十二支とは?
十二支とは子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類の動物を指します。現代では子年(ねずみどし)、丑年(うしどし)とその年を表すことが多いですが、かつては時刻や方位を表すこともありました。
また、十二支が十二種類になっているのは木星が太陽の周りを十二年の周期で周ることに由来します。そのため、古代中国では「十二」という数字が非常に大切な数字となり一年間を十二か月、一日は午前と午後の十二時間、十二時間となったようです。
十二支の動物別の特徴とは?
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二種類の動物で構成されている十二支は、生まれ年の動物別に異なる特徴を持っています。そのため、生まれ年の十二支の特徴を知ることで、自分の生まれ持った基本性格や本質を知る事ができます。
子年(ねずみどし)の特徴は?
子年は明るくて社交的というのが大きな特徴で、五行は水で陽の性質を持ちます。
また、子年は一つの事をコツコツと取り組むことができる努力家でもあります。投げ出しそうになっても、諦めずに続けることが成功のカギとなるでしょう。
また、基本的に温厚で親しみやすい性格を持っていますが、ストレスを溜め込みやすい一面もあります。溜め込んだストレスが一気に噴き出してしまうこともあるので、リフレッシュを忘れないようにしましょう。
丑年(うしどし)の特徴は?
丑年はマイペースでおっとりしたように見えて、実は芯がある努力家です。五行は土で、陰の性質を持ちます。
忍耐強くコツコツとした努力を重ねることが得意で、周囲に流されて自分のぺ−ス崩すことはまず無いでしょう。
やや、スロースターターな一面もあり、人よりも若干遅れを取ることもありますが、持ち前の能力で確実に成功を手にすることができます。
寅年(とらどし)の特徴は?
寅年は人一倍のチャレンジ精神と向上心、情熱を持っていることが大きな特徴です。五行は木で、陽の性質を持ちます。
どんな困難に直面しても諦めずに乗り越える力も持ち合わせています。エネルギッシュな一面や困難を乗り越える姿勢は自然と人を惹き付けることもあるでしょう。
ただ、人に助けを乞うことが苦手な一面があり、1人で悩みを抱え込んでしまう一面もあります。胸の内を話せる存在を持つことで、気持ちも軽くなり、過ごしやすくなります。
卯年(うさぎどし)の特徴は?
卯年は楽天的で愛嬌があり、多くの人から好かれることが最大の特徴で、五行は木で陰の性質を持ちます。
また、器用で要領も良いので、初めてのことも難なくこなせる力もあるので、世渡りも上手と言えます。気が付いたら多くの人に囲まれていた、なんてこともあるでしょう。
ただ、自分の内面を明かすことが苦手なので、心の底から信頼できる人は多くありません。その一方で寂しがり屋な一面もあります。
辰年(たつどし)の特徴は?
辰年は感性が豊かで常識に囚われない発想力と、新しい物を積極的に受け入れることが出来る柔軟性を持つことが大きな特徴で、五行は木で、陽の性質を持ちます。
基本的にはさっぱりとした、裏表の無い性格のため、組織のリーダーのような人を引っ張る役目も向いています。ただし、熱しやすく冷めやすいこともあるので、最後まで物事をやり切ることを意識すると良いでしょう。
巳年(へびどし)の特徴は?
巳年は冷静沈着でクールで、冷淡な人間と思われがちですが、実は頭の回転が早く、とてもユーモラスな性格をしています。五行は火で陰の性質を持ちます。
初対面の人と接することはあまり得意ではないですが、慣れてくるとその人自身の魅力を最大限に発揮することができるでしょう。また、非常に成果に対する執念を持ち合わせており、自分自身が納得できるまで突き詰める職人気質な一面もあります。
午年(うまどし)の特徴は?
午年は好奇心旺盛で活動的、誰に対しても優しい人気者タイプで五行は火で、陽の性質を持ちます。
多くの知識や経験があるので、人を楽しませることも得意です。ただし、誰に対しても友好的な性格のため騙されやすい一面もありますのでご注意を。
また、同じことを続けるよりも、新しいことに取り組みたくなるため、長期的に物事を続けることが苦手なので、短期集中で取り組むと良いでしょう。
未年(ひつじどし)の特徴は?
