酉年(とりどし)は十二支中、10番目に当たり、1933年、1945年、1957年、1969年、1981年、1993年、2005年、2017年が酉年でした。
酉=鶏は、犬猿の仲という言葉の元になった、神様のレースでの猿と犬のいさかいの仲裁をしたことから、その間の10番目になったと言われています。また、酉の字は酒壺を表す象形文字で、成熟や実りを表す縁起の良いものです。
酉には取り込むという意味もあり、その両方から商売繁盛の象徴としても大切にされているもので、「酉の市」はここから来たと言われています。
本日は酉年(とりどし)の歴史や由来、出来事や酉年の基本的な性質、男女別の特徴、相性の良い十二支、悪い十二支まで詳細に見ていきたいと思います。
目次
酉年の歴史と由来は?
十二支の順番を決める神様のレースにおいて10番目だったとされる酉年(とりどし)は、レースの最中に喧嘩をしている猿と犬の仲裁をしたことから、ちょうど猿と犬の間に収まっています。
この酉は鳥ではなく鶏(にわとり)ですが、これは天岩戸に閉じこもってしまった天照大神を外に出すために鶏の鳴き声を響かせたという故事に由来し、鶏が常世の長鳴鶏と呼ばれている神聖な動物だからです。そのことから、鶏は新しい時代や、何かの幕開けの象徴としてあがめられてきました。
また、酉の文字は酒壺を示す象形文字です。お酒は果実が熟成したものから成るため、酉という字も成熟や実りを表します。
このような理由から、酉は商売繁盛の象徴とも言われてきています。
現在でも11月には特に関東地方の神社やお寺で商売繁盛のお祭りとされる「酉の市」が開かれていますね。
酉年はどんな年になる?
酉年(とりどし)は、酉の文字が酒壺を表すことや、酉=鶏(にわとり)が常世の長鳴鶏と呼ばれるようになった逸話から、新しい時代や幕開けを表しています。
その言葉どおり、新たな時代に向けて物事が転換されていったり、新たな局面を迎えたりすることが多い年となります。
そのため、新しいことに着手するのはもちろんですが、リニューアルにも最適な年となります。今までなかなかうだつが上がらなかったものがテコ入れによって大きく花開いたり、今までのやり方が大きく変わり、まさに「新時代」「新体制」に向かって動き出したりというようなことが歴史上も多かったのが酉年です。
例えば、アメリカの初代大統領が誕生したのは酉年でしたし、トランプ大統領が最初に就任したのも酉年でした。現天皇・皇后両陛下が結婚の儀を行ったのも、実は酉年でしたね。
酉年(とりどし)の生まれ年は?
これまでの酉年(とりどし)の西暦は以下となります。ここでは少し先の年までまとめていきましょう。
1885年(明治18年) |
これまでに酉年(とりどし)にはどんなことが起きた?
酉年(とりどし)は新たな局面に向かう出来事が起こりやすい年です。
例えば、1933年にはヒトラーがドイツで政権を握り、日本は国際連盟を脱退しました。そして現上皇陛下誕生の年でもありました。
1945年は広島・長崎に原爆が落とされ、第二次世界大戦が終結を迎えた年です。ここから日本はまさに新たな局面へと踏み出しました。
1957年は日本観測隊が南極に昭和基地が建設され、日本初の原子炉臨界が達成された年です。特に原子力に関しては今は数も増え、何かと物議を醸しだしていますね。
1969年はアメリカで「アポロ11号」が初の月面着陸を達成し、まさに人類未踏の地への一歩が踏み出されました。日本人も固唾をのんで見守り、テレビ視聴率は平均82%に達しました。
1981年にはレーザーディスクやウォークマン2が発売され、チョロQが大ヒットしました。イギリスでは当時のチャールズ英皇太子とダイアナ妃の結婚式が行われています。
1993年には現天皇皇后両陛下の結婚の儀が行われ、新時代の幕開けを予感させました。
2005年には、日本が初めて人口減少に転じ、さまざまな政策転換の始まりの年となりました。
そして2017年は、現天皇皇后両陛下の即位が決定したのが記憶に新しいところでしょうか。さらにトランプ氏が初当選し、就任したのも2017年でしたし、同じ年に韓国でもが朴槿恵政権から文在寅政権へと移り変わりました。
このように並べてみると、酉年にはまさに新たな時代へと進んでいく節目となる出来事が起こっています。
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酉年(とりどし)の基本性格と特徴
酉年(とりどし)の人は頭の回転の速さと鋭い勘を持ち合わせていることが大きな特徴です。
社交性もあり、ウィットに富んだ会話を得意としていますが、時に自信家な面をのぞかせ、やや上からの物言いが出ることもあります。
いつも笑顔ですが常に冷静で落ち着きがあり、物事を一線引いて見ることができるので、どんなことに対しても的確な判断を下せます。そのため、冷めた印象を抱かれがちですが、内側には情熱を秘めています。ハードルが高ければ高いほど燃え上がるところもあり、冷静に計算しつつ、熱意を持って困難を乗り越えていきます。
