032年(令和14年) 2044年(令和26年) |
これまでに子年（ねずみどし）にはどんなことが起きた？
子年は、新たなことが始まる年、そして繁栄の年と言われ、今も名を遺すような有名なものが多々発売された年になっています。また、中国では動乱の年と言われるように、驚くべき出来事も多く起こっています。
1936年には二・二六事件が起こり、世間が騒然としました。そして、実は白バイがこの年から採用され始めています。
1948年には、今でも伝説として語り継がれている歌姫、美空ひばりがデビューした年です。また、ミャンマーがイギリスからの独立を果たしたのも子年の出来事でした。
1960年には私たちの日常にすっかり溶け込んでいるカラーテレビの放映が開始され、缶ビールが初めて発売されました。日米相互協力・安全保障条約が調印されたのもこの年です。
1972年には沖縄が日本に返還されました。そして、今も歴史で学ぶであろう、あさま山荘事件が起きています。
1984年には、Macintoshが発売され、そして今は旧札となった福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石らの新札が発行された年でした。
1996年には今は懐かしいものとなった「NINTENDO64」や「ポケットモンスター赤・緑」、そして「たまごっち」が発売されました。「アムラー」と呼ばれる人たちが街中に溢れていたのもこの頃です。
2008年にはiPhoneが日本上陸、発売されました。そして中国製冷凍ギョーザ事件が起こり、スマトラ沖で大地震も発生しています。
2020年はコロナの緊急事態宣言が出され、誰もが不安と不満を募らせる年になりました。しかし同時に、あの『鬼滅の刃』の映画が大ヒットした年でもあり、藤井聡太七段が最年少タイトル保持者になったという、明るいニュースもありましたね。
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子年（ねずみどし）の基本性格と特徴
子年の人は頭の回転も行動も素早い、フットワークの軽い人です。
好奇心旺盛、そして情報を収集する能力も高いので、「面白そう」と思ったらすぐにチャレンジして人よりも早く結果を出すことも多いです。しかし、「これは思ったよりも難しそう」と感じた瞬間に気持ちがなえてしまい、諦めてしまうこともあります。
負けず嫌いなのですが、「負けるくらいなら先に諦める」という方向に行きやすいです。それもこれも頭がよく回り、自分のことや置かれた状況をある種冷静に見られているからです。
ややせっかちで我慢したり、長期間コツコツ努力したりするのが苦手です。干支を決める神様のレースで、ゴール直前にこっそり乗っていた牛の背中から飛び降りて1番になったように、合理的に手早く終わらせたいと思うあまりにルール違反をして周囲から叱られることもあります。
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子年（ねずみどし）の恋愛傾向
子年の人は恋愛に関してはとても真面目で一途です。
社交的で気さく、でも華やかな雰囲気を持っている目立つ人のため、周囲には常に人がおり、人気者な子年は恋愛チャンスも多めで、実際モテます。恋愛相手には不自由することはありませんし、子年を恋人に持つ人や、子年を好きな人はいつもハラハラしてしまいます。
しかし、恋愛に対しては意外に慎重で、簡単に恋には落ちず、むしろガードが堅いタイプです。
なかなか落ちない感じに、さっさと諦めてしまう人も多いでしょう。
恋に対して慎重な上にかなりのロマンチストで、高い理想も持っています。
恋に恋するようなところもあり、なかなか理想の人にたどり着けませんが、一度お付き合いが始まれば相手を大切にします。ただ、ノリが良く優しいので、本人にその気はなくても恋愛トラブルに巻き込まれることがあります。
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子年（ねずみどし）男性の特徴は？
子年生まれの男性は意思が強い頑張り屋さんです。
そのため、仕事や学業で成功を収められることが多いでしょう。土壇場での開き直りが苦手ですが、周りが助けてくれることが多いです。
また、他人のことを思いやれる優しさを持っているのも特徴的で、人の気持ちに上手に寄り添ってくれます。
恋愛に対しては慎重で、どちらかというと受け身になりやすいのですが、チャンスには事欠きません。理想が高く、華やかさを持つ女性が好きで、ついつい目が行ってしまいます。しかし、自分にも厳しいところがあるため、相手に見合うような自分になるまではダメだと考えるため、実際にお付き合いが始まったり、結婚に至ったりするまでには時間がかかりがちです。
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子年（ねずみどし）女性の特徴は？
子年生まれの女性は人当たりの良い愛され体質です。
ふんわりと柔らかいのにどこか華があって周囲の目を惹きます。その雰囲気にたがわずとても素直なので、年齢性別問わず愛され、大切にされます。そして、我慢強いため、嫌なことやストレスをひた隠しにして大爆発してしまうタイプでもあります。それでも嫌われることがないのは、普段から周囲に優しく接しているからでしょう。
当然ながらモテモテで誘惑も多いのですが、恋愛においては慎重で自分の中に一本芯が通っているため、軽い誘いや甘い誘惑には簡単に乗ることがありません。自分を安心させてくれるような、全てを兼ね備えたようなエリートが好みですが、じっくり見極めることも忘れません。
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子年（ねずみどし）の人に備わる仕事運や適職は？
子年生まれの仕事運は、勢いに乗れば乗るほど上がっていきますが、一度止まるとそのまま停滞しがちというものです。
かなりの野心家で、出世したい、名誉を得たいという気持ちは人一倍です。持ち前の行動力、情報収集力を活かして誰よりも先に成功すべく頑張れますし、まだ誰も挑戦していない分野に一番に手を出すため、大きな成功を手にすることも多いでしょう。