未年は温厚で柔和な雰囲気を持つ、愛情深い博愛主義者です。五行は土で陰陽は陰の性質を持ちます。
純粋に人と仲良く平和に過ごしていきたいと思う心も備わっていますが、それが八方美人に見えることもあるので、時には自分の主張をしっかりと伝えることも大切です。また、非常に慎重な一面もあり、石橋を叩いて渡るタイプと言えます。
普段は温厚で慎重派ですが、ここぞという場面や土壇場ではとてつもない力を発揮することができるので、縁の下の力持ちとして活躍することも多いでしょう。
申年(さるどし)の特徴は?
申年は好奇心旺盛で情報収集力に優れた、お話し上手のムードメーカーと言えます。また、五行は金で陰陽は陽の性質を持ちます。
人を引き寄せる魅力に溢れた人でありつつ、人に認められることも好きなので、そのための努力は惜しみません。
しかし、悪い方面にその特徴が出ると「人たらし」となってしまうこともあります。本当に好きな人、離れて欲しくない人にはきちんと接することを忘れないでください。
酉年(とりどし)の特徴は?
酉年は頭の回転が早く、コミュニケーション能力や行動力に優れているのが最大の特徴です。また、五行元素は金、陰陽は陰の性質を持ちます。
頭の回転の早さから発想力も抜きんでており、それを形にするための行動力にも優れています。コミュニケーション能力の高さから一見、朗らかな印象を与えることも多いですが、内面には情熱や執念を持っており、二面性があると思われることもあります。
また、元から備わった能力が高い分、色々なことに手を出すこともありますが、中途半端にならないようにしましょう。
戌年(いぬどし)の特徴は?
戌年は礼儀正しさと、親切心に溢れていることが大きな特徴で、多くの人に愛される性格を持ちます。五行は土で、陰陽は陽となります。
さらに一途な性格も強く、恋人や伴侶、家族に対しては溢れんばかりの愛情を注いでくれます。ただその一方でコミュニケーションはやや苦手な一面もあり、自分の思いを伝えきれないこともあります。
また、正義感が強く、曲がったことが許せないことも。頑固になりすぎないことや思い切って自分の考えを発することで、落ち着いた生活を手にすることができるでしょう。
亥年(いのししどし)の特徴は?
亥年はパワフルでエネルギッシュな性格でありつつも、真面目で素朴な一面があります。五行は水で陰陽は陰となります。
どんなことにも熱心に取り組み、コツコツと最後までやり遂げる性質から多くの人に慕われます。ただ、時には真面目な性格が頑固さに転じてしまうこともあります。柔軟さを取り入れることで上手にバランスを保つことができるでしょう。
ただ、普段から相手の感情を察知することは得意なので、トラブルを未然に防ぐことが出来るので、大きな問題は発生しずらいと言えます。
子年はどのような運勢の年になる?
子年は「新しい始まり」や「再出発」を象徴する年です。十二支のトップバッターであることから、物事の種まきや計画立てに最適な時期とされます。
運勢的には、変化や新たなチャレンジがテーマとなり、これまで停滞していた流れに動きが出やすくなります。特にビジネスや人間関係においては、新しい出会いやスタートの機会に恵まれるでしょう。
一方で、勢いに任せすぎると計画が空回りしやすいため、焦らず着実に進めることが大切です。また、子年は「水」の性質を持つため、直感力や情報収集がカギになります。冷静な判断力を持ちながらも、柔軟な姿勢で変化に対応していくことで、好運を引き寄せられるでしょう。
丑年はどのような運勢の年になる?
丑年は「努力と忍耐」の年とされ、コツコツと地道に積み重ねることが運を開く鍵となります。
目立った変化は少ないかもしれませんが、裏では確実に成果が蓄積されていく年になります。特に前の子年で始めたことを育てるにはぴったりのタイミングで、継続や根気が評価される一年となるでしょう。
焦って結果を求めるよりも、一歩一歩進む姿勢が大切です。人間関係も堅実さが求められる時期で、信頼を築くことで良い縁がつながります。また「土」の気が強まる年なので、体調管理や生活習慣の見直しにも適しています。
寅年はどのような運勢の年になる?