また、人情家な一面もあり、人の気持ちに寄り添うこともできれば、困っている人を見ると放っておけず、一生懸命面倒を見てしまいます。
クールな外見からは想像できない部分を垣間見せるため、人によっては「二面性がある」という見方をする人もいます。
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酉年(とりどし)の恋愛傾向
酉年(とりどし)は、その社交性と会話の面白さから、異性からモテモテになることが多いです。
自然と人の輪の真ん中になることが多いため、注目度も高め。センスもよくおしゃれなので、恋愛対象となることも人一倍です。しかし、引く手あまたな分理想が高くなりやすいところがあります。
それでも、遊びの恋よりも本気の恋愛を求めていることから、お付き合いが始まれば一途に愛情を注ぎます。また、ベタベタ、イチャイチャすることも好きで、2人でいる時間をとても大切にします。
しかし、常に一線を引いたようなクールさがあるので恋人を不安にさせやすく、またお付き合いが始まってもモテモテなのか変わらないため、誤解されてしまうこともしばしばです。
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そのため、酉年の人は恋人に対し、普段から愛情をしっかり言葉にして伝える努力が必要です。
酉年(とりどし)男性の特徴は?
酉年(とりどし)の男性は、頭の回転が速く、行動力があります。
瞬時に物事の本質をとらえ、最適な結果を導き出せることによる行動の速さなので、見ていて安心感があります。また、それを理論的に説くのも上手。面倒見がよいために部下からは慕われ、その的確な判断力から上司にも一目置かれる存在になりやすいです。
そんな酉年の男性の恋愛は、まさに引く手あまたです。年齢問わず、酉年男性にあこがれを抱くでしょう。たくさんの人が近寄ってくる中でも、感情的にならずに冷静に話ができるタイプを好みます。
そのため、いきなりお付き合いに発展するよりは、友人としてお付き合いをし、その本質を見極めたうえで交際に至ることが多くなるので、末永く一緒にいられる相手を求めています。
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酉年(とりどし)女性の特徴は?
酉年(とりどし)の女性は、空気を読み、状況を把握する能力が長けています。
そのため、自然と周囲に気遣いができます。人に対する共感力も高く、面倒見も良いので、困っている人を見ると放ってけず、一生懸命にお世話をします。その愛情深さから、同性異性を問わず友人も多いです。
そんな酉年の女性の恋愛は、自分を包み込んでくれるような人を求める傾向があります。
自由でいたい、そして自分らしくいたいという気持ちが人一倍強い酉年女性ですから、それを理解し、手のひらで遊ばせてくれるような心の広いパートナーを求めています。
そのため、「そのままでいいよ」といって自分に自信を持たせてくれる人も大好きです。不安になって縛り付けるような人からは逃げたくなってしまいます。
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酉年(とりどし)の人に備わる仕事運や適職は?
酉年(とりどし)の仕事運は、どんな仕事に携わってもそれなりにうまくやれる幸運の持ち主です。
頭の回転の速さや判断の的確さを活かし、どんな仕事でもそつなくやってのけます。社交的で会話も上手、あっという間に輪の真ん中に入れるタイプなので接客も得意、営業に行っても上手に話をとりまとめます。プライドが高く、自分に自信を持っていることから責任感を持って物事に当たり、結果を出すので周囲からの評判も上々です。
そんな酉年の適職は何でも器用にこなすことができるので何でもOK、というところですが、その中でも生まれ持ったセンスや発想力を活かす芸術家企画出し、社交性とモテ度が活かせる接客や営業などで力を発揮することが多いでしょう。
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酉年(とりどし)生まれの金運は?
酉年(とりどし)の金運は、商売繁盛のイメージからとてもよさそうな気がしますが、実はいまいち安定のないものとなっています。
ついつい散財しがちな傾向があり、気づいたら「今月やばい!」となっていることもありがちです。
しかしながら、使ってピンチになったとしても、またどこからか入ってくるのが酉年です。特に仕事運が良いので、仕事をがんばっていれば次第に金運も上がってきます。
そんな酉年が財を増やすには、お財布にお金を入れず、天引きで貯蓄していくことです。手元にあると使ってしまうので、積み立ててしまいましょう。また、仕事に集中するとそこにのめり込んで使う暇がなくなり、気づいたら貯まっているという傾向もあります。
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酉年(とりどし)の人と相性の良い十二支は?
