『陰陽五行』とは何?四柱推命占いの五行思想や陰陽五行説を解説

占いというものは和洋中、そして古いものから新しいものまであり、本当にバラエティに富んでいます。

今日はその中から古代中国で生まれ、その的中率の高さから今なお活用されている四柱推命と、そのもととなった五行思想と陰陽五行説についてご紹介したいと思います。

四柱推命は古代中国で誕生した占いで、その的中率はずば抜けていると評判で、「占いの帝王」とも呼ばれている長い歴史を持つ占術です。

陰陽五行説を元にしてできたと言われている、中国に古くから伝わる占い・四柱推命でぜひあなた自身を占ってみましょう。

そして四柱推命の占い結果を活用して、どうやったらあなたの運気が上がり、快適で幸せな日々を送れるかを見ていきましょう。

まずは四柱推命と陰陽五行説について、簡単にご説明します

四柱推命は古代中国で誕生した占いで、その的中率はとても高いと評判です。

その素晴らしさから「占いの帝王」と呼ばれています。

そしてその大本となったと言われているのが、陰陽五行説です。

実はこれ、五行説陰陽説の2つが組み合わさったものなのです。

万物は木、火、土、金、水の5つの要素から成り立つという五行説と、森羅万象は陰と陽の要素から成り立つとされるのが陰陽説です。

そしてこの2つを合わせて陰陽五行説と呼ばれているのですね。

万物と森羅万象はどちらも「宇宙に存在するあらゆるもの」というような意味ですから、それを組み合わせたらすべてのものについて説明できる、すべてを網羅できる、と昔の人は考えたというわけです。

四柱推命の「陰陽五行」という要素について

森羅万象は木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の5つの要素に分類できるという考え方を「五行説」といいます。

そしてこの5つがそれぞれ陰と陽に分かれるので、10分類となりますよね。

この10分類が四柱推命の十干(甲、⼄、丙、丁、戊、⼰、庚、⾟、壬、癸)に割り当てられます。

この十干はそれぞれ甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、巳(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)壬(みずのえ)、癸(みずのと)と読みます。

このえ、と、はそれぞれに漢字を当てはめると兄、弟となるのですね。

これは陰陽を表しており、兄が陽弟が陰です。

漢字が変わってしまうので「?」となることもあるかもしれませんが、読み方の方に注目してみましょう。

甲(きのえ)は木の兄、きのえなので、木(もく)の陽の性質、というように理解することができます。

そして庚(かのえ)は金の兄、かのえです。

それ以外は読んでそのまま、ということなのでわかりやすいかと思いますよ。

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中国で生まれた陰陽五行は日本にも影響

陰陽五行は中国で生まれたものではありますが、実は日本にも多くの影響を与えています。

例えば、私たちになじみの深い七五三。

3歳、5歳、7歳の子どものお祝いをしますよね。

実は陰陽説によれば、3、5、7などの奇数は陽の数字です。

陽の数字は縁起がよい、とされているため、七五三でお祝いをするのです。

また、なじみ深い土用のうなぎも実は陰陽説。

夏の火の気を中和するために水の気を持つ牛を食べるようということでしたが、牛は高価だったので、同じ「う」始まりのうなぎにしたということです。

だからうなぎの日と呼ばず、「土用の丑の日」だったんですね!

そう言われて思い返すと、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句も、すべて奇数ですよね。

 

五行のバランスが大事

5つの要素である「木・火・土・金・水」

それぞれのイメージを簡単に説明すると、「木」は東の方角。

そして自然のもの、草花や木のように成長するものを表します。

「火」は南の方角を示し、火のように明るく輝くものや熱さを表します。

「土」は中心を示し、万物をはぐくむ源や自分自身がいる場所を表します。

「金」は西の方角を示し、硬く凝縮されたエネルギーや宝石、石を表します。

「水」は北の方角を示し、水のように生き物に欠かせないものを表します。

人間は誰でも、この中のどれかのエネルギーを持っています。

そして、その人がどの五行の要素をどれだけ持っているかが、その人の運勢や相性に大きく影響します。

自分にどういう感情が生まれやすいかがわかり、体のどこにトラブルが起きやすいかまでも見えてしまうと言われます。

さらに、何をどうしたらそれを改善できるのかもきちんと見えてくるのが四柱推命なのですね。

もちろん、理想はそれぞれの要素のバランスが取れた状態です。

 

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陰陽五行で見る、相性のいい組み合わせ[相生]

「木・火・土・金・水」の五行には、良い影響を与える関係が存在します。

それを相生(そうしょう)と言います。

相手を助けたり、生み出したりする関係のものといえばイメージがわくかもしれません。

例えば、木はこすれて火を起こし、燃料になって火を燃やすことができます。

火は何かを燃やし、その結果として灰と土を生み出します。

鉱物が土の中から発見されることでもわかるように、土は金を育てています。

石や宝石、金属類は冷たいので、その表面に水を生み出すことができます。

そして当然のように、水は木を育てるために欠かせません。

5つの要素「木・火・土・金・水」をこの順番を崩さず、それぞれ五角形の頂点にして図を作るとこの関係がとてもわかりやすくなります。

陰陽五行で見る、相性のよくない組み合わせ[相克]

万物には陰と陽があります。

良い影響を与える関係である相生(そうしょう)があれば、悪い影響を与える関係もあるわけです。

それを相克(そうこく)と呼びます。

これは相手を傷つけ潰してしまったり、反発し合ったりする関係と言われます。

木は、育つ時に土の養分を吸い取りますから、土は痩せてしまいます。

火は金属を溶かしてしまいますよね。

土は流れ出て水を汚してしまいます。

金はのこぎりのような金物に変化し、木を切ってしまいます。

そして水は火を消してしまいます。

5つの要素「木・火・土・金・水」をそれぞれ頂点として五角形を作り、その中に木から土、土から見ずと一筆書きの星を描くと、それがまさに相克(そうこく)の関係を表すことになります。

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