寅年はエネルギーと冒険心が高まる「挑戦と行動」になります。
新しいことにチャレンジしたり、大胆な決断を下すのに最適な運勢が巡っています。勢いがあり、思い切った行動が運を開く流れになります。仕事でもプライベートでも、自分の意思を明確に示すことで、道が開けやすくなります。
ただし、突っ走りすぎると失敗や摩擦の原因になりがちです。寅年は「木」の気を持ち、成長や発展を意味する一方で、バランスを取る冷静さも求められます。直感と理性をうまく使い分けて行動すると吉です。
卯年はどのような運勢の年になる?
卯年は「飛躍」や「成長」が象徴とされる年になります。
これまで努力してきたことが芽を出し、形となり始めるタイミング。穏やかさの中にも確かな前進が感じられ、特に人間関係や仕事面での発展が期待できます。チャンスが巡りやすく、周囲との協調を大切にすることで大きな成果を手にできるでしょう。
また、卯年は「木」の性質を持ち、若葉が伸びるように、新しい挑戦や方向転換にも運が味方しやすい時期です。優しさや思いやりが評価される運気でもあるため、対人面では柔らかい対応が鍵となります。穏やかさの中に確かな成長が宿る、まさに“次のステージへ進む”ための一年といえるでしょう。
辰年はどのような運勢の年になる?
辰年は「変革」と「発展」を象徴する年になります。
理想を高く掲げることで大きな飛躍が期待できる一方、現実とのギャップに直面しやすい年でもあります。新しい挑戦には追い風が吹きやすい反面、過信や準備不足には注意が必要です。
辰は唯一の架空の存在「龍」を表す干支であり、スケールの大きな目標や夢を描くのにふさわしいタイミング。成功の鍵は、夢を夢で終わらせず、しっかりとした行動に移すこと。環境や立場に変化が起こりやすい年でもあるため、柔軟に対応できるかどうかが運勢を左右します。
巳年はどのような運勢の年になる?
巳年は「復活」と「再生」を象徴する年になります。
これまで積み重ねてきた努力が実を結び始め、過去に一度終わったことが再び形を変えて動き出すような出来事も増えるでしょう。長いトンネルを抜け、ようやく光が差し込むような感覚を味わう人も多いはずです。
また、巳年は脱皮を繰り返す“蛇”が象徴であることから、「古い自分を手放し、新しい自分に生まれ変わる」ことにも適した年です。中には、まったく新しいことを始める人もいるでしょう。変化の流れを恐れず、過去の経験を土台にして新たな一歩を踏み出すことで、真の成長と成果を手にできます。
午年はどのような運勢の年になる?
午年は、これまで積み重ねてきた努力や挑戦が実を結びはじめ、成長が安定に向かう年になります。
激しい変化の波がひと段落し、物事が形を成し始める年です。走り抜けてきた道のりを振り返りながら、手応えや達成感を感じられる人も多いでしょう。
特に仕事や人間関係において、信頼や成果が具体的な形となって現れやすく、自信を持って進めるようになります。また、午年は「火」の性質を持ち、情熱を持ちながらも、落ち着いて物事に取り組むことができる年。大きな勝負よりも、今ある基盤を整えたり、次の目標への準備を始めるのに適した時期です。着実な歩みが、次の飛躍につながっていくでしょう。
未年はどのような運勢の年になる?
未年は、「成熟に向かう直前の段階」を迎える年になります。
これまで育ててきた物事が、あと一歩で豊かに実りそうなタイミングにあり、まさに“踏ん張りどころ”とも言えるでしょう。途中であきらめず、最後まで粘り強く取り組むことで、確かな成果や幸福を手に入れることができます。
特に、努力が形になるには時間がかかるかもしれませんが、焦らず着実に進むことが成功のカギとなります。未年は「土」の性質を持ち、安定や実りと相性が良い干支です。人間関係や生活基盤もゆっくりと整いはじめ、心の安定を実感できる場面も増えるでしょう。静かな成長と充実感を大切にすることで、大きな喜びへとつながる一年です。
申年はどのような運勢の年になる?
