四柱推命の十干・十二支の意味|あなたはどのタイプ?性格を説明

生年月日を使う占いはたくさんあり、いろいろな名称を聞いたことがあると思います。

その中できっと聞いたことがあるであろう、四柱推命という占術。

四柱推命というものが占いである、ということを知ってはいるけれど、具体的にどんなものかわからないという方は案外多いのではないかと思います。

東洋の占いである四柱推命は的中率が高い占いとしても有名です。

そしてたくさんの組み合わせがあるので、とても詳細な結果を得られるということも人気の理由の1つです。

四柱推命で実際に占ってみると、いろいろな言葉が出てくるのですが、ここでは特に四柱推命で出てくる「十干」「十二支」について、詳しくお話ししていきましょう。

知っておくと占い結果を見るのがさらに楽しくなります。

四柱推命とは?

四柱推命は、中国で生まれた占いで、陰陽五行説をもとにしてつくられています。

その歴史は古く、中国では何と3000年以上前から使われていたと言われているのですね。

その的中率の高さから「占いの帝王」とも言われています。

四柱推命の四柱とは、生年月日プラス生まれた時間という意味であり、これを元にして命式というものを作成します。

生年月日だけでも見られますが、生まれた時間が明確だとなお詳細に占っていくことができます。

命式は、西洋占星術でいうところのホロスコープのようなもの。

ホロスコープはあなたが生まれた時の星の並びを表して人生や、持って生まれた運勢などを見ていくものですが、命式も同じです。

西洋占星術に比べて組み合わせ数がとても多いのが特徴といえます。

四柱推命の命式とは?

四柱推命で使われるホロスコープのようなものを命式と呼びますが、これについてもう少し詳しくご説明したいと思います。

生まれた年、月、日プラス生まれた時間を、それぞれ年柱、月柱、日柱、時柱と呼びます。

この4つの柱に、生年月日から割り出した「天干」と「地支」を当てはめて、あなたの命式が作られます。

この「天干」は10個あるので「十干」と呼ばれます。

そして「地支」は12個あるため、ご想像の通り十二支と呼ばれます。

十二支と言われるとぱっと思いつくのが、「ネズミ、ウシ、トラ…」の干支ですよね。

そう、地支は干支とも呼ばれる、私たちになじみ深いものなのです。

10個の天干と12の地支の組み合わせは60通りあるので、これを六十干支と呼んでいます。

単純に120と思ってしまいそうですが、ここは10と12の最小公倍数が使われています。

それぞれ命式の上段にあるのが「天干」、その下にあるのが「地支」と呼ばれています。

上が天、下が地と覚えると分かりやすいですね。

10種ある「十干」とはどんなもの?

十干は、古代中国の思想から生まれたもので、10日間を一区切りにして、1日ずつ名前をつけています。

「十干」は甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の文字通り10種類あります。

よく見ると〇〇え、〇〇と、のようにえ、と、と繰り返されていますが、漢字を当てはめるとえ、が「兄」、と、が「弟」になります。

十干の根底には「木・火・土・金・水」の五行思想があります。

そしてそれぞれの要素が陰と陽に分けられているのですね。

そして陰と陽のように相反する2つの要素が森羅万象を構成していると考えられています。

十干の場合は、兄が陽、そして弟が陰となります。

あなたは十干ではどのタイプ? そして、何がわかる?

では、具体的に十干から性格を見て、それぞれの性質を簡単に表してみましょう。

甲(きのえ)は真面目で明るく、思いやりと責任感のある人で、乙(きのと)は人当たりがよく、いつも大人しく穏やかで守ってあげたくなる人です。

丙(ひのえ)は細かいことを気にしないおおらかさを持つ太陽のような人で、丁(ひのと)は物静かで、落ち着いた雰囲気を持つ努力家です。

戊(つちのえ)は包容力があり、人からの信頼が厚い人情家であり、己(つちのと)は誰とでも仲良くなれる親しみやすさがあるけれど、ふらふらせず芯をしっかり持った人です。

庚(かのえ)は正義感とみなぎるパワーを持つ人で、辛(かのと)は繊細で感受性が強い完璧主義者です。

壬(みずのえ)は情熱的で柔軟性があり、人付き合いが上手な人であり、癸(みずのと)は引っ込み思案だけれど、順応性が高く、懐の深い人です。

それぞれが陽と陰、それぞれがお互いの光と影という構造がとてもよく出ている感じがしますね。

次に十二支について紐解きます

では次は私たちになじみの深い十二支についてお伝えしますね。

十二支は子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12種類の動物によって構成されています。

十二支の起源は紀元前の中国で、もともとは暦や時間を表すために使われ始めたものです。

そしてそこに動物の名前が当てはめられ、日本に伝来したようです。

十二支、干支というと私たちは日本古来のものと思ってしまいますが、実は違うんです。

四柱推命では、命式の地支にあたる十二支で、自分の人間関係や相性を見ていきます。

時々見かける干支の占いとはまた違う楽しさがありそうですね。

 

あなたの十二支は何?

さて、ではあなたの干支がどんな意味を持つのかを見ていきましょう。

子(ね)は子だくさんなことから子孫繁栄の意味を持ちます。

丑(うし)は誠実さや粘り強さを表し、寅(とら)は勇猛さや決断力の高さを示しています。

卯(う)はその跳躍力から飛躍という意味があります。

辰(たつ)は権力の象徴であり、巳(み)は脱皮を繰り返して大きくなることから、生命や再生の象徴と言われています。

午(うま)は健康や豊作の意味を持っており、未(ひつじ)は家内安全を示しています。

申(さる)は頭の良いイメージ通り、賢者、賢さという意味があります。

酉(とり)は商売繁盛、戌(いぬ)は忠実さ、そして亥(い)は猪突猛進という言葉からも分かるように、一途で情熱的という意味を持ちます。

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六十干支について

日本では「干支(かんし、えと)」というと、自分が生まれた年の十二支のことを言います。

しかし四柱推命で使う命式を出すために使うものは十二ならぬ六十!

実は10種類の天干(てんかん)と、12種類の地支(ちし)を組み合わせたものを「干支(かんし)」と呼ぶのです。

念のためご説明すると、天干は十支とも呼ばれる、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸で、地支は子から亥までの、私たちにはおなじみの十二支のことです。

そしてその組み合わせが全部で60通りあるので、これを「六十干支」と呼びます。

ちなみに「還暦」って60歳のことですよね。

この60通りの組み合わせを一通り巡って生まれた年の干支に還るということで「還暦」なんですよ。

 

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ここまでは、四柱推命をするなら知っておきたい、基礎的な用語についてご説明してきました。

この「十干」「十二支」はいずれもあなたの生年月日から導くことができるものです。

そして、四柱推命では生年月日を使って命式を出し、そこからあなたという人間をじっくり占うことができてしまいます。

あなたがもともと生まれ持つ運勢や、あなたの本質などが丸見えになっちゃうのです。

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甲(きのえ) 乙(きのと)
丙(ひのえ) 丁(ひのと)
戊(つちのえ) 己(つちのと)
庚(かのえ) 辛(かのと)
壬(みずのえ) 癸(みずのと)