酉年と相性が良い十二支は丑年、巳年、辰年の3種です。
■酉年と丑年の相性
活発な酉年とおとなしくのんびりな丑年は、一見正反対のように見えて、責任感の強さや目標達成までの粘り強さなど、似ている部分が多々あります。
同じ目標を定めて向かって行くならば、この上ない強力なタッグを組むことができる、最高のパートナーになれます。
一緒にいるとお互いに足りない部分を補い合うことができるうえに、それぞれにない部分が互いの視野を広げてくれるなどメリットが多く、末永いお付き合いになりやすい相性です。
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■酉年と巳年の相性
酉年と巳年は考え方や物事のとらえ方が似通っているため、初対面で意気投合できます。
話し出すと話題が尽きず、ずっと2人の世界に入り続けられてしまいます。それはお付き合いが長くなっても変わらず、常に仲の良い2人となれます。
会話が深まれば深まるほどにお互いがわかり合え、また新たな発見もでき、常に新鮮さがあります。あうんの呼吸で協力体制を整えやすいので、恋人や友人としても、仕事仲間としてもよきパートナーとなれます。
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■酉年と辰年の相性
酉年も辰年も、頭の回転が速く聡明な部分がよく似ています。
また、夢や目標に向かって粘り強く突き進むことができるところも同じのため、お互いを程よく刺激しつつがんばり続けることができます。また、不思議にお互いのことを理解し合えるので、トラブルも起きにくい相性です。
そのようなことから、同じ目標に向かっていくうえでは最高のパートナーとなってくれます。辰年の勢いを酉年がほどよく抑えるようにできればバランスが良い関係を作れます。
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酉年(とりどし)の人と相性の悪い十二支は?
酉年と相性が悪い十二支は卯年、子年、酉年の3種です。
■酉年と卯年の相性
性格が正反対で、何かとぶつかりやすいのが酉年と卯年です。
考え方が違うため、会話もいまいち弾まず、一緒にいても何となくつまらない、ということが続きます。恋人同士であれば何を考えているのか見えず、不安になりやすいです。
加えて何事も相手に負けたくない、という気持ちがわきやすいので、変にいがみ合うような状態に陥りがちです。
酉年が一生懸命寄り添う姿勢を取ったとしても、なぜか距離が縮まっていかないのが卯年です。
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■酉年と子年の相性
意見の相違が多く、何かと激しい議論に展開しがちなのが酉年と子年です。
悪気なく発した酉年の言葉に対し、思ったことは言いたい子年が反応してしまうからです。
どちらも妥協をよしとせず、プライドの高さからなかなか折れないため、いさかいが長引いてしまうことも多いでしょう。
ただ、どちらもポジティブで前向きな性質を持っているので、一定の距離を保つことができれば何かを成し遂げるための仲間としては良い関係を築くこともできます。
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■酉年と酉年の相性
当然といえば当然ですが、似すぎている酉年同士は激しくぶつかり合います。似ているからこそ、相手の欠点も多々見えてくるし、はっきり言ってしまいます。
だからこそ指摘されると腹立たしくなり、絶対に譲りたくない気持ちが強くなりすぎて、ほかの人とは絶対にならないような激しい言い争いになってしまうことも。
特に距離が近くなればなるほど遠慮がなくなり、自分の気持ちを押し付けやすくなるので、恋人や親友にはなりにくい相性です。
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まとめ
ここまで酉年について様々な観点から解説してきました。
酉年の人はどんなことにも冷静な判断が下せる頭脳化であるため、一見クールな人に見られがちですが、実は熱い思いを秘めた人情家です。自信過剰になり過ぎて思わぬ失言に気を付けたりすることは必要ですが、自身の強みを活かせれば、大きな成功を活かすこともたやすいです。
そして、十二支が酉年になる1年は新しい時代が始まる年になります。酉年が近づいたら、時流の流れをよく読むことで、時代の流れに乗ることができるでしょう。
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子(ねずみ) | 丑(うし) | |
寅(とら) | 卯(うさぎ) | |
辰(たつ) | 巳(へび) | |
午(うま) | 未(ひつじ) | |
申(さる) | 酉(とり) | |
戌(いぬ) | 亥(いのしし) |