申年は「変化」と「知恵」が活発になる年です。
臨機応変に物事へ対応する力が求められ、柔軟な発想と素早い行動力が成功の鍵を握ります。頭の回転が早くなり、コミュニケーション運も高まるため、人脈づくりや新しいネットワークの構築にも良いタイミングです。
ただし、気が散りやすく、ひとつのことに集中しにくい傾向もあるため、優先順位を見極めながら行動することが大切。申年は「金」の気を持ち、知識や技術の活用が運気を高めます。学んだことをすぐに実践に移すと成果が出やすくなります。
酉年はどのような運勢の年になる?
酉年は「転換」や「節目」を象徴する年になります。
これまで取り組んできたことに一区切りがつき、新たな局面へと進むタイミングとなるでしょう。時代や環境が変化する中で、古い価値観を見直し、新しい方向性へと切り替えることが求められます。
酉年は「金」の気を持ち、完成や収穫のエネルギーが強まるため、過去の努力が報われる一方で、次のステージに備えた取捨選択も重要になります。人間関係や仕事などで節目を感じる場面が多くなるかもしれませんが、それはより良い未来への準備期間。過去にこだわらず、柔軟な姿勢で前を向くことで、変化が追い風となる一年になるでしょう。
戌年はどのような運勢の年になる?
戌年は、これまでの努力や積み重ねが一段落し、「収穫を終えた満足感」を味わうことができる年になります。
結果が出そろい、達成感を得られる場面が多くなる一方で、「次はどう動くべきか」と、これからの方向性をじっくり考えるタイミングでもあります。慌てて次の行動に移るよりも、一度立ち止まり、自分にとって本当に必要なものは何かを見つめ直すことで、より豊かな未来への道が開けていきます。
戌年は「土」の性質を持ち、安定と誠実さに縁がある年。人との信頼関係を大切にしながら、心身のバランスを整えることで、次の流れをスムーズに迎えられるでしょう。内面の充実を図ることが、運気上昇のカギになります。
亥年はどのような運勢の年になる?
亥年は「終わりと始まりが交差する」年になります。
十二支の最後にあたるため、一区切りとなるタイミングでもあり、次のステージに向けた準備の年とも言えます。勢いよく突き進む力が高まる反面、周囲の状況を見落としやすくなることもあるので注意が必要です。
亥年は「水」の気を持ち、内面の浄化や感情の整理に適した年です。直感や感受性が鋭くなり、芸術面やスピリチュアルな活動にも縁があります。無理に動くよりも、自分の気持ちに正直になり、心の整理をつけることで、次の流れがスムーズになります。
干支(十二支)についてさらに詳しい説明はこちら
十二支の支合とは?
十二支の支合とは十二支が特定の組み合わせになると、五行の性質が変化して、別の五行の性質が強まる組み合わせを指します。支合の組み合わせは異なる五行の性質が掛け合わさることで、新しい五行が発現したり、片方の五行の性質が大きく変化します。
支合は五行の持つエネルギーが自然に結びつくため、非常に良い相性となります。そのため、支合する相手とは価値観やライフスタイルが合いやすく、自然とお互いを支え合える関係を築くことができます。
十二支の支合する組み合わせと相性は?