しかし、強力なライバルが現れたり、一度頓挫したりすると急激に衰退しやすいところがあります。
そんな子年生まれの適職は、その情報力や頭の回転を活かして誰よりも先にチャレンジする力が必要とされる自営業、特に商業関係が向いています。営業関係でもその人当たりの良さが発揮されます。
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子年（ねずみどし）生まれの金運は？
子年生まれの金運は、十二支の中でもトップと言えるほど強力です。
お金が自然と引き寄せられるため、根本的にお金に困ることはないと言われます。さらに合理的で損得勘定が得意なため、お金を増やすことも得意です。貯蓄はもちろん、損をしない投資を見極めて、どんどんお金を増やしていくことに喜びを感じるでしょう。仕事も頑張れる人なので、若いうちにひと財産築くこともあります。
そんな子年生まれが財を増やすなら、高い情報力を活かして効率の良い資産運用の方法を探り、チャレンジすることです。簡単にうまい話には乗らず、本物をかぎ分ける能力にも長けているため、「これ」と思ったものに挑戦すれば、着実に財を増やしていくことができるでしょう。
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子年（ねずみどし）の人と相性の良い十二支は？
子年と相性が良い十二支は丑年、辰年、申年の3つです。以下に解説していきましょう。
■子年と丑年の相性
フットワークの軽い子年と、ゆっくりマイペースな丑年は一見合わないように見えますが、目標に向かって頑張れる部分が共通しています。
そのため、不思議と親近感がわき、一緒にいると楽しいと思えることが多いでしょう。本質的に近いものがあるので、お互いの考えていることも理解し合える関係性です。
子年と丑年が同じ目標に向かって協力体制を取れれば、お互いの足りない部分を補い合い、大きな結果を残すことができます。
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■子年と辰年の相性
負けず嫌いなのにやや打たれ弱い子年を、同じく負けず嫌いで周囲をぐいぐい引っ張っていく力のある辰年が刺激し、頑張らせてくれます。
深い部分で理解し、信頼し合える組み合わせなので、良い意味でライバル心が刺激され、お互い高め合っていくことができます。
また、同じ目標を持って進むことができれば、いつもならくじけてしまう子年も、辰年に引っ張られるおかげで今まで見たことのない景色を見ることができるでしょう。
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■子年と申年の相性
好奇心が旺盛で社交的な部分が共通している子年と申年は、すぐに意気投合することができます。
考え方が似ているため、言葉にしなくてもわかり合うことができ、同じ方向に向かって歩むことも比較的行いやすいでしょう。
楽しいことが大好きで、嫌なことや苦手なことは我慢して続けることができないというところが似ているので、心地よいペースで一緒に進み続けることができ、結果としてゴールまで走り抜けることができる組み合わせです。
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子年（ねずみどし）の人と相性の良くない十二支は？
子年と相性が良くない十二支は午年、卯年、酉年の3つです。こちらも以下に解説していきましょう。
■子年と午年の相性
行動力はあるけれど打たれ弱い子年と、行動力があって打たれ強い午年は、一緒にいるとペースや考えにどんどんズレが生じてきて、最終的には距離ができやすい関係です。
相手よりも上に行きたい、多少卑怯な手を使ってでも相手を出し抜きたいという気持ちの強い子年と、同じく負けず嫌いでしかもプライドが高い午年では結局いがみ合うことになります。
ペースも合わないので、協力し合うこともできず、良きライバルとはなれません。
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■子年と卯年の相性
言いたいことは割とはっきり言う子年と、嫌なことがあってもぐっと我慢して表情に出すまいとする卯年は、一緒にいればいるほどストレスを感じやすくなる関係です。
子年から見れば卯年は何を考えているのかわからなくて同じ空間にいると居心地が悪く、卯年から見れば物言いがストレートすぎる子年に対して不快感を抱きます。
一緒にいると変に気疲れしたり、イライラしたりして落ち着きません。適度な距離を取っている方が賢明です。
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■子年と酉年の相性
「これがやりたい」と思ったらすぐに行動に移す子年と、じっくり考えてから実際の行動に移すことを良しとする酉年は歩調が全く合いません。
こだわりが強く妥協を許さない酉年は子年に合わせようとはせず、結局子年が譲歩する形になりがちです。しかし、負けず嫌いである子年も、それが長く続くと嫌になってしまいます。
そもそも物言いがストレートな子年はその気持ちを直球でぶつけますが、それでも譲らない酉年との間ではどうしても衝突が多くなります。
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まとめ
ここまで子年について、様々な観点から解説してきました。
子年は日本では「新たなことが始まる年、新たな運気のサイクルが開始する年」とされており、新たなことが始まり、それがどんどん拡大していく、繁栄の年になるとされています。そして、子年生まれの人は十二支の中で最も強い金運を持ち、頭の回転も行動も素早いことが最大の特徴です。その一方でややせっかちで地道な努力が苦手な一面も…。何事も最後までやり遂げる気概を持つことが、子年の開運ポイントと言えるでしょう。
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