十二支の支合する組み合わせは、子と丑、亥と寅、卯と戌、辰と酉、巳と申、午と未となります。それぞれの組み合わせで生じる(高まる)五行と相性が異なりますので、下記にまとめていきます。
子と丑の支合
子(水)と丑(土)が支合すると、土の五行が高まります。この支合の組み合わせはお互いの持つ「コツコツと目標に向かう姿勢」を助長させます。共通の目標を持つことで、お互いに協力し、切磋琢磨しあうことができます。
恋愛では大らかな愛を育むことができ、落ち着いた心地よい関係を築くことができます。結婚後はより「土」の力の性質を受け、固い絆で結ばれた温かい家庭を築くことができます。
亥と寅の支合
亥(水)と寅(木)が支合すると、木の五行が高まります。木の五行が高まることで、お互いに支え合い、成長を続けていく相性となります。亥の持つコツコツとゴールに向かう姿勢を寅の持つ引っ張っていく力が合わさることで、お互いの良さを引き立て合うことが出来ます。
恋愛ではお互いにストレートな愛情表現を得意としているので、情熱的な関係となります。結婚後はお互いに尊重し合うことができ、共に成長できる関係となり、強い絆を育むことができます。
卯と戌の支合
卯(木)と戌(土)の支合は火の五行を生じさせます。火の五行が高まることで、常に情熱を注ぎ合える相性となります。卯も戌もそれぞれが方向性の異なる優しさを持っていますが、そこに火の五行の力が加わり、お互いに支え合い、リスペクトし合える関係となります。
恋愛はもちろん、結婚後もお互い愛を注ぎつつも、依存して共倒れになることもないので、かなり良い相性と言えます。
辰と酉の支合
辰(土)と酉(金)が支合すると、金の五行が高まります。この相性はお互いの違いを理解し受け入れ、一番の味方になる相性と言えます。大きく目標に進んでいく辰を、面倒見が良い酉が支えることで、最高のパートナーとなります。
恋愛では落ち着いた大人の恋愛を楽しむことができ、先を見据えた関係を築いていくことができます。結婚後もその相性の良さは変わらず、お互いの事を心から信頼することが出来るので、安定した関係築くことができます。
巳と申の支合
巳(火)と申(金)が支合すると、水の五行が生じます。巳は火の五行を持ち、冷静沈着な性質をしています。対して申は金の五行で活発なムードメーカー。一見、合わないように見えますが、新たに水の性質が発現することで、お互いの良さを引き立て合うことになり、周囲にも良い影響を与えます。
恋愛ではお互いに思いやり、包容力のある関係を築くことができますし、結婚後はお互いに異なる視点で物事を捉えながらも、反発しない関係を築くことができます。
午と未の支合
午(火)と未(土)が支合すると、火の五行が高まります。人気者タイプの午と博愛主義で大きな優しさを持つ未は情熱を与えつつも安心感を与えられる関係となります。そして、火の五行が高まることで、未知の世界へ突き進む相性となるでしょう。
恋愛では飾らない、自然体でいられるので、非常に居心地の良い安心感のある関係を築くことができます。結婚後は火の影響もあり、笑顔が溢れる明るい家庭を築くことになります。
干支が同じ人は性格も同じ?
干支が同じ人は、似たような性格や価値観を持っていることも多いですが、必ずしも性格がそっくりになるわけではありません。実際には、生まれた「月・日・時間」によっても運勢や性格の傾向は大きく変わります。四柱推命ではそれぞれ、月柱・日柱・時柱として捉え、人生のステージや本質的な性格、内面の動きなどを読み取っていきます。
たとえば、同じ「戌年」でも、火の性質が強く出る人と、水の性質が強い人では、行動や物事の捉え方に大きな差が出てきます。つまり、干支が同じというのは似たような空気感や傾向を持ってはいるが、実際の性格は異なるという場合も多いのです。
干支占いと四柱推命の関係は?
干支占いと四柱推命は、どちらも「干支(えと)」の考え方を元にした占術ですが、本質や運勢を読み解く深さや使い方が異なります。
干支占いは、主に「生まれ年の十二支(ね・うし・とら…)」を使って、その人の性格や相性、運勢をざっくりと見るもので、手軽に占うことができます。
一方の四柱推命は、生まれた「年・月・日・時間」から命式を作る占いです。性格・適職・結婚・人間関係・人生の転機などを細かく読み解くことができる、非常に緻密な占術です。
つまり、干支占いは四柱推命の一部とも言える存在で、より詳しく自分を知りたいなら、干支だけでなく、四柱推命の命式全体を見ることが重要です。